skebやpixivリクエストはいいぞ(3)

イラスト関連





 ↑↑前回までの記事↑↑


 出だしから恐縮ですが、「いいぞ」と題につけつつ、前回の(2)に引き続き、「よくないぞ」という話になります。ご勘弁を。
 題にもあるskebやpixivリクエストといったようなイラストやテキストのリクエストサイト利用についての記事です。


 さて、今回は承認されていたリクエストが納期超過でキャンセルになりました。とても残念です。
 承認から期限までの2か月間にリクエスト外の作品投稿やファンボックスでの限定公開作品を複数仕上げていらっしゃいましたのに、わたしのリクエストは〆切が守られませんでした。かなしい。
 もちろん、道義的に、或いは規約の上において、依頼側がクリエイターの方針に口出しすることはできないと重々承知しております。なので、それを咎めるのではなく、ただただ「かなしい」と表明させていただきましょう。
 いえ、〆切超過自体は別によいのです。わたし自身、「無理な納期だけど断れない仕事」を受けたときの精神がすり減る感覚は共感するところがありますので、他人の〆切には比較的寛容です。特に今回のような創作のリクエストであれば、誰かの命がかかっているものでもありませんし。わたしが残念に思っているのは、他の投稿はコンスタントに行っていたのに〆切超過前後に何かの発信があったわけでもなく平常運転だったことです。「〆切間に合わない! ヤバい!」の一言ツイートでもあれば、なにも文句は言いませんとも(多分)。
 このクリエイターになら有償の仕事を依頼してもよいという信頼を裏切られたのが、かなしい。まあ、顔も知らない相手ですから、あくまでわたしからの一方的な信頼ですが。



 前回や今回のことを体験し、この度、ひとつ気が付いたことがあります。
 「納期を守って下さる」あるいは「納期を過ぎても事情の表明をされる」というクリエイターは案外レアなのではないかという発見です。楽しみに待っている依頼主がいるということを軽く見ているのが標準的あるいは平均的なクリエイターの意識なのではないかという発見。
 さらに、そのうえで「リクエスト内容をよく汲み取ってくださる」とか「お値段以上に手の込んだものを仕上げて下さる」という神対応をしてくださる神クリエイターは更にレアなのでしょう。
 わたしは新社会人の頃に「お金をもらっている以上はプロである自覚を持て」という旨の教えを受けておりまして、社会人的にはこれが当然なのだろうと思っていました。が、案外そうではないのかもしれません。有償リクエストを自ら募集していながら、プロ精神というものが伴わないクリエイターは多いのかもしれません。


 いえまあ、わたしがスケベ心を出して、自分の性癖にあうジャンルを書いて/描いている方にお願いしているのがいけないのかもしれません。しかも、出せる金額に限りがある為に比較的に安価で募集されているクリエイターを選んでいるというのも、きっといけないところです。
 わたしの好む系統の創作をしていて、かつ安価でリクエストを受けているクリエイターはあまり対応がよくない傾向があるという可能性。
 別ジャンルであれば事情が違うかもしれませんし、わたしの好むものであっても高単価のリクエストならまた対応が変わってくるのかもしれません。


 仮説の検証の為に金額の話をするのなら、これまで対応がよろしくなかったケースは数千~1万円ぐらいのリクエスト募集でした。逆に、奮発して2万円~のリクエストをしたときは嫌な思いをしていません。クリエイターも「安かろう悪かろう」なのかもしれません。
 まあ、同じ1万円での募集でも、前回の記事に書いた「いつまでも承認もキャンセルもしないで放置するクリエイター」もいれば、丁寧な仕事をしてくださる方や、承認を放置せずに一両日中にちゃんとキャンセルしてくださる方もいらっしゃいます。一概に「安いから信用できない」とはいえなさそうです。


