ライドケミートレカに思うこと

変身玩具





 おはようございます。この土日も仕事になってしまった連勤術士れんきんじゅつし典藻のりもキロクです。わたしの、週末が……! これではわたしが陥穽かんせいしてしまう!

 まあ、泣き言を言ったところで仕事が霧散するわけでなし。
 ブログでも書いて気を紛らわせましょう。

 時にへろーきっず。皆様はもうたっぷりケミー集めましたかな? 101枚(未発売!)集めた君も、まだまだ(そりゃそうじゃ)の君も、典藻の話を聞いて行ってくださいな。


 まずもって、2023年11月現在、典藻の中ではライドケミートレカについて評価が下がりつつあります。
 あと、典藻は「ガッチャード」は、まだ1話と「VSレジェンド」しか見れていないことをお伝えしておきましょう。


 ケミーの種類数について、皆様ご存じの通り、劇中にて101種類と語られているほか、先輩仮面ライダーたちもカードになっています。
 先輩方のカードについてはカグヤ様が使っていましたね。
 これらを合わせると、ケミー101枚+平成1号ライダー20枚+令和1号ライダー6枚(ガッチャード含む)+デザグラ関係者14枚(0弾で収録済)+キングオージャー2枚(映画の特典)で、現状でも少なくとも143種がラインナップされているはずです。多いですね。
 非常に多い種類数です。フルボトル60種+αをゆうに超える数です。更に増える可能性も大いにありますので、コンプリートは普段以上に根気と資金が必要になります。典藻は既に諦めています。


 先に「評価がさがりつつある」と述べましたが、もちろん玩具として良い部分はたくさんあります。
1.眺めて・集めて・遊んで楽しいカードデザイン。
2.組み合わせを考えたり覚えたりという知育玩具としての側面。
3.例年の玩具の中ではかさばらない点(まあカードなので)。
4.まだ見ぬケミーに出会えるワクワク感。ウルトラマンの方ではオーブにしろデッカーにしろ、歴代ウルトラマンや怪獣といった顔見知りのお歴々のデザインなので、新鮮味という点ではイマイチでしたので。
5.比較的安価な単価。

 以上のように、良いところがたくさんあります。


 一方で、その売り方については、大いに不満があります。
1.イラスト違いも含めると例年以上に集めにくい。ex)イベント配布、放送開始前の映画の入場特典、各種雑誌の付録、etc。
2.一部のライダー以外は「キャラクター」でなく「作品」でベルトに認識されることの宣伝不足。
3.ホッパー1は特に顕著だが、レアリティの低いカードが大量にダブる。
4.違いのわかりにくいレアリティ差での種類数かさ増し。
5.封入率事故で悪名高いユニオンアリーナと同じバンダイ製品であること。

 以上、「売り方」だけで良いところと同数の不満点があります。

 上記不満点1について、今のところ一番ひどいと感じたのはネクストファイズのカードの配布ですね。
 3日間だけ東京で開催されたイベントでの配布でした。後日他の機会での配布もあるらしいですが、勤め人や地方住まいでは入手難度が非常に高い1枚になっていますね。

 そして、典藻が一番不満なのは2です。
 ブースターの0弾と1弾に収録された1号ライダー+デザグラ関係者に続き、食玩では2号ライダーたちがラインナップされました。
 例えば、ウエハースのおまけにはクローズほか3名、装動(小フィギュア)のおまけにはギャレンほか7名。問題があると感じているのはこの2号ライダーたちです。

 順を追って話しましょう。
 ブースターでもライダーはレアカード扱いで、中々手に入らなかったのですが、ウエハースでもこれは同じで、典藻は11個購入しライダー1枚も無しという結果でした。ちなみに、ウエハースは1箱20個入りですので、過半数を買ったわけです。
 11個で出ないとなれば、「出るまで買う」は現実的に無理と判断し、ウエハース収録のライダーたちは諦めました。

