むかしは、よくおなかが痛くなっていました。小中学生の頃が特に多かったです。おそらくは母の体質の遺伝で、過敏性腸症候群です。たぶん。たぶんというのは、わたし自身は受診していなく、母が受けた診断結果から「まあ、そうだろう」と判断しているからです。
過敏性腸症候群と言いますのは、大雑把に説明すれば、緊張でおなかが痛くなるというようなものです。本当に大雑把な説明ですが。
自覚はありませんでしたが、昔から集団の中にいるというのが苦手だったようで、小学4~6年の頃は毎朝登校してはおなかが痛くなるというのが日常でした。時期を考えるに、クラスの女子からアレコレ言われていたのがストレスだったのかもしれません。遠足のような、普段と違う環境に置かれた際にも頻繁に腹痛を起こして困っていましたので、相当にストレス耐性がなかったのがわかります。
小学生が頻繁に「先生、おなかが痛いのでトイレに行きたいです」と言えば、クラスでどういう扱いを受けるかはわかりきっています。なので、結構な割合でガマンしていました。
中学では、部活の練習試合の度におなかが痛くなっていました。家を出るまではよいのですが、試合相手の学校に近づくにつれ、だんだん具合が悪くなります。試合をしたところで、どうせ勝てないのです。勝てなければ、顧問にどやされます。体を動かすこと自体が苦手でしたので、部活も楽しくありませんでした。本当に、練習試合は嫌でしたね。
試合で出かけた先で、お弁当の中身が無くなっていたことがありました。盗み食いされたのか、捨てられたのかはわかりませんが、「食べたらおなかが痛くなるので、まあよいか」と割り切れたのだけは、体質に助けられました。
高校時代の学級は……まあ別記事で触れていますが、それなりにストレスフルでした。しかし、小中のそれからレベルアップしたストレスに体の反応が追い付かなかったのか、おなかを壊す頻度はだいぶ減りました。テスト前とかは具合を悪くしていましたので、やはり緊張には弱かったのですが。
心的な負担がいちばん大きかった時期は、慢性的に貧血になっていましたので、これによる腹痛は多かったです。緊張ではなく、血が足りなくて消化器系がおかしな動きをしているような……。心的負担の詳細はここでは伏せますが、自業自得の汚名を背負うことになったわけなので、体調不良も罰のひとつだったのかもしれません。
冒頭に「むかしは」と置いていますように、いまはだいぶ頻度が減りました。体のほうがよくなったというよりは、それなりに図太くなってストレス耐性がついたのだと思います。職員でもお客さんでも、色んな人に会ってきましたからね。たいていのことはのらりくらりです。
役職がついたばかりの仕事や、知らない場所での研修に行かないといけない時には、おなかを壊すこともありましたが、日常的には問題が起きていません。
ストレス耐性はつきましたが、カップラーメンを食べたりするとおなかを壊すので、脂には弱いかもしれません。ケンタッキーやハーゲンダッツでも痛くなるので、脂だけでなく「高級品」にも弱そうです。そういえば、先日COCO’Sで外出した日も帰ってからおなかが痛くなっていました。「高級品」に耐えられない消化器です。もしかしたら高級なものを食べるという緊張に、おなかを壊しているのかもしれません。
過敏性腸症候群(推定)の対策は、ストレスや緊張の閾値を上げることです。能動的には何もがんばってこなかったわたしですが、受動的にはストレス耐性が身に着くという成長があったようです。腹痛にならない為には、不屈の精神が必要ということですね(だじゃれ)。
むかしはよくおなかがいたくなっていた

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