【感想】映画「きさらぎ駅」

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 おはようございます。今日から向こう18日間は連勤になりそうな典藻のりもキロクです。

 「有給か? 欲しけりゃくれてやる」と会社は言いますが、休むためにスケジュールを空けるのは個人の自己管理によるので、まあ無理ですね。
 営業日だけの出勤だと時間が足りないから休日出勤と持ち帰り業務が続いているわけで……。


 まあ、そんなことはどうでもよいのです。愚痴ったところで休めるわけでなし。


 ところで、最近(過去6か月以内)、Amazonプライムビデオで「きさらぎ駅」を視聴しました。
 ヒーローや怪獣の出ない実写映画を観るなんて、典藻にしては珍しいことですね。

 
 2022年6月に公開された映画だそうで、インターネット都市伝説である「きさらぎ駅」をモチーフにしたホラー?映画です。
 低予算っぽさが見えながらも、きれいなロケーションであったり、話の構成がすっきりしていて見やすい映画でした。
 CGがリアル過ぎないことで怖さが抑えられて最後まで見られたのも個人的に評価点です。

 都市伝説「きさらぎ駅」をベースにしてはいるものの、話自体は「その辺のフリーホラーゲーム」または「SCPオブジェクト」といった感じでしょうか。
 (正確には違いますが)タイムリープものにおいて、先の展開を知っている登場人物が冷酷な選択をとれるようになる心情が少しわかる構成でした。

 前半「回想」で異界の不気味さや理不尽さを見せた後で、後半の「攻略」においてバイオレンスにカタルシス。
 やはり暴力はすべてを解決する……!

 自分だけが助かろうとした人物が異界に取り残され、面白半分で次の犠牲者が異界を訪れるという王道の展開。
 そして、結局異界は何だったのか、前半で語られた内容はどこまでか真実でどの部分が嘘だったのか、諸々の謎に考察の余地を残して終わる。これぐらいでちょうどよいだろうというエンディングでした。
 
 エログロもなく、びっくり要素も薄く、適当にすっきりと見られる「ちょうどよい」映画でした。




 ところで、「ヒーローの出ない映画」と言いましたね。あれは嘘です。
 なんとキラメイイエロー(の演者)とウルトラマントリガー(の演者)という令和ヒーローの共演が見られる豪華な作品という側面があります。
 しかもトリガー役の寺坂氏のセリフに「希望の光」というものがあるファンサービスまで。トリガーファン必見、とまでは言いませんが、やりすぎない程度のよき塩梅のネタだったと思います。

 同じ系列で「くねくね」やら「八尺様」やらの都市伝説を同様のアレンジかつ同世界観で作品化して、シリーズを通してひとつの真実にたどり着くというような展開があると大興奮なのですが、いまいち望めなさそうで残念です。



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