ラッシュデュエルの魅力

カードゲーム





 おはようございます。年始から仕事が立て込んで嬉しいスクリームの典藻のりもキロクです。

 いつぞやは遊戯王を引退するとかしないとかいう話をしていましたが、年末のハイクラスパックを購入できたことで、ラッシュデュエルは再開してもよいかもと気まぐれを起こしました。

 年末年始の休みには毎日のように妻とラッシュデュエルができて楽しかったです。


 

 あと、関係ないですが、最近歯が痛い。右奥歯が痛い。




覚えやすいルール

 まず大きな魅力のひとつとして挙げたいのが、ルールが簡単であることです。

 歴史を重ねると共に九龍城のごとく増築されたOCGのルールと比べて、至極簡単なルールです。

 難解な言語で綴られたテキストや、複雑怪奇な効果処理が無いので、カードゲーム初心者でも触れやすいのでないかと思います。

 

 カードのデザインも大変わかりやすいです。

 レベル表記の見やすさや、発動条件と内容がはっきりと分けて書かれているテキストなど、カードの内容を把握しやすいデザインになっています。
 ある意味でユニバーサルデザインともいえるでしょう。



 その他にも、
・アプリ「デュエルリンクス」で浸透したスピードデュエルのように、メインフェイズ2がなく、モンスターゾーンと魔法・罠ゾーンが3つずつというのも簡易で触れやすい。
・通常召喚を1ターンに何度でも行え、召喚権の管理も必要ない。
・魔法はOCGでいうところの通常魔法とフィールド魔法のみ、罠も通常罠のみで仕様を覚えやすい。

 というのも気軽に触れやすい部分だと思います。


レジェンドカードの頼もしさ

 ウィラー・メット以外の誰もが認めるレジェンドである《青眼の白龍》に始まり、ラッシュデュエル基準で高ステータスのモンスターや強力な魔法・罠カードが「レジェンドカード」として実装されています。

 この「レジェンドカード」はデッキに1枚(各1枚ずつという意味でなく)のみ入れることができ、先に述べた通り強力なものばかりなので、その1枚で戦況を覆すことができるものになっています。


 とはいえ、あくまで現状のラッシュデュエルのカードプール内においての「強力なカード」なので、今後レジェンド内でも格差が生まれる可能性はあります。

 《炸裂装甲》とハノイの崇高なる力《聖なるバリア―ミラーフォース》が同格のレジェンドとして扱われていたりと、すでに完全ではないものの下位互換のような存在も生まれています。


 まあ、難しいことは置いておいて、小学生時分の切り札 or 手に入らなかった憧れのカードが再び「強力なカード」として使えるのは大変うれしいことです。


 難点があるとすれば、1カートンに何枚入っているかという低封入率なので、ゲームの付録や雑誌の応募者全員プレゼントといった機会でもなければ入手が難しいというというところでしょうか。

 後述するスターターでは安価にレジェンドカードが手に入るので、レジェンド難民の救済策もあります。

懐かしのカード

 ほぼOCGそのままの効果でラッシュデュエルに実装されるカードが数多く存在しています。

 《きのこマン》《闇の訪れ》《突風》等、レジェンド認定されるほど強力でない懐かしのカードも、現代風のイラストで新生して活躍しております。
 実装されている種類も豊富なので、懐かしのカードだけでデッキを組んで戦うこともできます。

 ラッシュデュエルが始まった当初、《地を這うドラゴン》が再び実戦で使える時がくるとは思いませんでしたので、非常に懐かしい気持ちになりました。

 あと、《ブルーポーション》や《火の粉》を名称指定するモンスターもいます。
 そんなモンスターが生まれる時代がくるなんて思いませんでした。

リメイクモンスターが魅力的!

 ラッシュデュエルにはOCGのモンスターカードをラッシュデュエル基準のステータスに調整し、装いを新たに復活させたリメイクモンスターが数多く存在します。

 《伝説の剣豪MASASKI》を名前をもじり、兜の前立てがクロワッサンになっているそっくりさんの《伝説の侍将MASAKI》。
 《ホーリーエルフ》が守備力を捨て、ボディコンを身に付けた《バブリーエルフ》。
 《青眼の白龍》を思わせる《青眼の白猫》。かわいい。
 《デーモン・ビーバー》が肉食になることで高い攻撃力を獲得した《デーモン・カルビーバー》。
 一見すると《エレキッズ》に見え……ずにポプ子に見える《エレキッス》。

 等々、懐かしのモンスターたちがリメイク……というよりパロディカードのような物が多く、イラストやフレーバーテキストだけで楽しいです。

 カードを集めるのが楽しいというのは、トレーディングカードとしてあるべき姿だと思う典藻です。


通常モンスターが活躍できる!

