recovery012 自分の障害について学ぶ

こんばんは。精神科通いのバ美肉ブロガー、次無つぐないゼッカです。

前回の記事の通り、精神科での検査を受け、自分が典型的なアスペルガー症候群なのだと知ることができました。

生きづらさというべきか息苦しさというべきか、自分の感じていた閉塞感、自分自身の異常性について、その原因がわかったわけです。

せっかく、自分に障害があることがわかったのなら、次にすべきことは、その障害を持ってどう生きるか模索することです。

お医者様からは「アスペルガーに関する本を1冊読んでみてください」と言われていますので、まずは本を読んで、己の障害について学ぶことにしました。

とりあえず何から読んでみればよいか迷ったので、Amazonでテキトーな本を1冊購入しました。
「こころライブラリー イラスト版 大人のアスペルガー症候群」という本です。

内容としては、アスペルガー症候群の大人がどのような背景で、社会においてどう困ってしまうのかということが主に書かれています。
これらに対してどのように対策していけばよいかということを知りたかったのですが、本書では、その点にあまり分量が割かれていない印象です。

困りごとについて、「あるある」と共感する一方で、その対応策があまり書かれていない為、「結局どうすればよいの?」と頭にクエスチョンマークを浮かべながら読んでいました。

視覚的情報を処理しやすいらしいアスペルガー症候群の人間に向けてなのか、イラストや図を多く使っている本です。
おかげで、文章があちらこちらに散らばっていて、個人的には集中できず、読みづらかったです。

本自体の真四角なサイズ感も、いまいち本棚に収めづらく、不便です。
妻も「なんでこんな絵本みたいなサイズなの?」と言っていました。

本への文句はさておき、せっかく読んだ甲斐はあり、この本から学ぶことはあります。

自分がこれまで抱えていた困りごとや悩みが、障害に由来しているものなのだと認識したり、何気ない自分の振るまいが、一般的には異常なのだと知ることができたり、収穫はありました。

本に書いてあった内容によれば、アスペルガー症候群の特徴は大きく3つの特性に分けることができるそうです。

◆「たとえ話を本気にとる」「人の話を聞けない」などのコミュニケーションの特性
◆「人と共感しない」「社会常識が身につかない」などの社会性の特性
◆「臨機応変な対応ができない」「融通がきかない」などの想像力の特性

本の中では、よい部分もあるとされていますし、特性という呼び名でオブラートに包まれてはいますが、言ってしまえば、これらは問題になり得る異常性ということです。
これら特性について、自分の身にどのように発現しているかを考えるべきです。

思った通りのことを口にする。独特の感じ方をする。言葉を言葉通りに受け取って、そのウラのある他人の意図を読み取れない。
これらがコミュニケーションの特性だそうです。

なるほど、思い当たることはあります。

嘘も方便とは思いつつ、基本的に嘘を嫌い、自分で話す際は、隠し事はしても嘘はつかないというルールを設けています。
これを指して、バカ正直に思ったことを口にしていると言われてしまえば、反論の余地はありません。

一方で、言葉のウラにある他人の意図については、読み取ろうという努力はしています。
もともとのネガティブな考え方が働いて、悪い方向に想像をしてしまうという問題はありますが・・・・・・。

いずれにせよ、これまで生きてきて、人間関係トラブルを何度か起こしているので、コミュニケーション能力に問題があるのは間違いありません。

友達ができず、それを寂しいとも思わない。よく言えば、人に流されない。
これらの社会性の特性に関しては、まあ、その通りです。

小中高と友達“らしき”人がいた時期はありますが、卒業すれば疎遠になって関係は切れましたし、現状は友達と呼んでよい相手が見つかりません。
(よくしてくれるネット上の知り合いがいますが、友達と呼ぶべき間柄とはまた少し違うように思います)

わたしが次無つぐないゼッカと名乗るようになる少し前のこと。
認められたい、好かれたい、友達になりたいと思った相手はいました。

どうすれば相手の役に立てるか考えて、日頃から行動に移していても、ほかの人に先を越されるばかりで、わたしはついぞ友達と呼んでもらえませんでした。
そこに嫉妬心はありますが、寂しさはないのかもしれません。

