前回記事
前回の話は下記リンクを参照。
外注するかはさておき作り方は知るべき
前回記事の終わりに、次の段取りが定まらないとか、外注に出すか否か判断に迷うと述べました。
それから時間も経ちまして、外注云々はさておき、とりあえず作り方を知っておくべきだろうと考えました。自分で作るならもちろんのことですが、誰かに頼るにしても制作の工程を知っているほうが、依頼や情報共有がしやすいでしょう。
自分でモデルを作ってみようと決めたのはよいものの、元になるPSDデータもありません。まずは絵を描くところからです。思い立ったが吉日、そして、当日中に作業を終えないと次いつ出来るかわかりませんので、時間との勝負です。
おあつらえ向きな簡単キャラデザ
都合上、1日で作るわけですが、ここでおあつらえ向きなことに、簡単キャラデザのアバターがあります。目指すべきバーチャル美少女「黒肝キロク」はともかく、現状のアバター「典藻キロク」は、そもそも自分でもサムネイル等を描けるようにと超簡単なデザインにしているわけです。5年前のわたしに感謝ですね。
CLIP STUDIOの機能をいまいち使いこなせず、対称定規が使用できなかったので、半分描いて→コピー&ペースト→左右反転→レイヤー結合という力業で左右対称の立ち絵を描きました。ファイルが重すぎたのか、途中で強制終了したりで、作業のやり直しもありました。が、簡単キャラデザのおかげで、そう時間もかからず立ち絵完成。
描くのも簡単なら、動く部分も少ないのが都合のよいところです。
口も開閉しませんし、瞳もありません。顔の向きだけ変えられればよいのです。……開閉しない部分を口と呼称するのが正しいのかは疑問ですね。
とりあえずのモデリング
簡単立ち絵をPSDファイルで出力し、モデリングのためにLive2D Cubism Editorで読み込みます。あとは、公式のマニュアルやYoutubeの動画などを見ながら、ガタガタゴットンズッタンズッタンです。ちゃんと説明されているのですから、素人だって指示に従えば、ちょっとしたものは作れるはずです。
モデリング後は、自分本体の動きにアバターが追従する様子を映せるように、nizimaLIVEを使用してトラッキング設定をします。
普段、切り抜き動画の作成にしようしている動画編集ソフトを使用して、ついでに背景アニメーションをテキトーにドンテンカンドンテンカン。
そうして出来上がったのが↓のものです。
自画自賛したい出来
素人が見切り発車かつ1日で作ったにしては、よい具合ではないでしょうか。簡単キャラデザの賜物。1日モニターと睨み合っていた所為で目がしばしばしますが、それと引き換えの成果物にはかなり満足いっております。まだリップシンクが設定できていませんが、この調子でどうにかできそうです。
ヒト型アバターを得るまでの間、これを使用して何かできるかもしれません。
モデリングに触れてみて、仕様がわからない部分があったり、「こういう風に動かしたい」をどう反映させればよいか想像できない部分もありました。ただちにヒト型アバターを自作することはできませんが、よい経験にはなったと思います。
さて、次は何をすればよいでしょうか。
実際にモデルを動かしてみて「いざその時になってみないと分からない困りごと」が発生するのを待ってみましょうか。動かす際の困りごとがわかれば、次にすべきことも見えてくるでしょう。
となれば、今回制作したモデルを動かして「何か」をしましょう。
で、結局「何か」とは、何をすればよいのか……。
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