初心者が遊ぶシャドウバースワールズビヨンド【シャドバWB】

カードゲーム





もともとシャドバに興味はありまして

 シャドバ未経験者の身ではありますが、6月17日に配信が開始されました新作ゲーム「Shadowverse: Worlds Beyond(シャドウバース ワールズ ビヨンド)」で遊んでみました。

 もともと、デジタルカードゲームというものに興味はあったのですが、そのジャンルでの金字塔らしい「シャドバ」には手を出せないでいました。なにぶん、わたしがガラケーからスマホに変えたのがだいぶ遅かったもので、前作が話題になっていた頃は、シャドウバースをプレイできる端末を持っていなかったのです。
 盛り上がっているところに後から入っていく気概もありませんで、出遅れてしまえば、そのまま「自分とは縁のない作品」として興味の対象ではなくなっていました。

 この度、新作として再スタートとすると聞きまして、よい機会と思い、はりきって事前登録しました次第です。
 せっかく遊びましたので、感想を記事に残しておきます。
 

ルールがシンプルで遊びやすい

 まず、ゲームのルールが非常にシンプルで遊びやすいです。超シンプルです。

 時とか場合とか、するとかできるとか、カードが違うとか調整中とか……等々のカードゲームとしての「ややこしさ」がありません。加えて、デジタルカードゲームですから、各処理を自動で行ってくれて、裁定や処理に頭を悩ませることがありません。

 勝てるかどうかはさておき、ゲームとしてはかなり気軽に遊べるものです。

デジタルカードゲームならではの仕様

 カードがデッキ外から手札や場に加わる処理の多用や、カードごとにボイスが設定されていること、進化によりゲーム中にカードイラストが変化する仕様はデジタルカードゲームならではのものですね。
  25年近く遊戯王カードに触れている身ですが、未だにカードの精霊の声を聞いたことがありません。場に出す度にカードが喋るという体験はなかなか新鮮なものです。

 前項でも述べましたが、進行・処理が自動で行われるのもデジタルならではの利点です。最悪、ルールを覚えていなくても間違った処理をしないという点で、安心して対人戦に臨めます。

 基本プレイ無料であるため、「カードを集める」という体験にお金がかからないのもよいです。現物のコレクションを得られないという寂しさもありますので、一長一短ではありますが、後々飽きてしまった時に「お金の無駄遣いだった」と悔やまない点では、基本プレイ無料はありがたいです。

ストーリーは敷居が高い

 カードゲームとしては、わかりやすく楽しめるものではありますが、一方で、個人的にストーリーの敷居を高く感じいます。

 聞くところによれば、「シャドバ」自体が「神撃のバハムート」世界観を共有するものだそうです。その「シャドバ」から新生したのが今作「シャドバWB」なわけですから、世界観の理解のためだったり、十分に楽しむために求められる前提知識が多そうで、二の足を踏んでしまいます。

 カードゲームとして遊ぶ分には、ストーリーを読まなくてもよさそうなので、ストーリーモードで遊ぶのはいったん保留にしています。

 DT世界の話を知らなくてもトリシューラは強いし、アニメの賛否に関係なくアクセスコード・トーカーは重宝されているわけです。カードゲームとしての楽しみ方と、周辺ストーリーの楽しみ方は別物として考えるのがよいでしょう。

いちばん楽しいのは最初の数ヶ月

 これまでにいくつものトレーディングカードゲームに触れてきた身としまして、カードゲームが一番楽しいのは最初の数か月だと思っています。具体的には、ブースターパック第3弾がでるあたりまでです。あくまで個人的な体感の話ではありますが。

 カードの種類が増えていけば、集める為の気力体力財力が息切れしてくるものです。そうして息が続かなくなり、ライトな楽しみ方をしている人々が振り落とされていった末には「ガチ勢」が残っていきます。楽しむためでなく、勝つためのゲームをする方々です。好きなカードでなく、強いカードでデッキを組む方々です。
 物事に真剣に取り組むというのは賛美されるべきものではありますが、勝利を偏重するあまりに「楽しむためのカードゲーム」を邪険にするのはよろしくありません。

 eスポーツとしての立ち位置や、ランクが設定された対人戦など、競技性を前面に押し出しているゲームですから、いずれ「エンジョイ勢」「カジュアル勢」お断りの雰囲気になるのでないかと、今から余計な心配をしています。

エンジョイ勢として楽しむ

 そのうち飽きてしまうかもしれませんが、今のところは楽しんでおります。カードプールも少なく、そもそも知識もなく「欲しいカード」というものがないこともあり、ストレスなく遊べています。

 ゲーム内のアバターも「典藻キロク」らしいものに出来まして、それなりに満足です。

 経験上、あまり熱心に楽しむと、あれもこれもと遊びたくなり、複数のデッキを持つようになります。こうなると、集めなければならないカードが増えまして、満足感の閾値が上がってしまいます。

 なので、このゲームでの方針は「使うデッキはひとつに絞る」とすることにしました。長期間継続して遊ぶようであれば、方針を翻すこともあるかもしれませんが、とりあえずデッキはひとつです。

 勝つためのゲームでなく、楽しむためのゲームを心がけます。ゲームは遊びなのですから、楽しみませんと。ワクワクを思い出すのです。
 さしあたっては、ゲーム内通貨を稼いで、リーダースキンというものを入手することを目標にして、対戦を楽しみたいと思います。

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