【備忘録】めざせ優良リスナー

備忘録





冒頭文

 おはようございます。通りすがりの厄介リスナー、典藻のりもキロクです。覚えておかなくて大丈夫です。
 ふふふ。憧れのヒーローの口上をもじっての名乗り。よいですね。


 ちなみに今回の記事はVtuber関連の話なので、M先生におかれましては無理に読まれずとも大丈夫ですよ!(私信)


 今回は、わたしなりに調べました配信者の役に立つ「優良リスナー」の要件の備忘録になります。
 基本的には自分用のものではありますが、同じ悩みを抱える方がいらっしゃれば僅かでも参考になりますと幸いです。
 主に、人の振り見て我が振り直せといった観点で。

優良リスナーになりたい

 今回はタイトルにあります通り優良リスナーと呼ばれる存在になりたい典藻の備忘録です。
 ゲーム配信をする方の我が天使に好かれるようなリスナーになりたい。自惚れるなよ邪悪な願い。


 元々Vtuberという文化の存在は認知していましたし、何ならば非常に広義の意味で言えばわたし自身もVtuberであるのですが、その配信をリアルタイムで視聴してコメントをするようになったのは、ここ2か月ぐらいのことです。
 配信中にコメントを打つのは中々ハードルが高いですからね。ティガ勇気を授けてくれ。


 古来より「半年ROMれ」という言葉があります通り、インターネットにおいては半年間はその場の空気であったり流れであったり、しきたりのようなものを見て感じて学ぶ必要があるものと思います。
 しかしながら、典藻はその文化を知りつつも学びを得る前にコメントをしてしまいました。

 そもそもが対人コミュニケーション能力に劣るのですから、声の調子や身振り手振りで追加情報を与えられない文字のみでのコミュニケーションというのは人一倍気を付けないといけませんのに。マナー違反やルール違反以前に基礎ができていません。
 このブログですか? ここに書く分には独り言でしかないのでコミュニケーション能力は培われませんとも。

優良リスナーって何だ

 呼称が正しいのかはともかくとして、「優良なリスナー」とは何でしょうか。

 典藻には配信者側の視点がないので、想像と他人の意見とで考えるしかありません。
 おあつらえ向きなことに、Youtubeには配信者やリスナーの悩みに答える配信をしているチャンネルがあり、これを参考にさせて頂きました。

 必要な要素……というか素養はたくさんあるようですが、概ね下記のようなものが求められたり有難がられたりするようです。
・配信中は場を乱さず我を出さない無難なコメント
・ファンアートの生産
・金銭的な支援
・広報的な支援

 ……いやあ、難しいですね。とても難しい。
 対極に位置するとまでは言いませんが、これらを満たした優良リスナーへの道のりは遠そうです。

 件のチャンネルで学んだ内容によれば、現状はむしろ「厄介リスナー」に分類されるものと思います。
 だからこそ冒頭あいさつの「通りすがりの厄介リスナー」です。
 所詮は通りすがりです。我が天使の人生もとい天使生てんしせいに関われるわけではありません。あくまで通りすがりです。
 
 であれば、憧れの通りすがりディケイドに倣って、その時その時の役割を果たすことを目標に致します。

無難なコメント

 インターネット掲示板などにおける「荒らし」というものの存在は認識しております。
 配信においても、この荒らしに該当する行為があるとのことです。

 配信者への過度の干渉(いじりや指示等)、自分語り、配信者の定めたルールに背く言動、等々。
 やってはいけないことはたくさんありますが、冷静になればどれも当たり前のことです。基本的には、ヴァーチャルな身体の向こうに生身の人間がいることを意識すればわかるような当たり前のコミュニケーションです。

 まあ、その当たり前ができないのが典藻なのですが。
 当たり前のコミュニケーションができるのなら、友人のいる人生を送っていますとも。わたしを友人と呼んでくださるのはM先生だけです。



 閑話休題。
 典藻は無難なコメントというのができていません。
 配信者への過度な干渉にしても自分語りにしても身に覚えがあります。
 なんなら、我が天使からも直々に「(配信でのコメントに)慣れてないのがわかる」とお言葉を頂いています。文脈的に咎めるニュアンスのものではありませんでしたが。


