子供向け番組の歌に涙する男

楽曲感想





 おはようございます。子供向け番組の歌に涙する男、 スパイダーm……でなく、典藻のりもキロクです。

 泣き歌、というものがあるじゃないですか。その名前のとおりの涙を誘う歌のことです。
 わたしも遥か昔、10代の頃はギャルゲの主題歌やら挿入歌やらに涙したものです。Happy my life 〜Thank you for everything!!〜とか、1Sec.とか懐かしいですね。歌詞のなにかに共感して、聞くたびに感動していた気がします。


 そんな泣き歌とは少し違うのですが、疲れている時に子供向け番組の歌を聴いたり歌ったりすると泣くのですよ、わたし。
 具体的には仕事による心的負荷が強まっているときですね。心地よい疲労感には程遠い慢性的に心身が重く感じるときです。そんなときに気まぐれに聴いたり、気晴らしに歌ったりすると涙がちょちょぎれます。
 

 必ず泣く曲というものがあるわけではなく、それまで何ともなかった曲が急に泣かせてくることもあります。
 ただ、聴いたら/歌ったら絶対に泣くという程ではありませんが、そうなることが比較的多い曲はある程度固定されているように思います。

 「救急戦隊ゴーゴーファイブ」主題歌 救急戦隊ゴーゴーファイブ、「仮面ライダーウィザード」主題歌 Life is SHOW TIME、「デジモンクロスウォーズ」挿入歌 WE ARE クロスハート!、同じく Evolution & Digixros ver.TAIKI、この4曲は疲労度が高い時に聴く/歌うとだいたい泣きます。
 逆説的に、これらを聴いて/歌っても何ともない時はまだまだ疲れていない時だと判断しています。

 ここ数日仕事疲れやらネット疲れやらを感じていたので、試しにこの記事を書きながら聴いていますが涙の一滴も出ないので、思っているほど疲れていないようです。まだまだいけそうですね。


 それにしても上記4曲は見事に子供向け番組の歌です。
 以前に何かの記事で書いたように思いますが、子供向け番組というのは大人が子供に伝えたい大事なことが詰まっているものであるはずなので、その関連曲もまた純粋だったり熱かったり心に届きやすいメッセージ性があるのかもしれません。
 郷愁や憧憬からくる涙という線もありますね。

 

 あと、子供向け番組の歌ではありませんが、「非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛」主題歌 アキバレンジャー シーズン痛! もまたわたしを泣かせてくれる曲です。
 よい歳をして特撮ヒーローに憧れるわたしの心情に沿う部分もありますし、サビの「痛さを知った者だけが強く優しくなれる」もまたよいのです。ここでいう痛さとは、「痛い人」などというように用いられる見苦しさであったり見ていて恥ずかしいような在り方を指すものであるはずですが、一方でオタクが世間から向けられる軽蔑の視線や冷たく強い風当たりなどを思えば字義通りの「痛さ」の意味合いも含まれているように感じます。ひとを痛めつけるひとには持ち得ない強さや優しさを、痛みを知るからこそ持つのだと元気づけてくれる歌です。
 惜しむらくは個性的な曲であるので他人に薦めづらいことでしょうか。



 ところで、涙を流すこと自体がストレスの解消になるらしいと聞きます。
 難しいことはよくわかりませんが、多分ストレスが水溶性で、目から流れ出ることで体外に排出されるとかそんなところでしょう。なので、疲れている時に泣くというのは心身の防衛・保全の為に必要なことなのだと思います。
 よい歳をしたオジサンが特撮ソングを歌いながら泣いている様子など、とても無様ではありましょう。でも、わたし本人的には多少気持ちがスッキリするのでご容赦いただきたく思います。

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