【感想】ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突

映画感想





 おはようございます。年末年始の休みから2か月、すでに「そろそろ連休がほしい」と思っているこらえ性の無い典藻のりもキロクです。
 やすみたい。休めないなら休日出勤手当がほしい。そんな気持ち。

 その希少な休日を使って観てきましたよ。劇場版ブレーザー。
 昨年のデジモン02の映画と同じく、県内で上映している劇場がほとんどなかったので、遠出になりました。
 まあ、普段仕事で運転している距離・時間に比べれば些細なことですが。

 この通り、パンフレットも買えたし入場特典も貰えたしでグッズ的には大満足。
 公開初日に行けていればブレーザーと握手することができたらしいので、これについては非常に悔やまれる。
 TV放送・映画公開期間中に現役ヒーローと「大人が」握手できる機会は限られますのでね。

評価

 肝心の映画の内容ですが、少し前の「それがいる森」記事でに則って星を付けるなら、
★★★★☆
 星4つです。
 遠出して、かつ4000円(妻とあわせて2人分)払って鑑賞して、時間・金額に対して満足できる内容。
 さらに手元に持っておくために映像ソフトの購入を検討するぐらいの評価です。

雑あらすじ

 冒頭、まあままな尺を使ってTV本編の振り返りを行いました。
 続けて起承転結の起に当たる部分。今回の主役怪獣であるゴンギルガン登場の前兆としてのズグガンやタガヌラーの出現。
 本編でのゲバルガやヴァラロンの件である種の「益虫」であることが分かったタガヌラーに対しても、人類に害あるものと判断される場面では容赦なく攻撃できるSKaRDの面々のプロらしさが見えます。

 そして挿入歌扱いでノンクレジットOPが始まります。
 TV本編と同じものかと思いきや、怪獣たちが次々と映されるところでザンギルたちOP未登場の怪獣のカットが追加されています。ニクい演出ですね。
 冒頭の本編あらすじとOPで、子どもに付き合って初めてブレーザーを観る親御さんも少しは楽しめる設計になっているのがとてもよい。我々としても振り返りになりますし。

 その後、ゴンギルガン出現→ブレーザーとアースガロンの共闘で撃破! ゴンギルガン誕生のきっかけになった人間関係のこじれも解消の兆しが見え、ヒルマ家とSKaRDメンバーで焼き肉を食べてめでたしめでたし。という運びでした。

感想

 本編からの一番の変化はブレーザー自身の振る舞いかと思います。
 本編最終回の「オレモイク」ほど明瞭な発音ではありませんが、ところどころ、ウルトラ難しいらしい地球人の言葉を発音しようとしている場面がありました。なんとなく「ありがとうアースガロン」と声をかけているシーンはとても良かったです。
 
 本編で苦戦続きだったアースガロンは今回も苦戦自体はするものの、非常に活躍が多くよかったです。
 格闘た銃火器によるいつもの戦闘スタイルに加え、新たにMod3ユニットを用いた切断技まで披露しました。
 技というよりは「使える物は何でも使う」といった状況でしたが。

 人の手に余る技術と相互不理解からくる事故により厄介な怪獣が誕生したり、「汚い大人」の象徴として国会議事堂が選ばれたり、昨今の暗い情勢を反映……というか風刺しているような要素もあり、ゴジラ-1.0やシン・ゴジラほどでは無いものの、大人向け要素と言えそうな部分もありました。
 また、ゲスト宇宙人であるダムノー星人の描写はよい塩梅で不気味さとチープさが両立されていてよかったのですが、子どもの頃にみたら一種のトラウマになっていたかもしれません。メタ視点で見れば一瞬で正体がわかるキャラクターとはいえ、ちょっと怖かった。

 そういった暗さや不気味さを緩和するための配慮というわけでは無いのでしょうが、ブレーザーと一緒に祈祷しようとするアースガロンや「彼には繊細な作戦は無理(意訳)」と言うゲントに抗議するブレーザー、ゲントの奢りの焼き肉を「その辺で買ってきた肉」と素直に表現するヤスノブなどなど、和みのシーンも多かったです。
 なんというかこう、非常にバランスの取れた話になっていたと思います。

 映画が面白かったが為に思わず↓のような漫画を描いてしまう程度には。






ネタバレあり 不穏な要素

 そんな具合で首都の被害は甚大なものの、比較的ハッピーエンドとなった今作ですが、にわか特撮ファンとして不穏に感じる要素もあります。
 それは円谷作品であるウルトラマンシリーズに持ち込むのは無作法と思いつつ、連想せずにはいられなかったある仮面ライダーの要素です。

 「夜は焼き肉っしょ!」という「ビルド」的死亡フラグではなく。
 「ドライブ」では主人公と敵対した者(役者)同士である今作ゲストのマブセとの共演でもなく。
 もうひとつ、今作の「オチ」からつながる不穏な要素。

 今回のハッピーエンド要素のひとつとして「ヒルマ家の新しい家族」即ちサトコの妊娠があります。
 子供向けの作品であることをさておき、非常に下世話なことを言いますが、この子を授かる為の営みは当然ここ最近行われたものと思います。

 ブレーザーと共に戦う中での身体へのダメージ、そもそも人ならざる者との心身の共有(変身時)。
 この状態での夫婦の営み。
 まったく状況は異なりますが、「アマゾンズseason2」を連想せずにはいられませんでした。

 もしかしたら、ゼロ、ジード、タイガのような2世3世ウルトラマンとして、ゲントの子がブレーザーの遺伝子を持ったウルトラマンとして誕生することもあるかもしれません。
 地球人やほかのウルトラマンと共存できない「消えない罪」を背負うことのないよう願うばかりです。




おわりに

 上記で不穏な要素、などとは言いましたが非常に爽やかかつ暖かな視聴後感を得られたのでとても満足です。
 人間サイズの大量の怪獣との戦闘や、ゴンギルガンの大暴れで壊れる議事堂など、映像としての見どころも多くよかったです。

 ご都合主義的商業主義的に獲得する劇場版限定フォームのような物もなく、本編で得た経験・力だけで事態を解決したのも非常にグッドでした。
 玩具を売る為の作品たちであることは分かりますが、なんのかんのでピンチになって、降ってわいた新たな力で解決というのが様式化しているのは少し退屈に感じる部分でもありますので。

 なにより、映画まできても出自のわからないブレーザー。地球人語もほとんど話さないし、神秘性の塊ですね。
 これはオーブダーク野武士も絶賛してくれるはずです。
 
 きれいにまとまってくれたからこそ、ここで終わってほしいです。
 この思い出が棄損されるぐらいなら、さらなる続編や後の客演などが無いとよいなと思います。
 それぐらい綺麗な終わり方でした。とさ。

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