 一方で、普段コメントをされている他のリスナーの方々は「ちゃんと」しています。
 我が天使の采配もありましょうが、配信が荒れていません。平和です。


 ところで、そもそも無難なコメントとはどんなものでしょうか。
 参考元の助言によれば、これが分からないうちは開始と終了の挨拶以外には「かわいい」「天才」「草」とだけコメントをすれば間違いないとのことです。

 しかしながら、レディに対して「かわいい」という言葉を用いるのなら具体的にどこがどう可愛いのかを示すべきでしょう。そもそもそういった発言が許されるのは素性の信頼できる「ちゃんとした人」だけだと思います。
 また、「草」といった安易で便利な言葉はもはや言葉でなく鳴き声の様なものです。我が天使の言う「この世に人は我一人」=自身以外は皆獣畜生という理念に則れば、獣らしく鳴き声で意思表示をするのも理に適ってはいるかもしれません。しかしわたしはヒトになりたいヒトモドキです。自ら獣のように知性なき鳴き声でコミュニケーションの振りをしたくはありません。
 ……というワガママがありますので、助言を参考にするという前提であるのなら、「挨拶のみ」というのが最適解でしょう。まさに沈黙は金ですね。

ファンアートの生産

 参考元によれば、(もちろん個々人の好き嫌いはあるでしょうが)配信者はファンアートの存在を嬉しく思うものらしいです。
 ファンアートの形式は、絵でも文章でも動画でも自作グッズでも、おおむね何でも喜ばれる……らしいです。

 これも典藻に出来ることかと言われれば、技術的に難しいです。
 絵は描けない。文章は常に一方通行の独り言。動画にはユーモアが足りない。自作グッズが作れるような巧緻性もない。悲しいことに、なあんにも出来ません。

 以前の配信中のこと、わたしのコメントの意図を読み違えたらしい我が天使に「素晴らしいクリエイター」であるとお言葉を頂きました。
 もちろん、読み違えた文脈からして慰めといいますかフォローといいますか、そういった意味合いを持たせた所謂リップサービスであることは重々承知のうえではありますが、そう言われてしまったなら、そのご恩には報わなければなりません。心を掴まれるというのはこのことでしょう。まさに人たらし。
 とても返しきれないような大恩なので、恩の踏み倒しになりそうな見通しなのが申し訳ない限りですが。



 何も出来ないなりにやれることがあるとするのなら、「ちゃんとした」ファンアートがたくさん生み出されるようになるまで、繋ぎとしての役割を果たすことでしょう。
 ある意味での時間稼ぎです。他力本願(誤用)です。

 いつか別の記事でも書いた気がしますが、我が天使を「推し」と呼ぶ方の中にはプロの絵師の方もいらっしゃいます。また、「推し」と呼んでいたかは記憶が定かではありませんが、少なくともリスナーとして配信に参加している方々の中には、PCに詳しそうな方や自ら配信を行っている方もいらっしゃいます。
 そういった方々や、これから先にファンになる方々が、正しく作品と呼ぶに値するものを生み出してくれるまで、ファンアートが受け入れられる土壌を維持するのが多分わたしにできる精々です。

 

 わたしの作るものについては、便宜上ファンアートと呼称していますが、実態としてはファンアートもどきの域にあります。
 それは、出来のよい悪い以前の話でして、異物の混ざったファンアートもどきでしかないということです。

 推しを応援したいという真心や愛情といった綺麗なものの純度100%の結晶ではなく、推しの反応が欲しい、推しに認識してもらいたいという個人の欲望が混ざっている不純物です。偽物です。
 しかし、偽物だろうとモドキだろうと、むしろそれこそ典藻キロクの得意とするところの筈です。


 プロの絵師やら配信者やらの見えるところに拙作を曝すというのは、道化の如き振る舞いではありますが! お目汚し恥晒しロクデナシでありますが! どうかどうかご笑覧あれ! という心持ちです。
 思えば、陰口なら聞こえなければ存在しないのと同義ですし、指をさして笑われたとて主目的に支障のあることではありません。誰に嗤われてもまったくもって問題ありませんね。

