久しぶりにFGOのアプリを開きましたら、冠位戴冠戦というものが催されていました。噂には聞いていましたが、条件を満たした任意のサーヴァントをグランドサーヴァントにできるシステムだそうです。どうもクラス別に順次開放されているようでして、現在はセイバーとバーサーカーをグランド指定できるようです。
微妙にFate熱が冷めてしまったわたしではありますが、任意のバーサーカーをグランドサーヴァントにできるというのなら、重い腰を上げるモチベーションになります。放置して久しかったFGOで、冠位戴冠戦という最新のシステムを遊んでみました。
グランドサーヴァントって何だ
グランドサーヴァントは、非常にざっくり言えば、特別でめっちゃすごいサーヴァントです。
Fateシリーズをなんとなく知っている方ならば、サーヴァントというのが「なんか戦わせる為に召喚した偉人や英雄でしょ?」ぐらいには認識されているかと思います。下手に細かい説明をしようとして間違えますと、より詳しい方から猛烈な勢いで批判されそうなので、ここではその何となくの認識で大丈夫ということにしてください。
従来のシリーズでは、1作品に多くても2桁までの人数のサーヴァントが登場していました。これがFGOでは、ソシャゲの特性上、この1作品で3桁人数のサーヴァントが登場しています。カントーポケモンより多いです。
そんな大量実装されるサーヴァントたちの中で、ストーリーや設定上で冠位の名を戴く特別な存在がいます。
ストーリーで大変に活躍するグランドサーヴァントですが、プレイアブルとして実装される際には通常のサーヴァントとなっています。また、設定上でグランドの資格を持っていても、ストーリーではグランドサーヴァントとして登場しないキャラクターもいました。
あと、各グランドサーヴァントのなかで、一番プレイヤーの印象に残るのはグランドフォーリナーのアイツだと個人的に思っています。好き嫌いとかではなく、印象に残るという点で他の追随を許さないでしょう。
任意のサーヴァントをグランドに
特別でめっちゃすごいグランドサーヴァントですが、先だって実装された冠位戴冠戦に挑むことで、ゲーム中のプレイアブルキャラクターとして使用できるようになりました。
ストーリーでの描写や設定に関係なく、レベル等の条件を満たしたサーヴァントであれば、任意の1騎を指名可能です。
冠位戴冠戦の相手となるグランドサーヴァントに勝利することで、レベル100以上かつ全てのスキルレベルが10になっているサーヴァントをグランドに指名できます。絆レベルやアペンドスキルの状態は条件に含まれませんので、それなりに緩い条件で好きなキャラクターを特別な存在に押し上げられます。
このシステムでグランドサーヴァントになると、特定のクエストにおいて概念礼装(装備アイテムみたいなもの)を最大3つ付けられたり、恒常的にHPと攻撃力が上昇するという恩恵を受けられます。また、ステータス画面での表示も特別なものに変わります。
誰をグランドバーサーカーに選んだか
冠位戴冠戦の難易度はそう高いものではなく、これまでレベルを上げてきたサーヴァントたちでパーティを組めば、危なげなくクリアできます。グランドセイバー相手ならセイバーだけ、グランドバーサーカー相手ならバーサーカーだけと編成に縛りはありますが、なんとかなります。
クエストをクリアすると、どのサーヴァントをグランドにするか選ぶことができるようになります。

条件を満たしていたバーサーカーは4騎でした。
◆FGOをはじめた直後の復刻イベントで加入して以降、1部からずっと(セイレム以外)支えてくれた茶々様。
◆バニー衣装だとコヤンスカヤからケモノ判定されて恩恵を受けられる、周回の心強い味方であるバニヤン。
◆キャラ魅力とバトルでの便利さから、召喚から絆レベル10に達するまでが最短だったモルガン陛下。
◆そもそもFGOを始めたきっかけであり、そのためにiPadを購入するまでにいたったほど魅力的な清姫。
いずれもレベル100にまでしているだけあり、思い入れもひとしおです。しかし、中でも頭一つ抜けて存在感が大きいのが清姫です。なにしろ、清姫のビジュアルとキャラ概要に惹かれて、わざわざiPadを買ってまでFGOを始めたわけです。わたしにとっては、ある意味での最初のサーヴァントなのです。
迷うことなく、清姫にグランドサーヴァントになってもらいました。
グランドバーサーカー清姫

グランドになってもらったついでに、上げかけだったレベルを上限の120まで上げました。
これで宝具レベル、スキル、アペンドスキル、コマンドカード強化のすべてが上限に達しまして、これ以上強化の余地がない状態にまでなりました。星3という低いレアリティは、宝具レベルやアペンドスキルを上限まで上げやすいという利点になります。
コマンドコードや概念礼装といった装備品(のようなもの)の類で、やけど特攻を活かす形で戦ってもらっています。大体の相手にはやけどが通用するので、大体誰でも特攻対象になります。
冠位戴冠戦のあとに周回できる冠位研鑽戦のクエストでも、さっそくグランドとして活躍してもらっています。
周回効率というものを考えれば、ほかのサーヴァントからは数段落ちるのでしょうが、なにもゲームは効率がすべてではありません。効率を突き詰めていけば、行きつく先は「人生においてゲームで遊ぶ時間は無意義なもの」です。あくまでゲームは楽しむものです。仕事のように効率を求めてばかりでは、楽しくありません。
お気に入りのキャラで遊んでこそ、感じられる楽しさというものもあるでしょう。ゲームを楽しむという面において、清姫にグランドバーサーカーになってもらってよかったと思います。
清姫もいるし、もう少しだけプレイを続ける
Fateシリーズでは「触媒がなければ、召喚者の性格に近い/相性がよいサーヴァントが召喚される」という設定があったように思います。記憶違いかもしれませんが。
もし、わたしが触媒なしでの英霊召喚を試みた場合、清姫が召喚されるのでないかと妄想するわけです。経緯は違えど「ストーカーと呼ばれている」「嘘を嫌う」というのは大きい共通項ですから。
それを思うと、プレイ環境が無かった頃に清姫の存在を認知して、その魅力に惹かれ、FGOを始めるに至ったのは何かの縁あってのことだったのかもしれません。たかだかゲームキャラに熱を上げるものではないとわかりつつ、なんやかんやで数年遊んでいるゲームのお気に入りのキャラですから、やはり愛着はわくものです。
メインストーリーの中途半端なところで止まっているというプレイ状況ではありますが、始まりのキャラクターを特別な存在に出来て、ゲームクリアに近しい達成感を得られました。
もうFGOプレイしなくてよいのでは? とも思いますが、せっかくグランドバーサーカーになってくれた清姫の晴れ舞台(たぶん2部終章)が待っていますから、もう少しだけ続けようかと思います。
コメント