ウッコモンの前世は?パートナーはいるの?考えてみました!

アニメ感想





 おはようございます。なんか今日は固定ページが4回も閲覧されていて訝しんでいる典藻のりもキロクです。どこのリンクから誰が見てくださったのでしょうか。不可思議現象。

 まあ、それはそれとして。
 今回は、誰にも見られない謎の個人ブログらしく、「クソブログ」調のタイトルをつけてみましてよ。
 なんだかとってもブロガーっぽいですわ。

 あ、劇場版の時間軸ならウッコモンの前世はウッコモンだし、パートナーはルイだと思います。解決!
 そういった考えるまでもないことは横に置き、他の要素についてゆるく考えてみました。
 特に資料を参照したりせずに思いついたままにテキトーなことを書いているだけなので、その程度のものと思いながら読んでいってください。

「大いなるもの」について

 ウッコモンの言うところの「大いなるもの」とは結局何だったのか。広大なデジタルワールドひいてはデジモン世界の設定上、イグドラシルやホメオスタシス、四聖獣にオリンポス十二神、七大魔王、etcと規模は違えど「大いなるもの」がたくさん存在しています。
 まあ、上記の勢力はさて置き、いくつか候補をこじつけてみましょう。

ダゴモン関連

 「ダゴモンの海」や「暗黒の海」と呼ばれる異空間に存在する描写のあるダゴモン。
 「02」本編で意味深長に現れたものの、デーモンを封印?するのにダゴモンの海が使われたり、「tri.」で姫川が「SIREN2」みたいになった程度で、詳細が明かされておらず解釈の余地がまだまだある存在です。

 そもそもあのダゴモンはデジモンの括りなのか? ラヴクラフト的なアレがデジモンのアバターで活動しているのでないか? 後年のアニメにおいて、「クロスウォーズ」の個体は意思が明確でわかりやすい存在だったり、「ゴーストゲーム」の個体はRGBの影響を受ける範疇にいる存在だったりする中で、「02」の個体はやはり異質です。

 そんな異質なダゴモンですので、デジタルワールド或いは外の世界における神格存在の一端であっても不思議ではかと思います。また、映画の終盤でウッコモンが展開したSAN値を削りそうなバッカルコーンから、ウッコモンもまたラヴクラフト的なもののひとつであるかもしれないと思い、結び付けた次第です。

 ダゴモン=ダゴン=「大いなるもの」ではなく、ダゴンが仕えるとされる「大いなるもの」こそがウッコモンの言うところのそれなのかもしれません。
 であれば、世界の枠組みを超えるような規格外の能力を持っていてもおかしくないのかもしれません。

ディアボロモン関連

 「デジモンアドベンチャー」「02」のそれぞれの劇場版に登場し、以後も絶大な存在感を誇るディアボロモンとその系統のデジモンたち。
 今回の映画でも、オメガモンとアーマゲモンの戦闘がテレビに映されるという形で回想の中に登場していました。

 その回想に前後して、ウッコモンはデロデロに溶けて「死んで」しまいました。会話の流れから、ルイの言葉にショックを受けて「ショック死」したように見えました。ショックなんだぜ。
 しかしながら、もしかしたらアーマゲモンと何かしらのリンクがあり、アーマゲモンが撃破された/ダメージを負ったことで姿を保てなくなったウッコモンがあの状態になったという線もあるのではないでしょうか。

 ウッコモンが規格外なのはもちろんですが、ディアボロモン類も十分に規格外です。ウッコモンの死亡後、はじまりの街を介さずにすぐにデジタマに戻る自己保存の様子も、しぶとさが印象的なディアボロモンと重なる部分がないこともないのではないでしょうか。そうでもないでしょうか。

 ディアボロモンが「大いなるもの」かはともかくとして、「tri.」で闇のゲンナイがデーモンと同列に名前を挙げていたことから、特別な存在であることがうかがえます。
 単純に強敵としての分類かもしれませんが、封印されているデーモンと消滅しているディアボロモンを「次」の敵として同列に挙げているので、ディアボロモン因子=ウッコモン(デジタマ)が現存している=消滅していないことからの発言だったのではないでしょうか。そうでもないでしょうか。

ゴーストゲーム関連

 別作品である「ゴーストゲーム」世界の何者かこそが「大いなるもの」なのかもしれない。いえまあ、根拠は非常に薄いのですけれど。
 
 ルイの身辺に対して行ったこと、そのやり口、劇中での描写のされ方がいずれも「ゴーストゲーム」のデジモンのそれと遜色ないホラー的なものでした。
 特に体が死んでいる人間を無理やりに動かし続けていたということが明かされるシーンは非常に怖かったです。また、人間との倫理観の乖離が描かれるのは「ゴーストゲーム」でも何度かありました。

 「02」でダゴモンの海やデーモンの件を解決しないままに最終回を迎えたように、「ゴーストゲーム」も数々の未回収の伏線があります。その未回収の部分同士が、こう、なんか、うまい具合にリンクして漠然とした、大いなる黒幕がほら、ね?