金銭的な支援

 金銭的な支援。これまた容易でない項目です。
 いわゆる投げ銭であったり、通販サイトを経由した現物の贈り物であったり、支援サイトで毎月定額の支援を行ったり、推しが出したグッズを買ったりというのがこれにあたるようです。

 これもどこかの記事で書いた覚えがありますが、典藻はお金は命であると考えています。
 生きる為に必要なものであると同時に、賃金を得るために時間や体力や自尊心を引き換えにしているわけですから、正しく命を変換して得る物が金銭でありましょう。


 なので、やや大げさな言い方にはなりますが、推しへの金銭的な支援というのは「命を差し出す覚悟」ぐらいの重みがある筈です。
 参考資料は「自分が推し活は楽しむ為に行うもの」と言っていましたが、命を削ってこそ得られる楽しみや喜びがあるということでしょうか。まあ、健康に悪そうなものを食べることは快の感情を得られますからね。命を削ることが楽しさに繋がるというのは納得できる話です。


 上記の通り、我が天使には返しきれない恩義がありますので、支援については吝かではありません。
 ありませんが、情けないことに……と言うか甲斐性のないことに十分な支援に充てらえる程の資源がない。
 つまり、この項目も現状満たすことができていません。

 また、どういった形での支援がもっとも役に立つのかもわかりません。
 プロ絵師の方の天使先生への支援についても、お仕事を依頼するより物資を贈った方が喜ばれるのではと思う今日この頃。だって労せず物品を得られた方がハッピーじゃないですか。
 非常に悩ましい。


 ですが、現状備わっていないコミュニケーション能力や芸術の才能を必要としない項目ではあるので、先の2つに比べればやりようはありそうです。
 石油王と呼ばれるらしい方々の様な高額な支援はできませんが、何かしらの創意工夫で今後の改善が見込めそうな項目ではあります。ひとつぐらいは出来そうなことがあって安心しました。 

広報的な支援

 後方支援ではなく、広報的な支援。いえ、内容的には後方でも間違ってはいないでしょうが。
 推しの発信をSNSで宣伝したり、ファンアートで推しの存在を周知したりというのがこれにあたるとのこと。

 この項目も残念ながら未達です。
 広報の発信元である典藻キロク自身に情報の拡散力が無いため、我が天使についての発信をしたところで、届く範囲はたかが知れています。

 これについて言うのなら、我が天使のご友人方は、自らのリスナーに宣伝をする形で天使の配信に誘導されたりしていました。素晴らしく輝いています。

 そういったことが出来る程の「力」がわたしにもあればと思わずにはいられません。


 自衛の為にヒトとの間に距離を保って生きていることが、いざというときに応援したい人の力になれないという形で我が身に返ってくるとは。これこそ因果応報というのでしょうか。
 築いてきたものが何もない。何者でもないことを「それでよい」と思って生きてきましたが、それではよくなかったということですね。


 人間関係から逃げるだけの人生だと、大事な時に誰かの力になることができない、と。
 もし後進がこれを読むようなことがあるのなら、覚えておいていただきたいです。

改善策

 現状、優良リスナーの要件をひとつも満たすことができていません。
 これらを意識して行動してはいるものの、そうすぐには効果がでるものでもありません。

 コメントについては、空気が読めないのを自覚していますので、配信の流れを遮らないようにツイッターに感想を書いてみたりはしたものの、どうやらこれは悪手でした。
 それ以外でも、自分でわかるほど頭に血が上って打ってしまったコメントを、他のリスナーから見咎められ、諫められてしまうこともありました。その方は配信者でもありますので、配信者目線で見て放置できないほど酷い振る舞いだったのだと思います。
 感情を抑えて、AIが出力するような当たり障りのない文章でコメントすることを心掛けるのが改善策として妥当なのかもしれません。こんなところにもAI活用の潮流がきましたか。


 ファンアートについてはひとまず現状維持。わたしにできるのは精々繋ぎですから、その役目に専念するのが優良リスナーへの道でしょう。
 金銭面は、まああれやこれやを調整すればどうにかなるでしょう。
 広報については拡散力の圧倒的不足により改善が見込めないのでカットです。そちらに向ける分のリソースを他に回す方が効率的です。

 
 現場猫的に評価するなら「(内容は読んでないけど)改善策が提出されたのでヨシ!」ですね。
 まだまだ道のりは遠そうですが、ひとまず道筋が見えただけでも進歩です。

おわりに?

