ウルトラメテオを求めて【ウルトラマンオメガ】

変身玩具
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 7月になりましたね。もう半ばを過ぎましたが、7月ですので「なりました」と言っても許されるでしょう。ええ、7月ですね。

 7月といったら、なにを連想しますでしょうか。海の日ですか。つまりは曽良くんの笑う日ですか。わたしとしましては、ウルトラマンの季節です。
 ここ10年ぐらい、毎年7月はウルトラマンの新TVシリーズの放送が始まる時期なのです。今年は「ウルトラマンオメガ」の放送が開始しました。本日時点で放送されている2話まで観た範囲では、とても面白く、作品としてお気に入りのウルトラマンのひとつになりそうです。

 番組としての面白さはいったん置いておきまして、この手の子供向け番組は玩具の販促を目的のひとつにして制作されています。そうです。新しいウルトラマンが活躍するということは、新しい玩具が売り出されるということなのです。

 今回は、7月に発売されたウルトラマンオメガの玩具のひとつ、「ウルトラメテオ」の話になります。

ウルトラメテオとは

 ウルトラメテオは「ウルトラマンオメガ」の作品内に登場するアイテムです。オメガが地球人の姿から、本来のウルトラマンの姿に戻る際に、変身アイテムであるオメガスラッガーに取り付けて使用します。作中描写がまだ少なく、どういった経緯で生まれたのか、どういった作用が働いているのかは不明です。変身に使用するオメガメテオのほか、味方の怪獣に関連したものが作中に登場すると明かされています。

 作品内で登場するかは不明ですが、玩具として発売されているウルトラメテオシリーズには、歴代ウルトラマンが描かれているものがラインナップされています。例年であれば、先輩ウルトラマンの客演回などで使用されるものですが、本編中に客演・コラボがなかった「ウルトラマンブレーザー」の存在から、玩具として発売されているからといって必ずしも作中に登場するものとは限りません。
 また、年によってはラインナップされる歴代怪獣のデザインのものも、現状発売されていません。

玩具としての魅力がある

 個人的に、特撮ヒーローの玩具を購入するに至る理由は3つに分類されます。
 まず、作中での活躍の描かれ方が素晴らしく、ファングッズとして手元に置きたくなるというものです。直近では「仮面ライダーガヴ」のゴチゾウがあてはまります。
 ふたつ目に、ギミックやプレイバリューに魅力があり、玩具としての出来のよさから買いたくなるものです。「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」のテガソード様はこれです。
 そして最後に、惰性で買い揃えるものです。あまりよくない分類なので、これについては例を挙げませんが、作中での扱いに魅力がなく、玩具としてもそれほど面白くないものです。

 今回取り上げているウルトラメテオは、ふたつ目にあてはまります。作中描写が少なく、ごっこ遊びの魅力は薄いのですが、玩具として訴求するものがあります。

DX玩具との連動が魅力的

 玩具としての魅力から購買意欲をかきたててくれるウルトラメテオですが、いちばんの魅力はDXオメガスラッガーとの連動にあります。DXオメガスラッガー自体が、ウルトラマンの変身アイテムのDX玩具のなかでも上位のお気に入りになっているのですが、連動音声を楽しむために必要なのがウルトラメテオであるわけです。

 オメガスラッガーにウルトラメテオを取り付けることで、メテオに対応した音声がスラッガー側から鳴ります。劇中のようにオメガメテオを取り付ければ、ウルトラマンオメガへの変身遊びができますし、メテオカイジュウ(というらしい)のメテオを取り付ければ、アーマーチェンジ(をするらしい)の音声が鳴ります。
 また、変身音のほかに光線音なども鳴らせます。

 そして、作中ではまだ登場していない歴代ウルトラマンのメテオを取り付けた場合は、そのウルトラマンの変身音・掛け声・光線音・カラータイマー音を鳴らすことができます。これが素晴らしいのです。
 昨年のアークキューブにも、歴代ウルトラマンの描かれたものが多数ありましたが、(基本的に)鳴るのは変身音だけでした。今回、掛け声・光線音があるだけでも嬉しいのに、カラータイマー音まで聞けるというのはホスピタリティ溢れる玩具です。