 「ゴーストゲーム」世界には「大いなるもの」と呼べそうな存在が複数確認されています。
 宇宙から飛来する危機。量子コンピュータ以上の計算能力を持つデジモン。神に等しい存在とされるデジモン。よりどりみどりです。

そもそも「大いなるもの」などいない

 あくまでウッコモンの発言と本人が規格外の能力を持つこと以外に根拠が無いため、ウッコモンの嘘または勘違いである可能性もあります。
 ウッコモンが何者かにそう思い込まされているかもしれないし、赤文字で語られない以上はキャラクターの発言すべてが正しいわけではないことを念頭に置いた方がよいでしょう。

願望器としてのウッコモン

 創作物における「願いを叶えてくれる存在」はたくさんありますが、ウッコモンはどのパターンに当てはまるでしょうか。

神龍シェンロン・ポルンガ・ほかドラゴン

 「願いを叶えてくれる存在」の代名詞とも言える「ドラゴンボール」に登場する龍たちです。
 ドラゴンボールを7つ集め、合言葉を言うことで出現し、何でも(何でもとは言っていない)願いを叶えてくれる神秘の存在です。神秘的ながらまあまあ人間臭い部分もあり、親近感の持てる願望器ですね。
 「7つの球を集める」、「合言葉を言う」という「手順を踏めば(大体何でも)願いを叶てくれる」パターンです。

 手順を踏むという点はウッコモンには当てはまりませんが、誕生日会に選ばれし子供たちを呼べなかったことから、「私の力を大きく超える願いは叶えられない」系願望器というのは通じるものがありますね。

喪黒福造

 直接願いを叶えてくれるのでなく、願いが叶う為の道具などを提供する形で助力をしてくれる存在です。ドラえもんのこのパターンですね。
 取り扱い方法やリスクまで説明の上で、無償で助力してくれる極めて良心的なパターンです。
 具体的な方法やリスクの説明などの打合せができなかったウッコモンはこれには当てはまらないでしょう。

聖杯・タタリ

 願望器という表現を使う以上は触れておくべき聖杯。型月警察が怖いのであまり無暗なことは言えませんが……。
 第4次以降の冬木の「聖杯」と二十七祖のひとりである「タタリ」、どちらも「願いを歪んだ形で叶える」ものです。
 願った者と叶える者の認識に大きな齟齬があるという点では、ウッコモンに非常に近いパターンです。

キュゥべえ

 皆様お馴染みの宇宙的孵卵器。「(事前にちゃんと質問すれば)リスクの説明をしてくれる」点では上記の喪黒福造と同じですが、こちらは直接的に願いを叶えてくれます。しかも、叶えられる願いの規模もまあまあ大きい。
 最大の問題は地球人との価値観の相違ですね。
 上記の聖杯と同じくルイとウッコモンの認識の違いが起きたという点で共通しています。マスコット的な外観をしている上に日本語での会話が出来る為に致命的な齟齬に気づきづらい点も同じです。

猿の手、ランプの魔人、魔弾、ほか

 願いを叶える回数に制限があるものです。中には災いとなって返ってくるものもあります。
 ウッコモンの力について明言はされていませんが、死体を無理に動かしていたことなどから、回数という形ではないもののいずれ限界がくることはあったかもしれません。

デザ神、ほか

 デザイアグランプリ等の儀式を経て、願いを叶えられるものです。上記聖杯に近いものがありますが、こちらは別に儀式で勝ち残らずとも力の根源にアクセスできれば割と好き勝手に願いを叶えられます。
 また、願いを叶えるためのリソースとして、潰えた願いの力を集めている為、無尽蔵に力を発揮できるわけではありません。
 ウッコモンの場合は「大いなるもの」とつながっていることが力の源のように語っていたので、創世の女神の力を流用するデザグラとある種共通する部分があります。

総合

 まとめるとキュゥべえのように外見と声で相手を油断させて、神龍シェンロンのように力量を超える願いを叶えられず、かつその力はデザグラのように大元につながっていなければ発揮できず、願いの叶え方やリスクについての説明を怠るタイプの願望器。それがウッコモンということですね。
 願いを叶えることができること自体は規格外ですが、願望器の類の中ではまあまあ控えめな性能のように見えますね。

世界で最初のパートナーデジモン?

 ルイの語るところによれば、彼とウッコモンは世界で初めてパートナー関係を結んだ人間とデジモンとのことですが、さてこれは本当でしょうか。

 あくまでルイ本人の認識がそうであるということだけで、その根拠は「ウッコモンが自分たちと同じような関係性の人間とデジモンを増やした」という認識です。
 これ自体がウッコモンの言葉で語られているだけで、本当にそうであるか、劇中人物は誰も確認をしていません。(事が起きてしまったので確認する意義や時間がなかったわけですが)

 ウッコモンの能力の範疇で終盤に大量のデジタマを転送したことや、人間の精神に干渉できることから人間とデジモンのペアを生み出すということ自体は出来そうではありますが……。無理やりにペアを組ませる手法がちょっとゾフィスっぽいぞ。

 彼らのデジヴァイスが黒かったことにも何か意味がありそうです。
 ルイやウッコモンの言葉が真実である場合、太一たちの持つ(我々が見慣れたカラーの)デジヴァイスは模造品であり、あの黒いデジヴァイスこそがオリジナルである可能性。
 逆に、オリジナルのデジヴァイスがそもそも存在していたところにウッコモンか「大いなるもの」が用意したレプリカである為に黒かった可能性。
 どちらもあり得そうです。

 そもそもからして、ルイとウッコモンの間での意思疎通が不足していたわけなので、2人の発言はそれぞれ自身の思い込みに過ぎず、信憑性の薄いものと思っておいたほうが良いのではと考えます。

まとめ

 結論を申しますと、何もわかりませんでした。
 まあ、公式の見解などの資料も集めずに妄想を繰るだけでは何の答えも得られないでしょう。むしろこれで正解を見つけられたら驚きです。

 いかがでしたか? 

 この一言があるとすごくブログっぽくないですか? 典藻も一端のブロガーになった気分ですよ。

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