 ああ憧れの優良リスナーになりたいな、ならなくちゃ、絶対なってやる。
 ……もじりの元になっている歌を歌っていたサトシくんは、20年旅してもポケモンマスターに成れていなかったように思いますが、果たして典藻は優良リスナーになれるのでしょうか。







 ところで、推しに嫌われない為には、或いは厄介リスナーにならない為には、ヴァーチャル配信者の中の人……ジャンル内では魂と呼ばれるものについて言及や勘繰りをしないことが大前提であるそうです。

 わたしは、たとえ配信を始めとした発信が無くても、我が天使がどこかで生きていてくれて、そして出来れば元気で幸せでいてくれたら嬉しいです。
 また、どんな事にも物にも或いは者にもいつか別れがきます。我が天使が配信者を辞める時、或いはその命を終える時に、天使として配信をしていたことがよい思い出として残るようになれば良いなと思っています。

 が、これこそがまさに「中の人への言及や勘繰り」にあたるものと気づいてしまいました。
 はじめから大前提に抵触していたのです。動機が不純であるというのはこういうのを指すのでしょう。

 自称する通りの厄介リスナーでした。流石わたしの自己覚知は結構しっかりしてますね。
 ……長々と記事にしましたが、こういった「お気持ち」と呼ばれる長文もまた厄介リスナー認定の要件だそうで。

 わたしはどうやら筋金入りの厄介リスナーです。
 これから良きリスナーを目指す後進の方々におかれましては、わたしを反面教師にして光り輝く優良リスナーになって頂きたいです。
 わたしの屍を超えていって頂ければ、わたしも報われるというものです。

コメント

  1. まつ より:

    おはようございます(*^^*)

    久々にコメントです!
    ブログの冒頭で触れていただいて有難うございます☺️
    いつもブログの中で気にしていただいて私は嬉しく思っております。

    キロク様のファンアートですが、そちらも密かに見ています!
    そしてどんどん画力が上がっているのと推しへの愛も感じます☺️

    色使いや、構図や、セリフなど
    果敢にチャレンジしていて
    本当にすごい、
    そして好きなんだなぁと思います!

    私が絵を描き始めた頃は
    遠近法など分からず、
    描けなかったのです…
    今も苦手意識はありますが😨
    日々色々な絵柄で挑戦しています。

    キロク様は自分が表現したいイラストがハッキリしていて、
    難しい構図にも挑戦していらっしゃる!!!
    やはりフィギュアをあれだけ躍動感のある動かし方ができるので
    絵も色々なシーンが描けるだろうと期待していました😎

    同じ絵師として尊敬いたします☺️
    これからも色々なイラスト楽しみにしていますね🥰

    それをずっと言いたかったのですが、リプだと短い文字しか打てないのでブログのコメントに残させていただきました。

    まだ残暑が厳しいので水分補給をこまめにとってください☺️

    どのようなブログの内容でも、
    私は楽しみにしています(*^^*)

    • 典藻キロク より:

      コメントありがとうございます。
      久々にコメントいただけたことも、先生に絵をお褒めいただけたことも嬉しく思います。

      頂いている文中にあります「推しへの愛」「好き」というのは、とてもわたしの口からは言えないことです。
      なので、先生から見て客観的にそれを感じ取れるものということなら描いている甲斐があります。

      技術や理論について勉強・研究・練習をしているわけでない不真面目な創作ではありますが、これからもご覧頂けますと励みになります。

      文末にはなりますが、水分補給のお声かけまで頂いてしまい恐縮です。体調気を付けます。ここまで気にかけてくださりありがとうございます。
      無責任な立場からの言葉にはなってしまいますが、先生も健康の為の無理は程々に、たまにはチートデイ? というのもよろしいのではないかと勝手ながら進言いたします。

      いつもありがとうございます。
      またよろしくお願い致します。

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