新年度の目標はサボリーマン

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冒頭文

 時間が経つのは早いもので、ついこの間のことだと思った年明けは既に遠く、はやくも4月を迎えようとしています。
 4月。というか、春といいますと、わたしとしては鼻と喉と目がやられる花粉の季節であると共に、桜が咲いて気力が増す活性の季節でもあります。

 春という季節にわたし個人の人格は感じ入るものがありますが、社会人としてのわたしには特段思うところはありません。社会人に春休みなどというものは当然なく、基本的に中途採用の職員が出たり入ったりする職場である都合、年度の境目だからといって何が変わるわけでもないのです。

 と、例年は新年度に変わることを実感することはほとんどないのです。
 今年度の目標! などと志を高く持ってなにかを定めるような性格でもありませんし。

 しかし、今回は新年度の目標というものをかかげてみようかと思うのです。
 いえ、志とモチベーションは変わらず低いままです。地を這うがごとく。……どころか、地に潜るかのごとくに、とにもかくにも低く。

来年度からはサボリーマンを目指す

 低い低い志とモチベーションで何を目標にするのかといえば、記事タイトルどおり、サボリーマンです。
 適度にサボりながら、やる気なく進歩もなく、会社に貢献するでもなく「いい加減」で「テキトー」に働こうかと思うのです。

 仕事柄、他人の傷病や生活の質に関わるものですから、そういった場面では今まで通りに持てる力と知識を振るいます。サボるのはそういった「外の仕事」ではなく、事務所での「内の仕事」です。もっと言えば、自分以外の職員の為の仕事です。
 いわゆる中間管理職という立場にあって、あまりに身勝手な振る舞いというのは許容されざるものではありましょうが、まあ、わたしには適性がなかったということで。それによって降格なり異動なりさせられるなら、むしろ願ったり叶ったりです。ほかに適任者がいないからと引き受けた立ち位置でしたが、それを不適任と判断されるなら、どうぞ後任者を見繕っていただきたいです。可及的速やかにお願いしたいところです。

 もとより、会社側としても人件費を抑えられるのなら望むところかと思います。わたしは定時で帰るし休みもとる。会社は残業代という追加の人件費が発生しなくて済む。ウィンウィンというやつでしょう。

 ですので、目指せサボリーマン。

心身のスタミナ切れ

 正直なところ、ここ半年少しの間、職場での人間関係のあれこれと、インターネット上でのアレコレとが重なりまして、まあまあ心身の疲労を感じています。

 動悸や痛みで心臓に違和感を覚えたり、仕事中に貧血を起こして立っていられなくなったり、座ったままめまいを起こしたり……。
 そういった体調不良についても、職場の人間は無関心です。他部署の人や取引先の人、お客さんは「顔色悪いよ、大丈夫?」「ちゃんと病院行った?」と心配をしてくれます。

 まあ、体は頑丈なわたしなので、違和感は気のせいだし貧血で力が抜けるのも気合が足りないだけだし、めまいも目を固くつむればやり過ごせるものだしで、こちらはさして問題視するものではありません。

 問題とすべきは心の方です。
 繰り返しになりますが、わたしは仕事に関する志やモチベーションはとても低いです。俗っぽい表現になるのであまり好きませんが、あえて言うのなら「意識低い系」です。
 それでも、自分のことのみならず他人にも気や目を配らなければならない立場での仕事をどうにかこなしていたのは、わたしなりのなけなしの責任感というものがあったからです。

 この責任感、あるいは緊張の糸というものが切れてしまいました。
 
 体力的にも気力的にも、丸1日仕事をするのに耐えうるだけの残量がありません。現場をひとつ済ませるごとにカフェインと糖分を摂って、多分プラシーボ効果であろう空元気で無理やりよそゆきの顔を作っていますが、これもそろそろ限界です。
 これまでは、体が疲れ切っても気力で動かしていたし、気力が尽きても体が動くならやらなければならないという考えで働いていました。それが社会人、オトナというものですから。経緯はどうあれ、任された仕事が手元にある以上は身命を削る覚悟で臨むべきものでしょう。

 ですが、特にここ1ヶ月ぐらいの間は体力気力の両方がもちません。
 これまでろくにとれなくても文句も言わなかった(言う相手がいなかった)昼休憩をとって、仮眠をとっても体力が続きません。
 気力は出勤前からゼロかマイナスです。「やだー職場いきたくないー」が極まって寝床から体を起こせない日もありました。幸いにして(?)職位権限で出退勤時間をある程度好きにできるので、現場仕事とどうにか折り合いをつけて、ごまかしごまかしやっていましたが。
 

