最初に断っておきますと、タイトルにつけました「フェチ語り」の記事は今回含め、だいぶ気持ち悪いものになっていますので、閲覧注意ということでお願いします。
特に女性ですとより不快に感じるものかと思いますので、間違ってここにたどり着いてしまったようでしたら、ブラウザバックをお願いします。
また、お読み頂けました方も、わたしの好みについては見て見ぬふり、見なかったことにして他言無用でお願いします。性癖をあまり開け広げにするのは、はしたないかと思いますので、どうかご容赦を。
また、今回からナンバリングするのをやめました。理由は、下書き時点で振った番号と公開順が前後する際の管理が面倒くさくなったからです。悪しからず。
今回は、わたしのフェティシズムに合致する理想のギャルゲをつくりたいという話です。つくりたいと思っているだけで、何も動き出していませんので、たぶん実現はしません。
性的嗜好に合致するギャルゲを求めて
ギャルゲ好きでぽっちゃり好き
前提として、わたしはギャルゲと呼ばれるジャンルのゲームを好んでいます。また、「ぽっちゃりした女の子が好き」というフェティシズムを持っています。くわしくはそれぞれ別記事で触れていますが、今回は表面的に「ギャルゲ好き」「ぽっちゃり好き」ということだけお分かりいただければ、話の内容はわかるかと思います。
ギャルゲ……主には美少女との恋愛をテーマにしたアドベンチャーゲームです。選択肢によって、物語の展開が分岐していき、複数のヒロインにそれぞれ個別のストーリーが用意されていることが多いです。
かわいい女の子を愛でつつ、あるいは主人公の奮闘を応援しつつ、文章を読みながらゆっくりプレイできるのが、わたしの性格に合っています。
ぽっちゃり好きのわたしですので、その手の属性があるキャラクターに特別な興味を持つ瞬間があります。……が、「美少女」が口にするところの「ぽっちゃり」とか「太っている」とかは、わたしの思うそれらと乖離があります。
「少しぽっちゃりしていることを気にしている」という設定があっても、立ち絵ではその様子は見られません。水着等の立ち絵差分でお腹周りの露出がある場合でも、きれいにくびれたお腹が描かれています。もちろん一枚絵でも、ぽっちゃりを思わせる描き方はそうそうされません。
まあ、わたしがギャルゲの類を邪まな目で見ているかというと、それもまた違うので、むしろ物足りないのがちょうどよいのかもしれません。しかし、それはそれとして、ぽっちゃりヒロインを主題として扱うギャルゲを求める心もあります。
「もっと!デブトピア」という作品
10年ほど昔の話になりますが、ヒロイン全員がぽっちゃりのエロゲ(濡れ場があるのでギャルゲとは区別しています)をプレイしたことがあります。探せば見つかるものですね。
多様な性癖に応える様々な「ジャンル」のエロゲを発売するメーカー わるきゅ~れの1作、「もっと! デブトピア」です。前作である「デブトピア(旧題 デププラス)」からコンセプトを引き継いたものになります。

攻略対象のヒロインは全員がデブっ娘(具体的にはBMI30以上)の三姉妹です。キャラクタープロフィールにBMI(肥満度の目安)が書かれているヒロインなんて、初めて見ました。
いわゆるデブ専向けの作品だけあって、設定どおりに立ち絵がしっかり太いです。上記画像を見ての通りです。太いキャラクターが、しっかり太く描かれるというのは、非常に大事なことです。すばらしい。視点人物になる主人公に「太った女の子しか愛せない」という設定もあり、ぽっちゃりをバカにするような言動がないことも評価したいところです。愛玩品のように扱う場面があるので、そこは同族嫌悪を覚えますが。
作品を見つけてプレイしたのは、もう10年以上前のことではありますが、「ぽっちゃりヒロインのエロゲ」として、そこそこに満足度の高い作品だったことは覚えています。一大スペクタクルだとか、緻密な伏線だとかのあるような物語ではありませんが、だからこそ、「ふつうの(ぽっちゃりした)女の子」としてヒロインが描かれていて良かったです。
作品コンセプトの都合上、濡れ場が多いことが、個人的な難点です。いえ、エロゲにエロシーンを求めないのが少数派であることは自覚しています。ただ、ぽっちゃりに限らずヒロインとの恋愛を魅力的に描写するにあたって、必ずしもエロが求められるわけではないと思うのです。
濡れ場のない作品が読みたい
わたしは、恋愛を主題として描くにあたり、濡れ場は必須のものではないと考えます。好き合うもの同士であったとしても、そういった行為に至ることは必然ではないと思うのです。仮に、性的な交わりをコミュニケーションの一部として持つとしても、それを描写する必要はないという持論があります。……個人的な好みとして、濡れ場のよさがわからないという理由ではありますが。
夫婦の間に子どもが生まれるという展開があったとして、そこで「そういった行為」を描写するのと、読者・視聴者が行間を推量するのとは違います。
悟飯やトランクスがいるからといって、その親たちの性事情に言及されることはありません。ゼロやタイガがいるからといって、セブンやタロウに濡れ場があったわけではありません。これらは次世代の誕生に主眼が置かれていて、そこに至る過程の描写が不要なのです。つまりは、どこに重きを置くかによっては濡れ場を描く必要性がなくなるのです。
