先日、シャドウバースワールズビヨンドを遊び始めました。名前だけは知っていたシャドバを初めてプレイしています。6月17日のリリースから2週間弱が経ちまして、デジタルカードゲームがどんなものなのかわかってきました。
シャドバのルールもわかってきたところで、紙の実物で遊ぶリアルカードのほうであるシャドウバースエボルヴにも少しだけ興味が出てきました。
まあ、結論を言えば、興味はあっても手は出せないというところではあるのですが。
シャドバを始めて2週間弱
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デジタルカードゲームがどんなものか知れた
前回の記事にも書きましたが、デジタルカードゲームならではの仕様というものが体験出来て、新鮮でした。
カードごとにボイスがついているとか、対戦中にイラストが変化するとか、デッキ外から出現するカードが多用されるといった部分は、デジタルならではです。基本プレイ無料ですので、お金をかけずにそこそこカードを集める体験ができるというのも、よい点かと思います。
インターネットを介して、世界中のプレイヤーと対戦できるというのも大きな特徴でしょう。ゲーム対戦の為にゲームボーイと通信ケーブルを持ち寄っていた日々は遥か遠く……。
一方、デジタル故の物足りなさもあります。
当たり前ですが、デジタルなので実物のカードを触って遊ぶわけではありません。なので、デッキを切ったりカードを引いたりする感触を楽しむことができません。
また、カードがデータでしか存在しないので、1枚ずつに「このカードは○○の時にパックから当てた」「これは××さんとトレードした」というような特別な思い出が結びつかず、少し寂しいです。ゲームの進行が自動処理なのは楽でよいですが、親しい相手と遊ぶ際の「待った」や「ちょっと間違えたからやりなおし」が出来ないのも寂しさを覚えます。
新鮮で楽しい点、物質的でなく寂しい点、デジタルカードゲームがどんなものなのかを知ることができました。
ぜんぜん勝てないので楽しめない
6月17日のリリース当日から遊び始めたシャドバですが、2週間弱の間、毎日プレイしてきて、対人戦でぜんぜん勝てていません。
「勝つためではなく楽しむためにゲームを遊ぶ」というスタンスではありますが、ぜんぜん勝てないというのは、流石に面白くありません。負け続きでは流石に楽しめないのです。
勝つ人がいれば、その数だけ負ける人がいるのは当たり前の話です。敗者が礎となって勝者を支えているのだ(意訳)というのが母の教えではありますが、負け続きというのは、遊びとしては楽しくありません。勝っても負けてもお祭り騒ぎ、バトルしようぜポケモンバトル……ではありますが、負けてばかりでは騒ぐ気になれません。
明確にデッキに足りないカードがあるわけではなさそうです。運に恵まれて、レアリティの高いカードを引けています。負けが込むのは、カードが揃っていないからではなく、ひとえにわたしの実力不足です。
eスポーツとして有名で、当然ながら頭を使うゲームですから、頭の悪いわたしには向いていなかったようです。遊びすらまともに出来ないという自分の頭の悪さに、ほとほと呆れますね。
シャドバ自体は面白いゲームだとは思いますが、わたし個人の視点では、ぜんぜん勝てなくてイマイチ楽しめません。
デジタルよりもリアル
馴染みがあるのはリアルカード
直接勝ち負けに関わる部分ではありませんが、シャドバ……というよりは、デジタルカードゲーム自体が、わたしに向いていないのかもしれません。
約25年の付き合いになる遊戯王は、ほとんど紙の方で遊んでいます。馴染み深いものです。わたしに不向きな「頭を使うゲーム」という点は同じなのに、それでも長続きしているのは、リアルカードだからだと思います。
リアルカードは実物のカードで遊ぶわけで、基本的に対戦相手と対面する形になります。そうなると、普段の対戦相手は、必然的に知り合いが多くなります。ここ十数年のわたしの相手は妻オンリーですが、気心の知れた相手と遊ぶカードゲームは、やはり勝っても負けても楽しいものです。
負けた時でも「ここであのカードが引けてたらなあ」と見苦しい言い訳を聞いてもらえます。たらればを語って、狙っていたコンボの話をしてみたりします。
再戦の申し込みも容易です。デッキを変えずに再戦して勝つことができたなら、先の負けも運によるものと思えます。
優勢でも劣勢でも、お互いに作中のセリフやそれっぽいセリフを言って、遊戯王ごっこをすることもできます。「おそらくあのカードはミラーフォースのような一発逆転のカード……」「それはどうかな。底知れぬ絶望の淵に沈め!」とか。「次のターン、このカードの効果でお前の負けだ!」「オレはデッキを信じる! このドローにすべてを賭ける!」とか。