 正味な話、仕事をお願いしようとしているクリエイターが信用のおける人物かどうか、何を基準に判断をすればよいかと頭を悩ませます。
 各SNSでの発信を見て人間性や仕事への姿勢が「大丈夫」な方かどうか下見するというのも、どこまで有効かわかりません。
 前回で触れたリクエストを放置し続けたクリエイターについては、ツイッターではご自身の創作論や他クリエイターの作品の感想などを書かれていて、創作や仕事に対して熱心な方だと思っていたのですが、残念ながら違いました。

 あまり上品な表現ではないので使いたくない言葉なのですが、あえて用いましょう。
 これはもう、クリエイターガチャと呼ぶべきものです。……ああ嫌ですね。「ガチャ」なんて使いたくなかったのですが。しかし、リクエストサイトを通してのクリエイターへの依頼は、ガチャと呼ぶべき運試しです。

 依頼先を探すにあたっては、好みの作風のクリエイターであり→リクエストを募集しており→自分の捻出できる金額で依頼を募集しており→SNS上での発信に問題がなさそうである、と確認の段階を踏みます。それらを経て、期待を込めて運試しをするのです。放置されたり〆切が守られなかったりと不誠実な対応で返されるというのは、ガチャの「ハズレ」を引いたようなものと思うほかありません。

 このガチャの例えで表すのなら、わたしはすでに最高級の「アタリ」のクリエイターに巡りあっているので、これ以上を求めるのは難しいのかもしれません。「アタリ」の神対応の水準を誰にも彼にも期待するというのは、よろしくなかったです。どうもわたしが現実を見れていなかったように思います。
 対応のよかった「アタリ」のクリエイターも次に依頼しようとしたときには募集がされていなかったりもするので、そういった意味でも運試しといえますね。


 今回の話をまとめると、イラストやテキストのリクエストを送るのは運試しと思った方がよいということです。
 また、その運試しで「アタリ」に出会いたいのなら、単価の高いクリエイターへの依頼をするのがよいでしょう。安い仕事だと手や気を抜きたくなるという人の性は理解できます。わたしも、お給料の発生しない労働についてはモチベーションも下がりますし、よくわかります。
(ご自身で決めたリクエスト金額について『安い仕事だから手を抜く』という姿勢はよろしくないように思いますが)

 運試しでリクエストを送る際には、ぜひとも奮発しましょう。
 先方の提示している金額に少し上乗せしたぐらいでは「安く」見られて雑に扱われてしまいます。

コメント

  1. まつ より:

    こんばんは(*^^*)
    お久しぶりにコメントを残します!

    またですか!!!!
    ビックリです😳
    私の大切な友人を悲しませるクリエイターはどこのどいつでしょうか🥲
    許せないです(´;ω;`)

    リクエストサイトの規約的には間違ってないと思いますが
    人と、人として悲しく思います😢

    ガチャなんて思わせてしまうクリエイターがいること、残念です…
    何か事情があるのかもしれませんが
    他を更新しているのであれば
    やはり一言くらい触れて欲しいですよね😢
    私が依頼する立場なら、
    同じように思います!

    キロク様には好きなイラストを好きなクリエイターに描いてもらって
    仕上がりに満足して幸せだー!
    って幸せに生きて欲しいと常々思っております☺️

    仕事でも色々あったようですし、
    イラスト関係で少しでも元気になれたら良いのにって🥲

    今回は残念な結果になってしまったと思いますが、今後は素敵な絵師さんに出逢えることを願っています☺️

    • 典藻キロク より:

      先生、コメントありがとうございます。

      前回、今回と絵でなく文章の依頼だったのですが、記事の内容通りの対応をされてしまいました。
      もしかしたらお小遣い稼ぎ程度の認識で、依頼人の存在というものを考えていない方が多いのかもしれないと思いました。

      まつ先生はじめ、絵描きの方でしたら真面目に対応してくださる方が多いのですが、文章書きはあまり対応がよろしくない印象を持ってしまいました。
      また気が向いたら、捻出できる金額の範囲でお願いできる文章書きの方を探してみようと思います。

      いつもありがとうございます。

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