冒頭文
おはようございます。7月13~15日の3連休はすべて休日出勤の典藻キロクです。
半日勤務の日も混ざっているから良心的……でしょうか?
いやしかし、その後に普段通りの1週間勤務が始まるのでn連勤になってしまうわけで……。
そんな具合で普段通りの仕事と家庭が典藻を取り巻いてはいますが、内心の調子のよさに波がありまして、まだまだ不安定。
やりたいこととやるべきことがたくさんあるのに、睡眠を削っても消化しきれないです。
さて、当ブログを定期的に読んでくださっている方におかれましてはご存じでしょうが、典藻は先週1週間ほどインターネットから離れてデジタルデトックスもどきを行っておりました。
効果のほどについてはイマイチ実感しかねますが、まあインターネットから情報を得ないようにしていました。
(仕事ではネットを使うし、妻と映画を観るのに配信サービスを利用したりはしましたけども)
ネットから離れていた都合上、ブログの更新はおろか下書きを書き進める事もしておりませんでしたので、典藻自身が飽きない程度に期間中の「ネタになりそうなもの」を記事にしていこうかと思います。
タクティカルトライデッキ「終撃竜サイバー・ドラゴン」
心が疲れている時は、体に染みついた趣味に興じるのがよいかと思いまして、妻に付き合ってもらい決闘をしました。
それも普段とは違う「新しいカード」を用いたものです。
買い物に出かけた先で偶々見かけた構築済デッキ。そこそこに人気だそうで品薄なタクティカルトライデッキのひとつ、サイバー・ドラゴンデッキです。
遊戯王GXを観ていた者としましては、少なからず思い入れのあるカテゴリです。
同じタクティカルトライデッキのエルドリッチ、Eviltwinが売り切れの中、サイバードラゴンの在庫に巡り合えたのは、落ち込む典藻を慰めようという何者かの思し召しでしょう。
商品としての良し悪し
新規ユーザー獲得の為の商品というコンセプトどおり、「実戦向け」で「1セットで十分遊べる内容」のデッキでした。
メインデッキ40枚は当然として、エクストラデッキが10枚という大盤振る舞いです。約1000円の価格帯の構築済デッキとしては異例の構成です。
パッケージは今までの構築済デッキに比べて小型で、内部の緩衝材も非常にシンプルなものになっていました。
また、ルールブックやプレイシートは付属せず、本当にデッキのみでの販売になっています。
正直なところを言えば、このコンセプトの商品を出すのは数年遅いように思います。現役時代にこういうのが欲しかった。
《サイバー・ドラゴン》とそのカテゴリのカードのみならず、相性のよいカードや「どのデッキでも使える汎用カード」も複数入っているコンセプトどおりの「実戦向けデッキ」でした。
翻っていえばロマンのある変なカードは入っていない遊びのないデッキです。
サイバー・ドラゴンの使い手であるカイザー亮といえばで思い出される《オーバーロード・フュージョン》も《キメラテック・オーバー・ドラゴン》も入っていません。グォレンダァできません。
サイバー・ドラゴンのデッキであって、カイザー亮のごっこ遊びができるデッキではありません。
しかし、まったくロマンがないわけではなく、カテゴリの象徴である《パワー・ボンド》で《サイバー・エンド・ドラゴン》を出して攻撃力8000で攻撃するという流れはとれます。
欲を言うならば、タクティカルトライデッキ3種同時発売だけでなく、デッキ改造用の汎用カードパックも発売してほしかったです。
トレーディングカードゲームの楽しさは「自分だけのデッキ」を組むことにもあると思います。構築済デッキをポンと渡されるだけでは、対戦の面白さは味わえても、デッキを作る楽しさには触れられません。
新規ユーザー獲得の為の商品なら、「実戦向け」のデッキ改造ができるようなパックも同時発売していたならよかったのにと悔やまれます。
いろいろと言いましたが、このデッキひとつと適当なスリーブがあれば十分に遊べるものではありますので、商品としては非常によいものだと思います。
いえ本当によい商品コンセプトだと思います。品薄で気軽に買えないというのが大きな欠点ではありますが。
実際に触れてみての感想
「実戦向け」に作られているデッキではありますが、あくまで入門編でした。
典藻自身がサイバー・ドラゴンデッキの扱い方に習熟しているわけではないこともありますが、現代遊戯王の環境で発売されたデッキでありながら、妻の【銀河眼】デッキに相対して負け越しました。
サイバー・ドラゴンの世界観を壊す汎用カードのゴキブリやおでこ出し美少女を使いこなせなかったのが敗因でしょうか。
いえ、内容はともかくとして、そもそも「自分で組んだ魂のデッキ」という思い入れがない分、遊ぶのにも熱が入らなかったというのも大きいですね。
商品としてはよいものですが、典藻個人としてはそれほど楽しめないデッキでした。
変なカードやらロマンカードやらの隠し味を入れたい。勝率が下がってでも、勝負が盛り上がるカードを入れたい。
人もカードも「ありのまま」が愛されるとは限らないということですね。
おわりに
現役デュエリストでない以上、使う機会もないのだから新商品を軽々に買うべきではない、再び買い始めたらキリがなくなると自戒していた典藻ですが、今回は新しいカードを仕入れてしまいました。
インターネット上の害意に心を揺り動かされてしまい、癒しを求めて手を出したものではありますが、これに関してはそれほど気分転換に寄与してくれはしませんでした。
とはいえ、こうして記事のネタのひとつになりましたし、デッキとして物足りないと感じた部分を改造して「自分のデッキ」にすれば今後楽しませてくれそうなものではありましたので、自戒に背いて購入してよかったとは思います。
期待した気分転換にはならずとも、こうしてポジティブな感想を持つあたり、やはりわたしはトレーディングカードが好きなのだと再認識した体験でした。
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