「メッキかあ」と思い記事を書くわたしです。これぐらいならセーフでしょうか。変に踏み入っていないでしょうか。
アウトなら非公開記事をひとつ増やすだけなので、いざ毒を食らわば皿まで、です。
「メッキかあ」に続くのは「よいですよね。つい手に取りたくなりますね」です。憧れのヒーローにを真似るなら「心が躍るな!」というところです。
クリアパーツ、ラメ、パールカラー、ホログラム加工……世の中にはわたしの心をときめかせるものはいくつもあります。メッキもまた、そのなかのひとつです。
黄金の果実を騙る超越者に対してヒーローが言ったセリフに「お前なんかただの金メッキだ」というものがあり、印象深いです。この文脈では、「偽物の黄金」という意味で金メッキと言われていますが、メッキそのものを貶すものではありません。
メッキ加工は手軽にキラキラを手にすることができる小市民の味方、人類の叡智の結晶、「偽物の黄金」であっても「本物のメッキ」であるという在り方の美しさ……これは心が躍るのも納得です。
わたしは子供向けの玩具を集めるのを趣味のひとつにしていることもあり、メッキ加工されたものを手にすることも多いです。
セボンスターであったり、プリキュア関連のグッズであったり、あるいは100円ショップのハンドクラフトのコーナーに並ぶパーツであったり、なんとなく女性(女児)向けのものと思われがちかもしれませんが、男児向けの玩具にもメッキ加工が施されることは多いです。
むしろ、男児の方が金ぴか=最強というわかりやすい記号から、金メッキを好むかもしれません。わたし自身、よい歳をしたおじさんになった今でもメッキやクリアパーツ、ホログラム加工が散りばめられた玩具に昂ります。
仮面ライダーのコレクタブル玩具(変身ベルトに後付けする小物類)のガチャポンに、一時はレアアソートとして「キラキラメッキバージョン」というメッキ塗装版が収録されるのが恒例になっていたのですが、近年はそういったメッキのアソートを見かけなくなり寂しいばかりです。
また、玩具でいえばドラゴンボールのキャラクターが全身メッキの可動フィギュアとして売り出されたことがあり、受注締め切りギリギリまで買うかどうか悩んだりもしました。キャラクター自体も好みでしたし、メッキにワクワクしはしたのですが、如何せん高級品でしたので諦めました。
可動フィギュアになると高価になるメッキですが、案外安価に手に入るものに施されている加工でもあります。先に挙げたセボンスターや100均のものなんかがそうですね。
気持ちの落ち込む時に100均でハンドクラフトコーナーに行くだけで、キラキラのメッキやビーズを眺めて多少の精神安定を図れます。我ながら安い人生です。
貴金属だとか宝石だとか、「本物」の宝飾品を手に入れる機会は、きっと今後の人生でもないと思うのです。妻がそういったアクセサリを好まないというのもありますし、そのような上等なものを買い求める趣味がわたしにありません。
人は宝飾品を飾り付ける為の台座ではなく、人が自身を輝かせる為に身につけるのが宝飾品であるのなら、使用する当人が「輝いている!」と思えば黄金も金メッキも同じ役割を果たすものでしょう。
少なくともわたしはメッキ、クリアパーツ、ホログラム加工等のキラキラしたものを宝物と思っています。カラスかなにかのようにただ闇雲に光り物(魚ではない)を好む様は滑稽でしょうが、わたしがわたしを鼓舞する為のもののひとつとして有効に働いているのですから、このキラキラは素敵なものなのです。
……ブツ撮りの際に写り込みに気を付けないといけないのがネックではありますが。
コメント
わかりますわかります!写真を見て、男の子向け玩具も結構キンキラしてるんだなぁと発見になりました。かわい・かっこいい。金の延べ棒もかわいいですね〜!
コメントありがとうございます。
メッキはよいものですよね。金の延べ棒のおもちゃも100均で買えてお得(?)でした。
いつもありがとうございます。