 次に発売された装動は8種類の2号ライダーがラインナップされていたわけですが、装動自体が特定のラインナップの人気が高く、まず買えないものがある。まあこれは置いておきましょう。
 不人気アソートに同梱されていたギャレン、イクサ、アクセル、バルカンは入手できました。

 喜び勇んで帰宅して、どんな音声が鳴るかとベルトにギャレンのカードを読み込ませたら「ブレイド!」という音声。
 これはまさかと残りの3枚も確認したところ「キバ!」「ダブル!」「ゼロワン!」。
 ええ、そうです。キャラクター単位でなく作品単位での読み込みです。
 先に発売されているデザグラ関係者やバイスは個別認識だったという前提が罠ですね。知りすぎる罠。
 
 して、いやこれはパッケージの確認不足な自分の落ち度だろうと思いよおく読んでみても「このカードが入っているよ」「ベルトに入れる時にカードが傷つくかもしれないよ」は書いてあるものの、(ギャレンの場合)「これはブレイドと同じ音声が鳴るよ」とは書いていない。
 これはもう装動を集めていない層にも装動を買わせる為の罠といってしまって差し支えないのでは。
 現に、発売が発表されている装動2弾のパッケージ写真を見たところ、こちらにはケミーが付属しないようですので、1弾で釣った典藻のような奴らが同じ手法では釣れないことが分かっているのでしょう。姑息。


 昨年とあることをきっかけに、「もしやバンダイは客に対して不誠実なのでは」と疑念を抱いていたのですが、ケミーの売り方を見ていると「売れれば良い。客の満足度は二の次。金こそすべて」というような幻覚が見えますね。
 ついでに言えば装動の方も中々あくどい。先にプレミアムバンダイで第1弾の豪華版を売り、その後にケミーを付けて通常の食玩版を売り、さらにさらにガチャポンで食玩より少し豪華な仕様のものを売る。
 食玩とはいえ、2個買わないと完成しない仕様上、子どもが気軽に買える/買ってもらえるものではないでしょう。金欠サラリーマンの典藻もしんどいですし。
 空想上の子供を仮定して話しましょう。せっかく買ってもらえた食玩ガッチャードで喜んでいたら、少し金額を上乗せしたら買えるガチャポンガッチャードが後から発売。親御さんからすればこないだ買ったものと同じですし、仮にお小遣いで買おうにも(仮面ライダーのメインターゲットの年齢層がお小遣いをもらえるのかはさておき)、食玩で使ってしまったのでガチャポン1500円には足りない。そんな状況、悲しくないですか?

 騙し討ちで装動を買うことになった典藻は、まあ大人なので情報収集が甘かったという落ち度がありましょう。
 しかし、子どもに情報戦を仕掛けるというのは、玩具メーカーとして如何なものでしょうか。
 典藻は装動シリーズを集めていないので、そこまで熱心に怒りを燃やすことはしませんが、もやもやする案件ではあります。


 閑話休題。
 ずいぶんと脱線しましたが、ケミーの話です。
 ブースターのレア枠で1号ライダーのカードを集めた後、ろくな表記もせずに「同じ音声が鳴るイラスト違いカード」を買わされる。
 ベルトの音声を鳴らしたいだけの層に対しては特に酷い売り方です。
 なんなら、12月発売のベルトにはブースターに収録されていたライダーカードの一部が付属するようですね。なんだそれ。

 なんとなくですが、番組終盤頃に店頭販売かプレミアムバンダイかわかりませんが、何かしらの「特別仕様」でライダーを一挙再録したセットでも売り出しそうな気もします。
 レアカード故に手に入らなかった人向けにはよい救済措置ですが、商品展開序盤に売り上げの糧になってくれたファンにはただただ裏切り或いは挑発のような行為ですね。
 まあ期待しましょう。典藻も今後のカードの収集具合によってはそういったセットも買うかもしれませんし。


 
 そんなわけで、ライドケミートレカの話でした。
 玩具としては好きな部類なので、売り方にもう少し気を遣ってほしいですね。本当に。
 こんなブログを読まれることはないでしょうが、バンダイの方、よろしくお願いしますよ。

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