Figure-rise Standard 仮面ライダークウガ&トライチェイサー2000

フィギュア・プラモ





冒頭文

 心身の休養のためにSNSから離れていた間、ブログも休んでいたわけですが、そうなると日に1~2時間の余裕ができます。社会人的には、役立つ資格の勉強などすべきところでしょうが、そこは不真面目なサボリーマンのわたしですので、娯楽に時間を充ててしまいました。

 数年前に購入していた仮面ライダークウガとそのバイク トライチェイサー2000のプラモデルを開封・組立しました。
 同ブランドの仮面ライダープラモデルには手を出していなかったものの、特に思い入れが強い作品だからと買っていたクウガです。なんのかんのと忙しく、あるいはモチベーションがなく、数年間眠らせてしまっていましたが、このたび目覚めてもらいました。長い眠りから覚めるというのはクウガらしいのでは、と思っています。

大雑把な仕様

 クウガ本人とバイクの2キットを組み立てると、↑の画像のような内容物になります。写っていないものとして、クウガ用のスタンドもあります。

 ハンドル持ち手を含めて交換用手首が右4種、左3種です。キックエフェクトや作中でタイタンソードに変化する警棒なども付属しています。仮面ライダーの可動フィギュアとして真っ先に思い浮かぶフィギュアーツと比べても、悪くないかと思います。

 バイクに付属のハンドル持ち手は、本体付属の開き手から手甲を付け替える形になっています。手首交換の際にひと手間が増えるのが、少し残念です。まあ、高価なフィギュアーツでも「セイバー」系のライダーは同様の仕様ですから、値段を考えれば許容範囲です。

 クウガと言えばのサムズアップ手首ももちろん付属しています。

 食玩の戦隊ロボに比べればシールは少なく、組み立ての心理的ハードルは低めかと思います。塗装をせず、各部のシールと成型色のみでの色表現でも、値段なり以上の「クウガらしさ」を感じられます。特に金色の成型色が綺麗です。

 つま先可動や股関節周りの工夫もあり、全身の可動域もそこそこに広く、また、膝立ちでも一応自立可能です。
 可動フィギュアとして見ても十分すぎるぐらいに動きますが、あとひと声として肩の可動域はやや狭いかもしれないと感じました。

 スタンドとキックエフェクトと取り付けることで、いわゆる「ライダーキック」のポーズをとることもできます。

 当然のことながら、専用マシンであるトライチェイサー2000とのサイズ比はあっていますので、搭乗可能です。
 トライチェイサーのほうは、前後輪のタイヤがゴム素材だったり、ブレーキワイヤにリード線を使っていたりと、プラモデルなりの本物感を出してくれています。前後輪は回転します。自動二輪車という、形状・構造をよくわかっていないものだったため、クウガ本体よりも組立には苦労しました。

フィギュアーツとのサイズ比較

 数年前にこのプラモデルを購入するにあたり、気になっていたのは、可動フィギュアブランドS.H.Figuartsと比較した際のサイズ感でした。と言いますのも、作品やキャラクターにそれなりの思い入れがある割には、わたしの努力不足か縁がないのか、フィギュアーツ真骨彫のクウガ(マイティフォーム)を購入できる機会がなかったのです。
 なので、代用品となってくれたら嬉しいなというのが大きかったです。まあ、サイズが合わないならあわないで、(比較的)安価でライダーとバイクをセットにして飾ることができるのはよいかなとも考えていました。

 初期フィギュアーツ(画像左)のクウガと比較すると、随分大きく感じます。プラモデル(画像右)の方が、全身バランスというか、プロポーションがだいぶ劇中に近いです。初期フィギュアーツは最近のものと比べると、全体にやや小さめなので、比較対象としては適切ではなかったかもしれません。

 先述の通り、真骨彫の赤のクウガは未所持なので、白のクウガで比較します。並べてみると、体型バランスはよいのですが、やはりプラモデルの方が大きいです。これだけだと、フィギュアーツの代用品としてプラモを選ぶのは不適に思えます。

 ただ、足の開き方やポーズ次第では、フィギュアーツと並べてみても違和感を感じない場面もあります。
 せっかくの可動フィギュアを直立姿勢で並べることも、そうそうないかと思いますので、プレミア価格で手が出せないフィギュアーツの代用としては、一考の余地ありです。

おわりに

 サイズがやや大きいものの、フィギュアーツの代用品として混ぜて遊ぶこともできそうでよかったです。価格面でみれば、フィギュアーツの半分以下程度なので、主役ライダーの可動フィギュアを集めたいのなら、こちらがよいかもしれません。サイズが小さくてもよければ、食玩という手もありますが。

 だいたいのフィギュアーツ過去商品はプレミア価格になってしまっていて、気軽に買えません。再販がない(あっても高価すぎる)ライダーについては、大人しくこちらを手に取ったほうが経済的に思えます。響鬼とかカブトとか。

 価格に対しての出来という点で考えれば、個人的に大変満足のいくものでした。仮面ライダーではありませんが、フィギュアーツが買えないウルトラマンティガなんかも、こちらのブランドで買ってみようかと検討しています。

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