小さめの怪獣がいちばん怖い。

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 おはようございます。「怪獣怖い」って「まんじゅう怖い」に通じるものがあるよねと思っている典藻のりもキロクです。

 皆様は怖い怪獣はいるでしょうか。円谷、東宝、大映、etc。かっこいい怪獣、かわいい怪獣。日本には様々な怪獣がいますので、Kaiju文化に触れたことのある方なら、怖い怪獣に1体や2体いるでしょう。
 典藻は、直近では「ゴジラマイナスワン」のゴジラが非常に怖かったです。


 広く一般的(一般的とは言っていない)に「怖い」とされている怪獣はダダやシルバーブルーメ、ノスフェルあたりでしょうか。全員「怪獣」じゃなくて「宇宙人」「円盤生物」「スペースビースト」じゃねえかというツッコミはあるでしょうが、広義での怪獣ということでご容赦を。


 典藻が一番怖いと感じるのは、人間より少し大き目ぐらいの大きさの怪獣たちです。
 最大サイズが人間大のものも怖いですし、最終的には巨大になるけど成長過程で人間大を経由するものも怖いです。
 具体的にはデストロイア、レギオン、ペドレオン等です。
 (あと、怪獣じゃないけど、はたもんばや魔法少女オブジエンドの魔法少女たち、ジュラシックパークのラプトルも怖い)


 なにが怖いかと言えば、「建造物に侵入できる」というのが一番だと思います。
 巨大怪獣は建造物に侵入するどころか容易く壊してくるので、一切の希望を持たず早々に諦めがつくのでかえってよいのです。
 人間大の怪獣は違います。建物は一種の安全基地となるはずなのに、その中に怪獣が侵入した途端、それはもはや死の迷宮と化します。
 出会えば死、良くて重体、あるいは精神汚染や何やら酷い目に遭うことが分かり切っている相手に追いかけっこが始まるわけです。
 しかも、物語の主要人物でもなければわずかな抵抗手段すら持ちえない。
 風が語りかけます。怖い。怖すぎる。この街は、良い風が吹くなあ。
 

 マンション、校舎、病院、ショッピングモール……。複数階に分かれている建造物だとなお怖い。
 相手がどこにいるのわからない上に、最悪天井や壁・床をぶち破って急に目の前に現れる可能性まである。想像するだに怖い。
 怪獣や人間から逃げるゲーム「巨影都市」で一番怖かったのは地下鉄で ソルジャーレギオンから逃げるところでした。


 もちろん屋外で出会っても怖い。
 巨大怪獣であれば大抵の場合は鳴き声やら足音やらの気配で遠距離から相手の位置を察知できますが、人間大の相手はそうはいきません。
 木陰に潜んでいるかもしれないし、曲がり角で出くわすかもしれない。


 人間大の脅威ということであれば戦隊や仮面ライダーの怪人も該当しそうなところですが、彼らは大抵の場合、人語が通じるのでだいぶ恐怖が薄まります。
 「言葉は通じても心は通じない」は普段から現実の人間に対して抱いている感覚といっしょなので、怪人は攻撃的な一般人です。
 でも、アリアマゾンとかグロンギ族は怖い。超怖い。 


 しかし怖いというのはフィクションの怪獣として正しい姿のひとつだと思います。
 故にこそ、印象に残るし「好きな怪獣」にもなり得るというものです。デストロイアもソルジャーレギオンも好き。怖いけど。
 ただし、ラフム。お前はだめだ。FGOに登場するラフムは、上述の条件にだいぶ当てはまるはずですが、絶妙に好きにはなれない造形をしています。怖すぎるし、怪獣的でない悪意があるのが多分引っかかっているんでしょうね。


 あと、カネゴンはそのものは怖くないけど、話が怖い。よい話だけど怖い。


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