今回はFate/Grand order（以下、FGO）の話です。ゲームシステムは作品の設定などの細かな説明は特にしないので、雰囲気でお読みいただければと思います。
あと、あくまで個人的な意見ですので、悪しからず。個人ブログですからね。個人的な意見を書いてもよいのです。
多くのソシャゲの例に漏れず、FGOも例年ゲーム内でクリスマスイベントが開催されています。
およそ12月中旬～下旬頃まで、2週間程度の期間限定でキャラクターが実装されたり、イベントシナリオを読めます。
そのクリスマスイベントが、今年は2本立て続けに開催されています。しかも2本目は事前の予告もありませんでした。いわゆるサプライズですね。これまでに例のないものと思います。
1本目のクリスマスイベントが25日に期間を終了し、その直後に2本目がサプライズで発表され、イベントが開始しました。1本目のイベントはおよそ2週間の開催だったのですが、現在開催中の2本目は25日～31日までの1週間という短期開催です。
非常に個人的な話ではありますが、今年は何かと心的なリソースを割くことが多く、わたしのキャパシティではソシャゲをゆっくり遊ぶというのが難しいです。
かつ、もともと文章を読むのに必要な集中力が散漫で、期限を切られて急かされながらシナリオを読まなければいけないソシャゲのイベントシナリオが苦手です。
別の記事でも触れたように思いますが、FGOは特にこのストレスが大きいです。別のソシャゲではゲーム内アイテムの消費によって、過去のイベントシナリオを読めるようになったりする中、FGOは期間中にクリアしなければ後からイベントシナリオを読み返すこともできません。
なので、時間と集中力が都合できなくなった昨年後半以降の実装イベントは、シナリオをスキップして、とにかく期間中にクリアするようにしていました。正直、ただの作業になってしまって楽しさはあまりありません。
今回の1本目のクリスマスイベントも、およそ2週間という期限付きの中、年末の仕事の忙しさと折り合いをつけてシナリオを読みもせずに味も素っ気もなくバトルをこなして、なんとか期間内にクリアしました。
そうして年末まであと1週間。年内に片付けるべき仕事に集中しようかという矢先に、嬉しくないサプライズとして、より短期間で開催されるイベントが開始されました。
パトラッシュ、ぼくはもうつかれたよ。
イベントにあわせてサプライズ実装されたキャラクターであるファンタズムーンを見て、既存キャラクターの実装に「また随分と懐かしい」と感じるとともに、「また別作品とのコラボキャラか」と少々のがっかり感も覚えました。
今年のFGOはやたらと他作品とのコラボが多かったです。自社作品としかコラボしないという硬派なところは、世界観を大事にされているように感じて、とても好きなところなのですが、その硬派なコラボもあまり乱発されてしまうと気持ちが萎えます。
なにせ、コラボ先の原作を履修しなければ、せっかくのイベントシナリオを十全に楽しめないわけです。ただでさえシナリオを読む時間がないと困っているのに、原作履修まで必要となれば、タスクは山積し、楽しむためのハードルは上がる一方です。誰もが発売して1年も経たない最新作まで遊べるわけではないのです。不良サラリーマンのわたしですら「仕事いそがしい」を理由にやりたいことの取捨選択をしているのです。社会人は暇ではないのです。
また、他作品のキャラがシナリオ内で登場するだけなら何も気にならないのですが、コラボ先のキャラが無理やりサーヴァントとして実装されるのはやや納得できない部分もあります。Fateシリーズの延長にある以上、マスターとサーヴァントとの関係性やら陣営ごとの思惑やら、あるいはワクワク偉人バトルを楽しみたいのです。ソシャゲという媒体の都合上、マスターとサーヴァントの1対1の関係性だとか、真名の推理だとかという楽しみが持ち込めないのはわかります。それらを除外して残った魅力である偉人・英雄という枠に、他作品のオリジナルキャラクターが収まってしまうと「もったいない」と感じてしまいます。
開催期間中にクリアをしないといけないイベント。仕事でも納期に追われ、娯楽にも〆切が設けられるというストレス。
そのイベントを読むにも事前知識として他作品を読まなければならないコラボの乱発。十分に楽しむための予備知識を得るために他作品を読まなければならないという敷居の高さ。
ある意味でソシャゲの最大の魅力であるとも言えるガチャに実装されるのも、シリーズの魅力であるはずの偉人・英雄を元にしたキャラクターではなく、他作品のオリジナルキャラクター。
気軽にスマホで遊べるはずのソシャゲなのに、気が重い。
気持ちを軽くする為の娯楽のはずなのに、気が重い。
せめて、期間内にイベントがクリアできなくてもシナリオを読み返せるようにしてほしいです。「今クリアしないと、あとからは読めないよ！」というのは「早く宿題やりなさい！」と同じで、あったはずのやる気を削ぐものです。
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