ソシャゲと相性が悪いわたし

ゲーム





冒頭文

 おはようございます。ゲームは遊びとして楽しみたい典藻のりもキロクです。

 そうです。典藻にとってゲームは遊びなのです。遊びでストレスを溜めたくはないのです。
 もしかして、典藻の好みとソシャゲは相性が悪いのではないかと最近思い始めております。

典藻のソシャゲ歴

 ソシャゲ……ソーシャルゲームの略称だったかと思います。
 大雑把な捉え方ですが、ネット環境があれば基本無料で遊べ、てゲーム内での追加コンテンツを楽しみたいやゲームを有利に進めたい場合に都度課金するゲームを指すものと考えています。アプリケーションソフトとしてスマートフォン等の端末にインストールするものもあれば、インストール不要でPCブラウザ上で遊ぶものもあります。

 典藻がソシャゲに初めて触れたのは「ガールフレンド(仮)」(以下、ガルフレ)だったと思います。2013~2014年頃だったかと。一時期ネットミームとなっていた「クロエ・ルメールが自己紹介する新春キャンペーンのCM」が放送されるより前に始めたのは覚えています。
 典藻は2つ折りの所謂ガラケーが好きだったこともあり、スマホを持つようになったのは2019年末でした。なので、ガルフレを遊んでいた端末はスマホでなく、iPod touchだったはずです。
 iPod touchのスペックの都合で、ガルフレの派生作品であるリズムゲーム「ガールフレンド(♪)」はほとんど遊べなかったのが当時は悔しかったですね。



 その後、2018年頃にiPadを購入して、本格的にソシャゲを遊べる環境になりました。
 このiPad購入のきっかけになったのが、やはりソシャゲである「Fate/Grand order」(以下、FGO)です。この作品に登場するキャラクター 清姫のビジュアルが大変好みであり、またFateシリーズそのものも数年来追いかけていたもので興味もありました。
 ただ、先述の通りスペックに制限があるiPod touchでは遊べるゲームも限られ、FGOもまたプレイ不可の環境でした。
 しかし、典藻は清姫を気に入ってしまっていたので、「まあ、あればゲーム以外にも使うだろう」と奮発してiPad購入にいたりました。
 少し触る程度だったガルフレと違い、本格的にストーリーやキャラ設定を楽しもうという気持ちで取り組んだ初めてのソシャゲがFGOになります。
 同時期に、せっかくiPadを買ったのだからと、毛色の違うゲームもいくつか触ってみましたが現在までプレイを続けているのはFGOだけになってしまいました。


 さらに時は進んで2020年のこと。当時は、転職して労働環境が変わったことで少し時間に余裕ができました。
 ちょうどその少し前からネット上で流行していた「たべるんごのうた」をきっかけに「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」(以下、デレステ)を始めました。もともと「シンデレラガールズ」のキャラクターや楽曲はいくらか認知していましたし、入りやすかったですね。

 
 その数年後にはまた別のきっかけで「ウマ娘プリティーダービー」(以下、ウマ娘)を始めることになります。


 こうして振り返ると本数は少なく、ソシャゲ経験値はあまりないですね。 
 

終わりの見えない物語

 ソシャゲは基本プレイが無料である為に、ゲーム内課金や関連グッズで売り上げを立てていかなければなりません。
 そうなると、運営を続けるにはゲームに明確な終わりがあっては都合がよろしくありません。

 なので、「りゅうおうを倒す」、「クッパを倒してピーチ姫を助ける」というようなゴールが設けられていません。延々とストーリーが続いたり、そもそも大筋の物語自体が進行するようなものでなかったりします。通常プレイでは数年単位で終わりが来ず、終わる時はゲーム自体のサービスが終了する時……という印象を持っています。
 一番長くプレイしているFGOもメインストーリーにまだまだ終わりが見えません。

 典藻は終わりがあってこその物語だと思っています。打ち切りだろうと尻すぼみだろうと、「終わり」が描かれることは大事です。
 そして、あまり長く続くと読み返すにも時間がかかるので、コンパクトにまとまっているものが好みです。漫画なら単行本20巻ぐらいまでのボリュームが嬉しいです。商業作品である以上、人気が出るほど終わりが遠のくというのは理解できますが、自分が飽きない内に終わってほしいというのが個人的な願いです。

 あまり長く続くと追いかける体力が尽きてしまって、終わりを見届けられないというのも悩ましい点です。
 月刊誌で十数年連載が続いて完結が見えない漫画だったり、折に触れてファンディスクで追加シナリオを出すギャルゲだったり、数年後に客演やVシネマで新作が作られる特撮ヒーローだったり……。そもそも終わらないものや、せっかく終わったものをいつまでも蒸し返すものであったり、追いかけるのが大変です。疲れます。