元来、ひとりで過ごす時間に安らぎを覚える性分ですから、何が何でも友達は絶対必要! とは思っていません。

一時、職場で“冷たい人”と言われていた頃がありますので、共感力の欠如や社会常識のなさもあるということでしょう。

好きなことに対して集中力を発揮する。興味が偏っていて、頑固。
こういった想像力の特性についても、言われてみれば、なんとなく当てはまるように感じます。

集中力については常に散漫なのでさておき、興味の偏りについては、間違いなくあります。
世の中に知らないことが山ほどあるにも関わらず、それらについて知ろうともせず、自分の好きなことだけ追い求めるというのは、興味の偏りというべきものでしょう。

自分と関わりのない他人の話と、興味のある話題とでは、聞く際の気の持ちようが随分違います。

臨機応変に対応できなかったり、融通がきかなかったりするのかと言われると、まあ、それも当てはまるでしょう。
楽しみにしていたデートの予定が中止になったり、予定のある休日に仕事が入ると、落胆したり不機嫌になったりします。

本だけでなくweb上の情報も参考にしたのですが、アスペルガー症候群の特性として、強いこだわりやマイルールを持つことが多いようです。
これが自分に当てはまるのかどうかと考えてみて、思い当たることが無いではないです。

洗濯物の干し方や、洗った食器の並べ方、ゴミ袋の詰め方など、家事の中に「この作業はこういう風にやる」と自分で決めていることがあります。
わたしなりに効率や機能性を考えて決めているものですが、もしかしたら、これらは障害由来の“こだわり”なのかもしれません。

平日の昼・夕食のメニューが毎日固定なのも、「別に飽きないから、これでよいか」と思ってのことですが、傍から見ればマイルールということになりそうです。

ほかには、使い慣れた道具やお気に入りの食器が壊れてしまった時に数日間落ち込んだり、モノに対して強い愛着を持つのも、“こだわり”といえるでしょうか。

障害自体は心の問題ではないとされる一方で、障害によって引き起こされるトラブルなどを経て、精神疾患になることがあるそうです。

本には「アスペルガー症候群の人は、日々の生活に多くの困難を抱え、強いストレスを感じています。」と書かれていました。
わたし自身が「多くの困難」や「強いストレス」を実感しているかというと、何ともわかりません。

なにしろ、異常性を自覚しつつも、ずっとそれが当たり前だったので、困難やストレスといったものも、自分の不出来さ故の因果として当たり前に受け入れていました。

ただ、現状において、実際に、わたしは精神科患者になっているわけです。
人間関係トラブルが原因のうつ状態がきっかけなのですから、これはアスペルガー症候群の二次障害としての精神疾患という見方ができるでしょう。

お医者様から「典型的」と言われているだけあって、本に書いてあるとおりの障害の典型例のようになっています。

こんなところで模範的な優等生にならずともよいのにと、我ながら思ってしまいます。
変なところで生来のマジメさが出ていますね。

とりあえず、お医者様の言葉にならって、自身の障害に関する本を1冊読んでみて、得るものはありました。

本に書いてあるのは、わたし個人のことではなく、一般的なことであるので、「つまるところ、わたしはどうしたらよいのか? どうすれば自他共に苦しまなくて済むのか?」という問いに明確な答えをもたらしてくれるものではありません。

しかし、一般的なことがわかるだけでも、進歩です。
今まで自身の異常さについて、障害であると知らず、正体不明の苦しさに悩んでいたわけですから。

今回読んだ本は、個人的に読みづらいものだったので、理解不十分な部分もあるかと思います。
自分に合った書き方の本であれば、読みやすいかと思うので、次は、イラストではなく文字多めで説明をしている本を読んでみたいです。

以上、己の持っている障害であるアスペルガー症候群について、本で勉強したという話でした。

暫定的には、諸々の障害特性を鑑みて、”極力他人と関わらないようにする”がベストな選択のように感じます。

繰り返しになりますが、今回読んだ本は読みづらいものだったので、また改めて別の本を読んでみたいと思っています。
しかし、本を読むだけでは、わたし個人の異常な部分とその対処についてを知ることが出来るわけではありません。

それを踏まえて、何かトラブルが起きれば、それは障害のある己の所為なのだという自覚を持って、他人と接していくべきなのだと思います。

今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。
みなさま、どうかよい夜をお過ごしください。

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