skebはいいぞ(5)

イラスト関連





 同系統の記事のいくつかで、イラスト等のリクエストサイトで依頼を雑に扱われることに文句を垂れていましたが、ここ最近はささくれだった気持ちが浄化されています。久しぶりに記事タイトルどおりに「いいぞ」と言えます。

 
 これまでに累計20件近くを複数のクリエイターに依頼してみて、ある程度「おまかせ」で書いて/描いてもらうのがよいという解を得ました。
 あくまで、解のひとつであって、これが絶対ということではないということは断っておきます。個人の見解ということです。



 たとえば、二次創作の依頼をするとして「○○という作品の××というキャラが□□しているイラスト」と希望を出したとしましょう。
 これで納品されるのは「××が□□しているイラスト」そのものになるでしょう。仕事に真面目なクリエイターほど、「依頼文そのまま」のものを作ってくださるように思います。こうして出来上がるのは、あくまで依頼者の想像力の範囲に収まるものです。クリエイター側が××のキャラクター性を知らず、仕事に際してデザインを調べるだけに留まれば、或いは想像・期待を下回るものかもしれません。このキャラクターはこんな表情をしない、こんなことを言わない等々の「解釈不一致」というものです。
 もちろん、好きなクリエイターの手による推しキャラの理想のシチュエーションというものは魅力的なものです。安くない金額を使う価値のあるものです。


 それを超える魅力が「おまかせ」にはあると思うのです。
 クリエイターの手癖と趣味を存分に発揮してもらい、依頼者の想像力の引き出しにないものが出来上がるというのは、とてもよい刺激です。そのクリエイターの作品が好きで依頼するのですから、クリエイターの色が全面的に反映されたものが好ましくないわけがないのです。
(まあ、その色が肌にあわないということも稀にあるかもしれませんが)


 「よい感じで」「おまかせで」「なんでもいい」と言われる側の負担は慮るべきではあります。
 当日の夕食の希望を聞かれ「なんでもいい」と答えるのが悪手であるように、作って頂く立場にありながら、内容を考える手間を相手に押し付けるのですから、ある種のマナー違反かもしれません。
 幸いなことに、わたしが継続的に「おまかせ」をお願いしている先生は負担には感じていらっしゃらないようなので、ウィン-ウィンかと思います。行きつけのバー? で「マスター、いつもの」と頼むぐらいの信頼感です。お酒飲まないのでバー行ったことないですけど。


 内容すべてが「おまかせ」でなくても、少しテーマの希望を出すぐらいでよいと思うのです。事細かに内容を指定するぐらいのこだわりがあるのなら、自分で形にした方が納得のいくものができそうですし。
 そのクリエイターの作品にお金を出してもよいと判断しているのですから、せっかくならオリジナリティを感じたいじゃないですか。



コメント

タイトルとURLをコピーしました