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闇バイトという呼び方の賛否はさておき、ここ数年世間に不安を振りまく押し入り強盗の類が存在しています。当然に犯罪行為ですから、許されざるものです。直接に犯罪被害に遭ったわけでもないわたしも、仕事の面で迷惑しているところが多分にありまして、なおいっそうに許容できません。
本題から逸れますので、わたしの仕事について詳しくは書きませんが、ざっくりと言えば福祉業界かつ個人宅の訪問を主とした業務です。
世間の……特に高齢者の不安感と用心から、この訪問に障壁が出来ています。
電話でアポイントをとってから訪問するわけですが、これまでに何度か訪問したことのあるお宅でも「高齢者の一人暮らしだから、見知った業者といっても、男の人が単独でくるのは心配。第三者を伴ってほしい」と言われることが増えています。
その第三者は相手方のご家族であったり、ケアマネジャーであったりするわけですが、人数が増えれば、それだけ日程のすり合わせがしづらくなります。三者の日程を合わせると、訪問予定が随分先になってしまうこともあります。
都合上、わたしの仕事が発生しているということは、たいていの場合において、相手方に生活の不便が発生しているということです。その改善に向けての訪問日程が先になるというのは、不便を放置して相手方を待たせることになります。あと、わたしの仕事も片付かず、先送りになった分が溜まっていきます。
そもそもアポイントの電話がつながらないということもあります。
こちらは強盗の類だけが原因ではなく、それ以前から見られたことでして、詐欺を警戒して、携帯電話からの着信には出ないことにしているという方も少なくありません。もっと用心深い方は、登録していない電話番号を自動で着信拒否にするよう設定していたりもします。そうなると、日程調整の難しさ云々の前に、電話で話すことすら叶いません。
なんやかんやで連絡がついた際に「知らない番号だっから警戒してしまったの。ごめんなさいね」とおっしゃって下さる方もいらっしゃれば、「なんで早く連絡を寄こさないんだ!」とお怒りになる方もいらっしゃいます。電話がつながらない、電話をとらないのが相手方の用心の都合であっても、後者の場合は、ただただ頭を下げるほかありません。その怒りが収まってから、ようやく本題に入るわけで、双方ともに時間を無駄にしてしまいます。
訪問にしろ電話にしろ、用心に越したことはないと、わたしも思います。高齢者世帯の不安はよくわかります。なので、その警戒心に文句を言うことはできません。
ただただ、そういう警戒をさせる犯罪者が、仕事の邪魔で仕方ないです。なぜに、真面目に働いて生きている者が、お前らのせいで苦労しなければいけないのか。闇バイトの害は、直接の被害者だけにあるものではないのです。迷惑な話ですね。
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