こんばんは。精神科通いのバ美肉ブロガー、次無ゼッカです。
心を病んですぐの頃、断捨離をしました。
もともとはモノを処分できず溜めこみがちだったので、わたしがコレクションを次々と処分する姿は、妻から見れば何かしらの異常を感じるものだったと思います。
病んだ直後の冷静でない状態で行動を起こすのは、当時としても「これでよいのか?」と思うところはありました。
しかし、結果的には、断捨離という行動を起こしたおかげで、現在の療養生活の下地ができた=順調な回復に繋がっている・・・・・・と考えています。

もともとは断捨離に向かない性分
わたしはモノに愛着を持ちがちで、なかなか捨てられず、ため込む癖があります。
趣味の品の収集癖もあり、モノは溜まる一方です。
もともとはそういう具合でしたので、ミニマリズムや断捨離とは正反対の生活を送っていました。
以前に妻から、モノ(特におもちゃ)が多い自室を指して「おもちゃ箱をひっくり返したみたい」と言われたこともあります。
足の踏み場はありますし、ゴミ屋敷というほどではありませんが、お世辞にも片付いた部屋ではなかったと言えます。
断捨離で捨てるモノを選定するコツは「手に取った時に心がときめくか否か」だと聞いたことがあります。
わたしからしてみれば、自分が欲しくて集めたものばかりなわけで、ときめかないものなどありませんでした。
未開封で死蔵しているおもちゃでも、いつかは開封して遊ぶときがくるだろうと処分できずにいました。
無感動になったことを機に断捨離
「手に取った時に心がときめくか否か」という判断基準ですが、心を病んだ直後は「ときめかない」という判定がずいぶん広くなりました。
なにしろ、無気力・無感動になっていたものですから、あれだけ大好きで大事だと思っていた品々がくすんで見えるようになっていました。
活力がわかず、しかし、何もせずにいると気持ちがざわついて狂いそうになる時期だったことから、仕事と家事以外の時間で断捨離を進めることにしました。
片っ端からというほどではありませんが、おもちゃ、生活雑貨、楽器……それなりに思い入れのあるものも含めて、売ったり捨てたりして処分をしました。
未開封で大事にとっていたもので一番古いものは、2008年のおもちゃでした。それなりに貴重なものだったかもしれません。
長い間手元に置いてあっただけあって、思い入れもあったはずですが、それでも無感動になったわたしにとっては「ときめかないもの」でした。
そうこうして、1ヶ月ほどかけて、ある程度の荷物を処分しました。
モノを介したヒトとの交流
おもちゃ等の処分にあたり、ただ捨てるのは流石に気が引けたので、売れるものは売りに出しました。
簡単に売れるものはメルカリに出品し、買い手がすぐにはつかなさそうなものは、中古品の買取を行っている店舗にまとめて持ち込みました。
メルカリや店舗での、モノを介した人との交流は、心が弱っていた当時の私には精神安定の材料になりました。
メルカリの取引メッセージでは、自分が死蔵していたものを「大切にします」と言ってもらえたり、「貴重なものを譲ってくださりありがとうございます」と言ってもらえたりして、わずかながらでも充足感がありました。
店舗に十数年来のコレクションをまとめて持ち込んだ際には「すごいですね。こんなによく集めましたね」と褒めてもらえて、処分をしようとしているとはいえ、コレクターとしては嬉しかったです。
今振り返ると、こういったやりとりを目的に断捨離をしていた面もあるかもしれません。
メンタルがダメになっている状態で他人からもらえるポジティブな言葉は、少なからず心を支えてくれました。
処分で得たお金の使い道
さて、捨てたものもあるとはいえ、結構な量の品を売却したおかげで、手元にはあぶく銭が舞い込みました。
病んだ直後のタイミングでいくらかの資金が用意できたのは、療養には心強いものでした。
◆生活面での安心感を得る
◆好きなものを食べて気分転換
◆療養のための模様替えの資金
断捨離で得たお金は、これらの為に使いました。
体調面の都合ともうひとつの事情(後日別記事に書きます)から、仕事を続けられるかわからなかったので、生活費に充てられるお金が手に入ったことには安心感を得られました。
また、心的な療養のために、普段食べない頻度で好きなものを食べてみるという試みから、外食をするのにも使いました。
こちらは味覚異常の影響か、あまり有効ではありませんでした(これも後日別記事で書きます)。
一番有意義な使い道だったと思うのは、自室を療養仕様に模様替えしたことです。
それまで敷き布団も持たずに床で寝る生活を送っていたのですが、部屋が片付いたこととお金が用意できたことで、安価なベッド一式を買いそろえました。
療養中、横になって過ごす時間が以前よりかなり増えた為、体を横たえるのに適した環境ができたことはとてもよかったと思います。
その他にも、気分転換や機能性を求めて、いくらかの模様替えを行いました。
断捨離と同じく、作業に意識を向けている間はいくらか心が休まりましたし、その後の生活のしやすさにも繋がっています。
あぶく銭のおかげで模様替えができたので、心を病んで早い内に断捨離の判断をしたことは、やはりよかったのだと思います。
その後の金銭感覚への影響?
断捨離の後、以前に比べてお金の無駄遣いをすることが減りました。
趣味は浪費であるとプロフィールに書いて、実際、ストレス発散の手段として好んでいた身からすれば、大きな変化です。
これは断捨離を経ての心境の変化なのか、うつ状態で気分が沈んだからなのか、なんともいえません。
大好きなおもちゃの収集もおとなしくなりましたし、心躍る100均での豪遊もしなくなりました。
おかげで、断捨離で片付いた部屋に再度モノが増えるということもありません。
趣味での出費が減ったおかげで、診察代や薬代の捻出に困ることもありません。
「自分らしさ」という心の大事な部分が欠落したようで、少し寂しくはあるものの、生活上はこの変化がよい方向に働いていると思います。
おわりに
うつ状態の急性期という平静でない状態での判断ではありましたが、あのタイミングで断捨離を行ってよかったと思います。
状態が落ち着いた今になって振り返ると、当然、処分したことを惜しむモノもありますし、手放してしまったことに寂しさを覚えるモノもあります。
大事に大事にしまいこんでいたモノや、長く手元に置いていて思い入れのあるモノを処分したということで、まったく後悔がないわけではないのです。
当時はときめきを感じなくなっていたモノに対して、今は気持ちが戻ったということで、この感情は回復を証すものだと思っています。
あの時、断捨離という「今、やること」に意識を向けられたおかげで、うつ状態がひどくなるのを防げたと感じています。
断捨離という行動そのものが危うい精神状態をどうにか保つことに役立ったほか、行動の結果もよい方向に働いています。
コレクションの売却によって、部屋のスペースやお金に余裕ができたというのが、その後の療養にもよい影響を与えました。
病んでいる時に無理な行動を起こすことについて、他人にはとても勧められませんが、わたし個人の話で言えば、結果的にやってよかったと言えることでした。
ひとつの意見として、参考になれば幸いです。
今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。
みなさま、どうかよい夜をお過ごしください。


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