妻にイラストを贈る習慣(3)

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 妻への請求書のために、毎月イラストを描いているわけですが、同時に毎月頭を悩ませるわけでもあります。「今月は何が印象に残ったかしら」というネタの選定だったり「今月は○○かぁ、描けるだろうか」という題材の難易度の問題だったりです。

 そんな月例行事--先だって1年越しに描いた分があったりするので、いまいち月例ではない気もします--なのですが、この度の5月分については、月初に「リトルバスターズ!」の布教をしたことから、該当作品で妻が気に入ったキャラクターを描くことにしました。


 描くべき題材は、能美クドリャフカです。
 クドかぁ……。クド、絶対むずかしいじゃないですか。マント+帽子で装飾品が多いですし。


 だからといって、ほかのキャラクターが描きやすいというものでもありません。それぞれに違った難しさがあります。(少なくともわたしよりは)絵の心得がある妻からも「日傘は描ける気がしない」とのお言葉を頂戴しました。
 このままでは、2024年2月から1年間放置された十代のイラストと同じ道を辿ってしまいます。

 これを危惧したわけではないでしょうが、しかし、しきりに「クドかぁ……」とこぼすわたしを見かねてか、なんやかんやで、今回は妻も描くことになりました。つまり、アレですね。すこやかなる時も病める時も、喜びの時も悲しみの時も、クドを描く時も、共に助け合って云々というわけです。


 妻は絵が描ける人です。あとアナログ派です。液タブを持っているのに作業はだいたいアナログです。絵はうまいです(わたし比)。
 なので(?)、せっかくですから、描いてもらった絵をブログに載せることにしました。

作・わたし。ツイッターに投稿したものに少し手を加えています。

 まずは、わたし作のものです。描画範囲を狭めるという「逃げ」に走っています。耳の見えない角度にしましたし。
 クドの特徴のひとつである八重歯を描くことからも逃げているあたり、及び腰が見てとれます。自評。

作・妻。わふたーを参考にしたらしいので、夏服ヴァージョン。

 続いて、こちらが妻の手によるものです。はいかわいい。本物のクドに近い作画です。描画範囲も広い。そして仕事が早い。これが絵心ある者の力です。


 せっかく同じ題材で、ふたり揃って描きましたので、よろしければコメント欄などで、どちらのクドが「よい」か投票していただけると、妻との話の種になります。
 わたしが勝てば、単純に嬉しいです。妻が勝てば「そうでしょうそうでしょう。わたしの妻は絵が上手いのです」と単純に嬉しいです。わたしはしたたかなので、勝っても負けても利を得られます。こずるい。




 ここからは、いえここからものろけ話になります。ありがたいことに、これに意義を見出して下さる方もいらっしゃいますので、遠慮なく書かせて頂きます。ネットに伴侶の自慢を書くと誹謗中傷されるらしいご時世に、我々ののろけ話に需要を見出して下さって感謝に堪えません。マジ天使です。

 妻と共に絵を描くというのは、随分久しぶりのことでした。交際当初は互いに漫研に所属していたこともあり、絵を介したコミュニケーションをとることもありましたが、就職だったり何だったりで生活環境が変わることで、「絵を描く」ということ自体の回数が減りました。たぶん脳疲労とか何とかの関係でしょう。
 久しぶりに一緒に絵が描けて楽しかったです。

 わたしが毎月の請求書以外を描くことを再開したのが一昨年の10月頃のことです。30日連続でピクシブに絵を上げるというチャレンジをしていました。その後、昨年6月からは、高頻度で一晩でファンアート(仮)を描くことがありまして、おかげさまで多少は見れる出来になりました。……と思わせておいてください。

 ようやく出来がよくなってきたわたしの絵に比べ、やはり妻のそれは上手です。
 我が家では、玄関だったり、キッチンダイニングだったり、物置部屋だったり、妻の部屋だったりに、妻の描いたものを飾ってもらっています。これを見ることができるのがわたしだけなのは、パートナーとしての特権です。
 妻は芸術面において、わたしに無いものを色々と持っています。それは絵心だったり、歌唱力だったり、文才だったり、諸々の発想力であったりです。わたしに出来ないことをたくさん出来ることを尊敬する部分が大いにあります。夫婦仲に限ったことではないのでしょうが、相手を尊敬できるということが、円満な関係の構築の第一歩かと思います。妻は、人格面や芸術面、日常の端々で尊敬をさせてくれます。
 だからこそ、13年も付き合いが続いているのでしょう。友人らしい友人のいない身にとっては、血縁者以外では最長の付き合いです。それだけ長く一緒にいて、関係が破綻してないというのですから、これはある種の奇跡です。ベストマッチです。鋼のムーンサルトです。イエーイ。



 のろけ話を挟みましたが、夫婦でクドの絵を描いた話でした。
 欲深なことを申し上げますが、よろしければコメント欄で投票をしてくださると嬉しいです。

コメント

  1. へるべちか より:

    キロクさんのクドちゃんは、キュートにイラスト的にまとまり、妻ちゃんのクドちゃんはとにかく上手くかけて、同じ日常にいる同士の視線、自然体を感じます!
    上手さでは妻ちゃん!1本!
    でもキロクさんのは、まとまりがキレイですね!
    読んでてニコニコホワホワになるのろけ話をありがとうございます!
    いつも心をまぁるくしてくれる……2人の生活をちらりと覗かせてくれる日常系ブログが癒しです!

    • 典藻キロク より:

      先生、お忙しい中、コメント&投票ありがとうございます!
      妻と共々にお褒め頂きまして恐縮です。妻にも伝えさせて頂きます。

      また、いつもお読み下さり、ありがとうございます。
      先生のお言葉もあり「こういうのを書いてよいんだ」というのが知れて、とても嬉しかったです。
      これからもよろしくお願い致します。

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