会話でのコミュニケーションがとりながら遊べるのが、リアルカードのよいところです。
実は持っている紙のシャドバ
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デジタルよりは、まだリアルカードの方が楽しめるだろうという考えから、紙のシャドバに興味がでてきました。紙で遊べば、勝てなくても楽しいかもしれません。
実は、シャドバのルールも何も知らない頃にパックを買ったことがありまして、シャドバエボルヴのカードを何枚か持っているのです。以前に記事にしましたウマ娘コラボパックです。

お気に入りのマーベラスサンデーだったり、キラキラのカードだったりが当たったので、コレクションとしては上々かと思っていました。デッキを組めるほどの枚数はありませんが、新たにカードゲームに手を出すとっかかりとして、ウマ娘を入れたデッキを組んでみるというのはアリなのかもしれません。
問題は対戦相手の用意
リアルカードゲームを遊ぼうとして、一番頭を悩ませるのが対戦相手の用意です。
わたしの場合は、妻に相手してもらうことになります。なので、妻にシャドバをどう勧めるかというのが課題になります。
遊戯王であれば、もともと漫画・アニメで作品自体が好きだったことと、妻基準でのかわいいカードがあったことから、すんなりと受け入れてくれました。懐かしき十数年前の話です。その後に相手をしてもらったデジモンだったりイジンデンだったりも、なんやかんやで「デジモンなら好き」「ダイソーの安価なカードだし、歴史人物は知らなくもないし」と付き合ってくれています。
一方で、一度遊んでみたけど定着しなかったカードゲームもあります。
ヴァンガードはダメでした。原因は割とはっきりしていまして、妻の好みに刺さるカードが(少なくても当時は)無かった為です。ドラゴン好きの妻なので、ドラゴンのデッキを渡してみましたが、遊戯王と違って「かわいい!」とはなりませんでした。
これを考えると、シャドバのカードやデッキで妻が気に入るものがあるのかというのが重要になってきます。
以前に店頭でみかけたアニメスターターでは、看板になっていた葉っぱの犬(正式名がわからないので、我が家ではニャオハをもじって通称ワオハ)は「ちょっとかわいい」判定でしたが、買って遊んでみるほどのものではありませんでした。わたしの見立てでは、デジタルの方で見た限りのシャドバのドラゴンたちも、妻の好みからは逸れています。
ならば、わたしがウマ娘のカードを買ったように、妻に訴求するコラボカードがあればとも思いましたが、これも難しそうです。
コラボ相手のひとつであるアイドルマスターシンデレラガールズは、妻も「知ってる」ぐらいの認識ですし「かわいい」と評するアイドルもいますが、カードゲームを始めるモチベーションになるほどではありません。
こうなると、仮に最初の1回2回は付き合ってもらえても、その後に継続的に対戦相手になってもらうことは難しいでしょう。
紙のシャドバ参入はハードルが高い
対戦相手が用意できないという一番の問題点から、シャドバエボルヴに手を出すのはいったんやめておくことにしました。
また、少し調べてみたところ、かなりの弾数のブースターパックが発売されているようで、なにから買えばよいのかがわかりません。
そもそも、遊戯王ですら、新しいカードを滅多に買わなくなっています。カードにまわすのに十分なお金がないからです。その状況で、よそのカードゲームに浮気をしている余裕はありません。
これについては、基本プレイ無料で遊べるデジタルの利点が輝くところですね。お金がなくても、ひとしきり遊べるというのはよいです。
新しく始めるカードゲームのパックを開封するとき、わたしは高揚感を覚えます。この感覚は何度体験しても飽きないものです。最初に買った数パックから出たカードにお気に入りを見出して、ありあわせのカードプールで、それを活躍させられるデッキを組むというのが楽しいのです。
シャドバエボルヴに興味があるのは本当で、諸々の条件が整えば、是非とも触ってみたいところではあります。
対戦相手がいなくてもお金があるのならコレクション、逆に、お金がなくても対戦相手がいるのならスターターだけ買うという選択肢もあります。現状は、それら片方の条件が満たされるということもなさそうなので、なかなかハードルが高いです。
いずれ機会があれば、ということで。
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