職場についての愚痴

 人間関係というものは非常にままならないものです。

 立場上気を遣わないといけないこと、決めないといけないこと、円滑な業務の進行のために手を回したこと。すべてが否定されました。
 「いつも忙しそうにしていて話しかけづらい」「自分の仕事を先回りして片付けられていて信用されていないように感じる」「世間話をしてもそっけない」、エトセトラ。

 そりゃあそうでしょう。他職員の担当件数の1.6~2.5倍の件数を抱えて、それに加えて管理業務があるわけです。
 「いつも忙しい」し、「先回りして他の仕事を片付け」ないと全体の進行が滞りますし、人件費の発生する勤務時間中に「世間話をして」いる暇はありません。
 これに文句があるのなら、担当件数がわたしに偏らず済むように同程度の効率で業務をこなしたり、あるいは管理業務に余分がでないように報連相の漏れを無くして頂きたいのです。

 しかし、わたしの方針としては、大変な部分はわたしが引き受けるから、その分、他職員はのびのびと力を発揮してほしいというものです。管理者ひとりが頑張ることで、他職員の負担が減ってイキイキと働ければそれでよいじゃないですか。
 
 だというのに、わたしが作った空き時間を使ってやっていたことが、ヒソヒソコソコソとわたしへの陰口を叩いて、「コミュニケーション不全」という理由で人事に「あいつ目障りだからどこかに飛ばしてほしい(意訳)」という話を持ち掛けるというものです。
 体力気力を振りしぼって、実際に体の具合まで悪くして、休日の予定を潰して、そうして頑張った結果がこれです。

 入職数か月の新人がこれを主導しているというのも、面白くない話です。
 件数に比例して、事業所の月の売り上げの半分以上がわたしの担当分になっています。それを指して「忙しそうにしている」をはじめとした種々、まとめるのなら「話しかけづらい雰囲気」を理由に「一緒に働きたくないから追い出したい」という希望が出されているわけです。面白くない。
 
 事業所内ではわたしが最年少です。(これに業種の高齢化を感じるところではありますが)
 常々、年上の部下というものの扱いづらさは感じております。それでも、件の新人が入るまではお互い社会人の距離感で波風立たずに業務を回していました。それが乱されてしまいました。

 40を超えて未だに「女の子」が抜けないのは、まあよいです。個人の人格の多様性に口出しはしません。職場においての話し言葉に、「かわいこぶった」擬音や子供のような言葉遣いが混じるのも、クレームが入っているわけでもないので看過しましょう。
 わたしの滑舌の悪さを人前で笑いものにしたことも、休日出勤を指して挑発してきたことも、わたし個人の感情の問題として表には出しません。私情と仕事は別の話ですから。失礼な物言い自体も、わたしのほうが年若いということでナメられても仕方ありませんし。

 ええ、しかし。
 業務上の報告を怠ったり、私語に夢中で現場仕事に遅れたり、現場仕事内容のメインになる持ち物を持参しなかったりと、業務に支障をきたす部分はいただけません。
 「このぐらいは任せてもよいだろう」と信頼して依頼した仕事について「○○さんが出来るからって私が出来ると思わないでください!」とキレるのもよろしくありません。
 それらの経緯を踏まえたわたしが、キャパシティを超えていそうな仕事を先回りして片付けたり、お膳立てをしたりすることについて「仕事を任せてもらえない!」と不満を漏らすのは矛盾です。

 そんな感情屋の「女の子」に味方して、コソコソヒソヒソとわたしを貶めようとする動きをする方々のために、わたしが必要以上に頑張ることもありません。
 体力や気力のみならず、愛想も尽きました。

おわりに

 そういったわけですので、新年度からはサボリーマンとして振舞うことを念頭に置きます。
 事務所内の業務をよりよくするために私費を投じて機材を提供することも致しません。先回りした仕事や、相手の仕事を減らす為の代行も致しません。具合の悪い時に「熱はないから」「体が動くから」と気力を振り絞って出勤することも致しません。

 「いい歳をした大人」が小学生みたいにつるんで「あいつむかつくから無視しよーぜ」のようなことをするのですから、こちらも大人げなく振る舞います。

 これを管理者として不適任とするのなら、それでよいです。
 心身の不調と偏った業務量をものともせず、人前で馬鹿にされても気に留めず、いつもニコニコとしながら要領を得ない世間話に付き合える方が後任になってくださればよいですね。

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