 ラッシュデュエルでは召喚権が無限であるが故に通常モンスターを手札で持て余しづらく、また、発動条件に通常モンスターを指定するカードも多く、無理せず通常モンスターをデッキに入れることができます。

 懐かしのモンスターやリメイクモンスターの他にもラッシュデュエル発の魅力的な通常モンスターもたくさんいます。
 なにが魅力的かといえば、主にフレーバーテキストです。

 初期遊戯王のような意味不明さや不気味さ、テキトーさとは少し違いますが、よい塩梅にふざけたテキストが散見され、非常に楽しいです。


 一例として、

  • 「高すぎるリース代」
  • 「左手の武器は一人で装着できない」
  • 「素人目に違いは判らない」
  • 「このところ、疲れがなかなか抜けません」
  • 「あっさりとしたその風味は通好みだ」
  • 「意外と速めのヒポポタマス」 (※こいつはEMのパロディかもだけど)
  • 「土器にモンブランを入れていたところ」
  • 「パァーっとしているエンジェル」
  • 「w」
  • 「あ~ん」


 等々。

 そんな楽しいカードや好きなカードを無理せずデッキに組み込めるのだから、嬉しくないわけがない。 
 誰だってそう思います。ワイトもそう思います。


カテゴリ

 本家OCGではずいぶん昔から当たり前になったカテゴリについては、ラッシュデュエルではまだそれほど根付いていないようです。

 特定のカード名を指定するカードは存在していますし、属性・種族・ステータスで指定するカードが多いため、実質的にはカテゴリ扱いのような部分もあります。

 とはいえ、ある程度ごちゃ混ぜにしてもデッキとして機能する古き良き遊戯王カードを楽しむことができます。
 繰り返しになりますが、好きなカードを無理せずデッキに組み込めるのはカードゲームを続けていくにあたって大事な部分です(※個人の感想)。

 また実質同カテゴリに属するモンスター同士でも、カテゴリ≠名称なので、昨今のOCGの「新パックが発売される度に名称・イラスト・効果を大量に覚えないといけない問題」がある程度緩和されます。
 カテゴリ名部分が共通している所為で名前を覚える際にこんがらがってしまうことが少ないです (※個人の感想)。


先攻ドローあり

 本家OCGでは数年前に消滅した先行ドローがラッシュデュエルには現存しています。
 「俺の先行! ドロー!」といえるだけで嬉しい。


毎ターン大量ドロー!

 ラッシュデュエルでは、毎ターン手札が5枚になるようにドローができます(※すでに5枚以上あるときは1枚ドロー)。
 気分は毎ターン《天よりの宝札》(原作版)。あと手札枚数の上限がないので、常時《無限の手札》です。

 有栖川くんも夢中になるわけだ。

 毎ターン手札が大量に補充されるので、一見ハンドレスコンボを阻害しそうですが、満足の民なら、きっと大量の手札をかえって有効活用するのでしょう。


参入障壁の低さ

 手札誘発や出張コンボパーツのような各種高額必須カードがOCGに比べて少ないので、比較的気軽に始められます。

 また、500円(税別)で販売されている7種のスターターデッキで、アニメキャラのエースカードや基本的なカードがある程度揃うのも嬉しい限りです。
 このデッキだけですぐにデュエルができます。《盆回し》は見習え。

 このスターターデッキには、全5種からランダムに1枚、レジェンドカードが入っているのも嬉しいポイントです。


おわりに

 以上、典藻の思うラッシュデュエルの魅力でした。
 その昔、マシュマロで凌いで半魚獣やサーモンで戦っていた時のような、懐かしい気持ちでデュエルに臨めるのが非常に楽しいです。

 一方で、昔の遊戯王では無かったような「攻撃力を100万ダウンさせる」という、ぶっ飛びなテキストのカードもあり、ヌメロニアス・ヌメロニアもびっくりです。
 《あまのじゃくの呪い》があったら攻撃力がとんでもないことになりますね!


 あと、かわいいシスターさんのカードがあるのが嬉しい。
 シスタルトに並ぶかわいさ。


 と、まとまりはありませんが、「ラッシュデュエル楽しいよ!」という話でした。
 なお、PRISMATIC GOD BOXPRISMATIC ART COLLECTIONを買えなかったことを根に持っているので、本家OCGの方はまだ復帰しません。

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