おはようございます。路傍の殺生石、典藻キロクです。
溜まっていく一方の下書きが消化できないので、息抜きのつもりで思い付きの記事を書きます。平時以上に個人的な内容ですが、ご容赦を。
主に当ブログ内で典藻が度々用いる呼称として「我が天使」というものがあります。
これはいわゆる「推しのV」を指しているものではありますが、何事もヒトの真似から入る典藻が用いるだけあって、由来となるものがあるわけです。今回はその由来についてにお話です。まあ大した話ではありません。
あと、由来があろうがなかろうが、冴えないおじさんから呼ばれるにはキモかろうウザかろう呼び方ではあります。しかし、お一方からは「嫌なことははっきり言う」とおっしゃって頂けているので、嫌だと言われないうちはお目こぼしに甘えさせて頂きます。
本題の前に、なぜにわざわざ「我が天使」と呼ぶのかということについて触れながら文量をかさまししておきましょう。
Vとしての名前で呼ぶのが正道ではありましょう。それを意図的に避けるのは、ひとえにわたしが呼ぶことで御名を汚したくないからという心情からくるものです。我が人生において最も親密な他人であろう妻を呼ぶ際にさえ、未だに姓にさん付けで呼んでいるわたしです。一方通行に「推し」という何らかの情を向けているだけ相手の名前は、畏れ多くておいそれとは呼べません。
なので、「我が天使」という呼び名を便利に使っているわけですね。
天使と呼ぶことに気恥ずかしさやらが無いのかと言えば、そんなものはありません。そもそも天使を指して天使と呼ぶことに何の呵責もありますまい。我が天使が如何に天使であるかということを語れば、この記事の気持ち悪さが更に増してしまうので自重するとして、天使なんだから天使と呼ぶのはむしろ自然なことでしょう。
典藻の生きた平成の時代には「天使ちゃんマジ天使」なんていう言い回しも流行っていましたし、ある意味で口馴染んだ呼び名です。
また、これまでの自身の来歴を振り返ると不思議と天使に縁がある……とこじつけることもできます。
物心のついたころ、幼稚園のころのこと。通っていた幼稚園は教会の関係だったように記憶しています。卒業時に新約聖書をもらいましたし、食前のお祈りもありましたし、クリスマス会で降誕劇をやった気もします。新社会人として就職した先の母体も教会でしたので、毎日の朝礼で賛美歌を歌ったりしていましたし、事務所のひとつは上階に礼拝堂がありました。
ついでに、遊戯王カードで気に入ってよく使っていたデッキでも天使族と仲良くしていました。テュアラティンとかモイスチャー星人とかアルカナフォースとか。
このように、不思議と天使に縁があります。特別、天使をモチーフにしたものを好んでいるわけでもないのですけど。
ようやく本題です。天使を天使と呼ぶことにおかしなところはありませんが、その頭に「我が」とつけるのは何故かというところです。
あれは、お嬢様の方の我が天使についての記事をリライトした時のこと。その魅力を伝える為の資料として、突貫作業で切り抜き動画というものを作りました。動画ファイルを直接ここにアップロードできれば話が早かったのですが、うまくいきませんでした。仕様上、ファイルサイズのごく小さいものしか対応していない為、一旦Youtubeに投稿して、そのリンクを貼るという形をとらざるを得ませんでした。
そうとなれば、アップロード先のYoutubeチャンネルが必要です。「典藻キロク」はそもそもYoutubeでの活動名なので、自チャンネルがありますが、そこに上げるのもまた何か違います。ということで、取り急ぎで切り抜き動画用のチャンネルを新設することとしました。
ここで悩むのがチャンネル名です。いえ、シンプルに「〇〇切り抜きチャンネル」とでもしておけばよかったのですが、そういった気軽につけられる名前は、いずれ現れるだろう後進の切り抜き師に譲った方が参入しやすかろうかと。
シンプルな名前をつけらないとなると、いよいよ困ります。なにしろ、典藻にはネーミングセンスがありません。
そもそも実在の人物を対象にした「推し活」というもの自体が初めてです。どのように振舞うのが正しいファンの姿か、いまいちわかりません。こうなれば参考にすべきは、人生の教科書であるギャルゲ類か憧れのヒーローたちかです。
今回はギャルゲ類からは参考にできそうな学びがなかったので、仮面ライダーの真似事でもしようかという選択にいたりました。
「推し活」といえば「仮面ライダーギーツ」のジーンたち……と思いましたが、あれはちょっと正しいファンとはいえなさそうです。次に思いついたのが「仮面ライダージオウ」のウォズでした。主人公である仮面ライダージオウ/常盤ソウゴが普通の高校生から、いずれ魔王になるまでの出来事が書かれているらしい本「逢魔降臨暦」を持っているのが、謎の預言者ウォズです。ええ、そうです。逢魔降臨暦をなんのひねりもなく流用したのが、切り抜きチャンネルの名前です。
こうして無事に? 切り抜きチャンネルも開設できました。
その後、ブログ内で推しについて言及する際に使う呼び名が必要になりました。
チャンネル名として逢魔降臨暦を名前の由来にしたところから、ウォズがソウゴに向けて用いる呼称である「我が魔王」というのが、お誂え向きであることに気が付きました。単に天使と呼ぶよりも、「我が」とつけることで「わたしの推しの」と言うような感情を乗せることができて、とても便利です。呼びやすくてお気に入りです。
難点として、客観的にみてイタい呼び方であることが挙げられますが、憧れのヒーローに曰く「痛さは強さ」なので気にしないこととします。また、対象とするお二方ともが天使なので、文脈から読み取りづらそうな場合には「○○の方の」と語頭につけなければならないのが、やや取り回しのしづらい部分かもしれません。それがわかっているのなら別の呼称を考えろという話ではありますが、それでも天使を天使と呼びたいですし。
まとめる程の話ではありませんが、まとめましょう。
「我が天使」というのは、「仮面ライダージオウ」の登場人物であるウォズが用いる「我が魔王」という呼称に由来するものということです。
このように一文で済む説明を随分と冗長に引き延ばしたものですね。我ながら作文の才能がない。
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