恋人同士や夫婦間で、性的な交わりはあるものなのでしょう。しかし、作品としてそれを描写するかどうか、読者・視聴者がそれを求めるかどうかは別の話です。ジャンルがエロゲならば、エロを主題とする以上、その手のシーンは求められます。一方で、エロでなく恋愛に重きを置くのなら、濡れ場の必要度は低くなるでしょう。
わたしが見たいのは、性描写やその匂わせのない恋愛作品なのです。いえ、描写があるならあるで、テキストスキップなどしながらプレイはしますが。
ないなら自分で作るのが最適解
なにかを作るということ自体が好き
「出来はともかく」という枕詞が欠かせませんが、わたしはなにかを作るということが好きです。ええ、本当に、出来は見れたものではありませんが。
このブログでもあれこれ書いたことがありますが、ゲームを作ったり(出来は拙い)、カードゲームを作ろうとしたり(未完成)、絵を描いたり文章を書いたり、制作環境さえあれば曲を作ってみたりします。手先が不器用ではありますが、ごく簡単な工作なら、まあ何とかできないことはないので、DIYで棚を作ったりもします。下手の横好きの例として辞書に載せてもらえるような有様ではありますが、とにかく作ることが好きです。
作ることが好きというのなら、「濡れ場のない」「ヒロインがみんなぽっちゃりした」「ギャルゲ」という理想を叶えるために、自分で作るのが最適解ではないかと考えるのです。
しかし、言うは易しです。実際に作るのは簡単なことではありません。ゲーム制作の経験があるので、なにを用意すればよいかはわかりますが、それらを用意することが大変だというのもよく知っています。
キャラクター絵が最難関
テキスト、BGM、SE、背景……必要なものはたくさんありますが、いちばん力を入れたいのはキャラクター絵です。用意すべきものすべてが「創作」である以上、いずれも大変なものですが、キャラクター絵は最難関です。立ち絵にしても一枚絵にしても、あるいはパッケージにしても、「このキャラかわいいじゃん、ちょっとプレイしてみるか」とプレイヤーに思わせるとっかかりになるのがキャラクター絵だと思っています。
自分で描くのが難しいというのは当然として、仮に外注に出すにしても、なかなか難しいところがあります。理想的な「ぽちゃカワイイ」を表現してくれる先生を探す必要があります。その先生が、無名の素人が作ろうとしているゲームに力を貸してくれるという幸運が必要です。よしんば、そんな絵師が見つかったとして、金銭面のハードルは非常に高いです。表情・服装差分付きの立ち絵を複数、一枚絵を複数……それらの為に必要な拘束時間を考えれば、最低でも2桁万円は必要でしょう。気軽に出せる金額ではありません。
また、自分の考えた設定を他人に伝えるというのも気が引けます。実績もない奴が「このキャラはこういう設定があるので、こういう風に描いてください」と、プロに注文をつけるのは畏れ多いです。伝えられたとして「こいつこういうのが好きなんだ。引くわぁ」と思われるでしょうから、心中穏やかではいられません。信用して渡した書き物を回し読みされて笑いものになった時のことを思い出して、心がざわざわします。
外注のハードルが高いのなら、やはり自分で描くほかありません。以前にノベルゲームをつくった時は、立ち絵も背景も自分で描いたのですから、やることに変わりはありません。ただ、わたしの画力で理想の「カワイイ」が生み出せないというのが残念なところです。
少なくともテキストは自分の手で
なにを外注するにしても、キャラ設定だけは自分でやりたいです。できれば、テキストも。……まあ、skebのおかげでテキスト書きに対して信用があまりないので、外注の選択肢はないに等しいです。
自分の書いたものを大勢に見える形にするというのは、ブログを数年続けていればだいぶ慣れました。書き物を笑いながら回し読みされたというアレは、そこそこに嫌な思い出ですが、幸いにして滅多にフィードバックのないブログですからね。読んでバカにする人がいたとして、それがわたしに届かないのなら、ダメージはありません。
ただ、「こういうのが好きなんだ」と思われるのがやはり気恥ずかしく、かといって、あえて好みと異なるものを書いたのに「これが好きなのか」と勘違いされるのも嫌です。
わたしの書くものが面白くなるわけがないと、打ちひしがれているのがここ最近ですので、読んだ人間がそこまでの興味や感想を持つとも思いませんけれど。
キャラ設定は、「こういう感じでいきたい!」というのは決めてはいるのですが、現実的に考えると、立ち絵を減らす為にキャラを減らすかとか、背景画を減らす為に舞台設定を狭めるとか、削っていかないといけない部分が多いです。
いつかは叶うとよいね
願うだけならタダですから、いつか作れるとよいなあと思っておきます。何かを作るには、時間もお金もやる気も必要ですから、それらを用意できない内は実現しないでしょう。実現したところで、わたしの書いた面白くもないものを誰が読むわけですし。アイデアを温め続けて腐らせるのが関の山でしょう。
恋愛の行きつく先が肉体関係でないことを、恋情と劣情は必ずしも一緒でないことを、そして肉体を愛でるのでなくその精神性に焦点を当てたぽっちゃりヒロインを書きたい。作りたい気持ちだけはありますけど、結果が出せなければすべて無意義なものです。
まあ、いつかは叶うとよいですよね。いつかは。
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