 ソシャゲのストーリーは性質上、サービス終了まで終わらない前提で遊ばないといけないので精神的な疲労感を覚悟して臨まなければなりません。

イベントごとに期日がある

 終わりが無いのが不満だというのなら、サービス終了間際を待って、まとめて一気読みすればよいのではないかとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
 しかし、それも案外難しいのです。

 FGOを例に出しますが、このゲームはメインストーリーの他に各キャラクターの個別ストーリーがあったり、期間限定で開催されるイベントのストーリーがあったりします。
 ガチャでキャラを入手しなければならない個別ストーリーも読むためのハードルが高いものではあります。
 ですが、厄介さで言うならイベントストーリーも中々のものです。

 期間限定イベントは、名前の通り開催期間の設定されているものになります。
 FGOではイベントストーリーを後から読み返すには一度クリアする必要があります。もちろん開催期間中にです。ですので、サービス終了が見え始めてからプレイすると読み返せないストーリーがあるのです。悔しいですね。

 
 そして、この期間限定というのが典藻のストレッサーになっています。ただでさえ仕事で毎日のように納期やら日々のスケジュールやらの調整に追われていますのに、息抜きの娯楽までもが〆切を突き付けてくるのです。ストレスです。
 もちろん、好きでやっているゲームなので出来る限り期間中にクリアできるよう取り組みます。それでも時間の無い時はあります。とても間に合わない時があります。そんな時は、時間があるときに後から読み返せるようにする=期間中にクリアすることを優先し、ストーリー部分をスキップしてバトルだけ済ませてイベントを終わらせます。
 シナリオを売りにしているゲームをプレイしているのに、そのシナリオをスキップする虚無感ときたらないです。

 あくまでゲームは息抜き或いは暇つぶしとして捉えて、暇があるときに取り組むぐらいにした方がよいのかもしれません。
 創作物には敬意を払うべきとは思いますが、媒体の性質上それが難しいので片手間程度で遊ぶほかありません。

 最近はまた時間が無い状態になっているので、FGOの現行イベントも全然進められていません。ほぼ確実にストーリースキップの手段をとることになります。悩ましい。
 あと、デレステとウマ娘はイベントを捨てて数か月単位でログインすらしていません。

疲れている時に支えてくれたFGO

 相性が悪いと感じつつもすっぱり手を引けないのは、典藻の優柔不断さのみが原因ではありません。

 前職場で会社に泊まり込んだり、帰宅してシャワーを浴びてすぐにまた出勤したりというような働き方をしていた頃のこと。
 それでも始めたばかりのFGOに充てる時間を捻出して楽しんでいました。ウィークリーミッションなどの確認画面でキャラクターが「今月はクリスマスがありますね」など月替わりで季節に関したコメントをしてくれるのですが、日・週・月の認識があやふやになっていた当時の典藻はこれを聞いて「クリスマス? ああ今12月か。そういえば寒いな」と今の季節を把握するような状態でした。マシュがいてくれなかったら、わたしはもっと荒んでいたような気がします。

 そんな感謝もありますし、なによりわざわざiPadを買うほどのお気に入りのキャラクターが出ているゲームですから、なかなか辞めることもできません。
 「炎上」なんて呼ばれる出来事もちらほらあった気はしますが、いわゆるライトユーザーである典藻には関係のないようなことばかりでしたし、やめるきっかけにはなりません

いつか来る別離

 ソシャゲにはいつか必ずサービス終了の時が訪れます。
 ろくにストーリーも終えていなくて早く終わってほしいと思っているFGOも、終わりがくればきっと寂しく思うでしょう。

 買い切りのゲームと違って、ソシャゲはサービス終了となればそれまでのプレイの記録やストーリーを読み返すこともできません。
 これまでかけた時間とお金と引きかえに遺るのは思い出だけです。ええ、思い出は大事ですね。ヒトがヒトとして生きるのに、よい思い出も辛い思い出も必要なものです。
 思い出が遺るのなら、数年という時間も決して無駄なものではない…………はずです。

 ですがやはり、思い出しか残らないというのは作品との死別といっても差支えないのではないでしょうか。それは悲しい。

 ゲームによってはサービス終了時に買い切り版を用意してくれるものもあるそうです。FGOもそうなってほしいですね。

おわりに

 「ストーリーを読むにあたって期日が設けられる」や「必死に追いかけても終わったら思い出しか残らない」というのはやはり、わたしの性格には合わないようです。
 暇つぶしの為のゲームの筈ですが、その暇がとれないというのも大きいように思います。
 仕事も家事もしないといけませんし、睡眠時間も大事です。こうしてブログの更新もしないと……もしかしてブログを書くのをやめればゲームができるのでは?
 

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