特ソン……特撮ヒーローソングとひと口に言っても、その歴史の長さからジャンル内には様々な曲が含まれています。
ヒーローの名前、番組名、必殺技や武装、劇中の用語を歌詞に含むものもあれば、そういった要素を全く持たないものもあります(それでもある程度はストーリーとの関連のある歌詞になりますが)。
概ねアニソンと同じですね。アニメの曲とわかるものから、言われなければタイアップと知ることのないようなものまであるわけです。
そういった多様な曲を取りそろえる中で、この令和の時代に「愛が正義」という非常にわかりやすいタイトルの曲が生まれました。
曲名のシンプルさの通り、その歌詞も特撮ヒーローの文脈にのっとった上で愛について叫ぶというものです。
この時代に、こんなにも暑苦しく、まっすぐで、パワフルな歌詞があってよいのかと驚くほどに熱いヒーローソングです。
歌うのが影山ヒロノブ氏というのもよいです。風にその名を呼んだなら、ハチャメチャが押し寄せてきて流星のごとく輝く歌唱です。いつだってわたしの心を熱くしてくれます。
「愛」を叫ぶのと同時に、ロンリーウルフなキャラクター(ヤマトとか明くんとか不満足さんとか)とイメージが結びつくハーモニカが曲に用いられているのもよいです。
そして、各所での手拍子音が非常に小気味よく、ずっとループして聴いていても疲れません。
これが現行の特撮ヒーロー作品である「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の挿入歌として用いられています。
現行作品の楽曲ですので、最新の特ソンのひとつなわけです。最新にして、ある種の王道です。
聴いていると、折れそうな心がどうにか持ちこたえてくれます。
先日、少々精神状態が危うい日が2、3日続いていたときにこの曲を聴いたことで、熱い歌詞に奮い立たされてどうにか文章を書くことができ、結果として好転しました。
泣くな 愛のために命は使うものだ 惜しまず
世界中に叫びつづけろよ 愛が正義と(歌詞引用)
このシンプルで真っ直ぐな歌詞の力強さがわかりますでしょうか。
わたしも是非この曲に歌われるような在り方になりたいものです。薄っぺらく温度のない言葉を重ね弄することなく、ただただ熱いものを真っ直ぐに伝える……。簡単なようで難しいことです。
饒舌の罪はズル賢さだ(歌詞引用)とも歌われています。やはり、取り繕った虚飾でなく、想うままを叫べということでしょう。
(主に職場にて)冷血・冷淡・冷徹・冷酷な非人間として扱われるわたしです。愛とも正義とも程遠いわたしです。
しかし、いつかは、この曲を自身のテーマソングとして流すのが似合う人間になりたいものです。
そのためには、まず他者に向ける愛というものを持たなければなりませんね。愛……。愛とはなんでしょうかね。どうしたら持てるのでしょうか。
愛ってなんだ。ためらわないことさ。
「愛が正義」という熱い特ソン

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