描いている内に絵が上達していたらしい

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 今回は、記事タイトル通りのひと言で済んでしまう話題です。つまりいつも通りです。お付き合いください。

 なんか、少しですが、絵が上達したようです。ええ、あくまで少しです。何事に対しても不真面目なわたしですので、何かを意識したとか、特別に熱心に取り組んだとか、そういうことはない……はずです。が、成果は出ているので、ヨシとします。人間社会において、重視されるのは成果・結果であって、過程ではありませんから。

 先だって、メガスターミーという新しいポケモンの存在を知りました。好きなポケモンが増えました。ポケモンはあくまで「モンスター」であるので、カッコイイ・カワイイのみならず、ああいった異様も輝いて見えます。実際、胸の発光体は輝くのでしょう。
 いたく気に入ったもので、勢いのままにメガスターミーの絵を描いたのです。手前味噌ながら、そこそこによい出来になりました。これを以て、「絵が上達した」と主張したいわけです。

絵の出来のビフォーアフター

 そのように訴えるのなら、経過をお見せしなければ話が始まりません。話題に沿って、ポケモンの絵で出来栄えのビフォーアフターを見て頂ければと思います。

 まず、2023年10月に描いたアブソルです。妻からは「妖怪っぽさがある」という評を頂いています。デジモンの公式絵に憧れて、「影の部分をベタ塗りする」を試していました。

 同月に描いたロゼリアです。ここまでに何枚か描いていて、背景が真っ白なのが寂しいからと色々試している中で、こんな感じになりました。巧拙はさておき、お気に入りです。

 1年経過し、2024年の9月に描いたシャンデラです。のちに、置きハロウィンイラストとしてツイッターに投稿しました。背景をぼかすこと、画角が証明写真のようにならないように気を付けること、炎などの効果や装飾で余白を減らすことを学んだ後のものです。

 2025年、つまり今年の1月に描いたドレディアです。先ほどのロゼリアと同じく、色々試している中でこんな感じになりました。出来に関係なく、試行錯誤がみえるところがお気に入りなのも同様です。

 ようやく本題のメガスターミーです。つい先日、2025年10月中旬に描いたものです。2年前に描いたアブソルから見て、だいぶ見映えがよくなったように思います。まさに文字通りの「自画自賛」ですが。
 宇宙人(仮)であるところから、得体が知れないのにヒト型に近いモンスターとして「中にヒトが入ってそうな体格」のイメージで描きました。絵の巧さという視点で上を見ればキリがありませんが、過去の自分と比べれば、間違いなく上達しています。

「なんか気づいたら」としか言いようがない

 冒頭の繰り返しになりますが、上達に至るにあたって意識したことや熱心な努力というものはありません。「なんか気づいたら」としか言いようがありません。

 自作カードゲームや自作ノベルゲーム(どちらも作業が頓挫していますが)の制作にあたり、見映えのよい線や塗りを求めて、その技法についてインターネット検索を試みたことがあります。しかし、文章の読めないわたしですので、「ははは、なに書いてあるかさっぱりわかんねーや」というように理解が及びませんでした。文章がまともに読めないということは、マニュアルも読む気にならず、絵を描く際に使用しているCLIP STUDIOの機能も「使いながら覚える」という具合です。便利なデバイスであるはずのタブメイトも使いこなせていません(とはいえ、使っていて作業がはかどることは間違いありません)。

 メガスターミーの絵につきまして、色塗りの作業中に唐突な思いつきがありました。「線画のレイヤを複製して片方をぼかしたら、なんかよい感じになりそう」、「色域選択と選択範囲の反転で線画の内側を選択して、なんかブラシを使ったらトーンシート貼ったみたいになりそう」、「複数種類のぼかしを重ねたら、エフェクトが塩梅よく目立たなくなりそう」と。
 それらを試してみたところ、「なんかよい感じ」になりました。語弊がありますが、ぼかしがあると色塗りのバランスがおかしくても少し誤魔化せる気がします。

 作業のしやすいレイヤ分けや、それらをフォルダで管理できることも、何枚か描いているうちに思いついたことです。教本(またはそれに準ずるwebサイト)は読めないので参考にできませんが、それはそれとして、やっている内に気づきを得ることができています。習うより慣れよ、でしょうか。

 描いている内に気づいたことといえば、「線や色の情報量が多い方が、一見した際の見映えがよい」という当たり前のことがあります。直近で描いた誕生日祝いのファンアート(便宜上そのように呼びます)の際には、見映えのよさの為に、普段より線と色が多くなるように描いたつもりです。巧拙はさておきというお決まりの文句は付きますが、見映えはしていると思います。視線を誘導したい装飾品が目立つように、ほか部分と色かぶりしないようにするというのも、うまくいっている……はずです。

 頭の悪さゆえに座学に向きませんし、向上心の無さと怠け癖ゆえに努力というものができないので、作業中によい思いつきをするという幸運がなければ、上達はしなかったと思います。何事も運任せというのは褒められたことではありませんが、まあ、それでもよい成果物が出来ています。
 大体の場合において、思いつきは描いている最中に訪れるので、気が向いたときに描いてみるというのはやっていてよかったです。

よくわかっていない機能もいつか知る日がくるかもしれない

 CLIP STUDIOを使っている内に、色域選択(最近気づいて多用している)や対称定規(見つけてからわりと経つけど使いこなせない)などの機能を発見しました。それらが「あの機能を使ったら効率化できそう/よい感じになりそう」という思いつきに繋がっています。

 「あるのはわかっているけど、どう使うのかわからない機能」があります。「あとから見つけて、早く知りたかったと思うまだ見ぬ機能」もあると思います。ソフトを触っているうちに、それらに対しても何かしらの気づきを得ることもあるでしょう。そうなれば、目に見える成果に繋がりそうです。

 さしあたっては、「なんか使えそうで、使い方がわからない機能」であるマスクについて何かを知る日が待ち遠しいです。あれが使えると、効率面で非常に大きなメリットがありそうです。まあ、また1年ぐらい描いていれば、機能について知るタイミングもくるでしょう。

 その時はまた「なんか気づいたら絵が上達していた」と思えるかもしれません。そんなことを繰り返して、死ぬまでには自作カードゲームと自作ノベルゲーム、あとバ美肉アバターを完成させたいですね。

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