 連動音声が豊富であるというのは、メテオひとつ買って出来る遊びが多いということで、そのぶんコストパフォーマンスに優れると言えます。

 ウルトラメテオがあればあるほど、お気に入りの玩具であるDXオメガスラッガーのプレイバリューが引き出されるのですから、そりゃあ集めたくなります。

サイズは小さい

 ウルトラメテオは、特撮ヒーローの変身アイテムの連動玩具としてはかなり小さいサイズです。同期の仮面ライダー、戦隊の玩具と比べてもその小ささがわかります。ウルトラメテオ単体では音声も鳴りませんし、変形ギミックも無いため、かなり小さいです。

 昨年のウルトラマンの玩具であるアークキューブと比べてもかなり小さいです。アークキューブのほうは、単体で音声が鳴るものがある都合上、スピーカーや電池を内蔵するぶん大きくなっているとも言えます。


 材料費の高騰により価格に対して作れるサイズがこれなのかもしれませんし、作中再現でペンダントにできる作りになっている点からあえて小さくしているのかもしれません。

 小さすぎて、子どもの玩具としては紛失や誤飲が怖いところではあります。まあ、男児向けの玩具としては小さめであるというだけで、プリキュアなんかの方ではこのぐらいのサイズ感のものもよくあるので、そう心配するものでもないかもしれません。キュアデコルとかキュアラビーズとか、小さかったですものね。懐かしい。

 しかし、小さいことにはメリットもあります。以前の記事(https://norimoblog.com/sikiriseries/)で紹介したSIKIRIシリーズのSIKIRI20にきれいに収まります。見映えはあまりよくありませんが、ばらけないように小物を収納できるのはとてもよいです。

飾って楽しめる

 自立する形状の為、スタンドなどを別途に用意する必要もなく、気軽に飾ることができます。集めて数が増えていく玩具としては、飾りやすいのはありがたいです。特に歴代ウルトラマンのグッズとして見るのなら、お気に入りのウルトラマンを飾れるのはよいですね。サイズの小ささも、場所をとらずにデスクに飾れるという利点になります。

 デザインとして、各ウルトラマンのいわゆる「ぐんぐんカット」が描かれています。昭和・平成・令和の各世代のウルトラマン(タイプチェンジ含む)が商品化されていて、非常に集めがいがあります。たくさん集めてもよいですし、好きなウルトラマンのものだけを持っておくのにもよいです。

ウルトラメテオを求めて

 そんな魅力的なウルトラメテオですので、是非とも手に入れたいと思い、先週の仕事帰りにイトーヨーカドーに立ち寄りました。そこなら食玩版もガチャポン版も置いてあるだろうという考えです。ああ、しかし、発売日から数日が経過していたこともあり、食玩版は売り場に全種は揃っていませんでした。

 まあ、たくさん集めたいという欲求に反して、懐具合は厳しい為、食玩版とガチャポン版をそれぞれ2つだけ買おうという心づもりでした。「2つだけだからね」というのは、どこか小さな子どもに対するお母さんの言葉のようであり、冷静になると「いや2つも買ってもらえるとかブルジョワな子どもだなあ」と自分にツッコミを入れてしまいます。
 そんなどうでもよいことを考えながら、「2つだけ、2つだけ……」と自分に言い聞かせ、売り場に残された食玩版から2つを選びました。ガチャポンも、2回で目当てのラインナップを引き当てられるよう念じつつ回してきました。

 そうして持ち帰った戦利品がこちらです。食玩版は直近2作の先輩ウルトラマンであるアークとブレーザーを選びました。ガチャポン版は目当てのティガとともに、エース兄さんが当たりました。欲を言えば、ガチャポンのほうでトリガーも当てたかった……!

 先の通り、DXオメガスラッガーと連動して、各ウルトラマンの対応音声が鳴ります。やはり掛け声やカラータイマー音が聴けるのはよいですね。

 掛け声といえば、食玩ブレーザーメテオのパッケージに書かれている「ルロロロォォイ!!」が素敵です。そうです。ブレーザーといえば、やはりこの掛け声です。連動音声として、しっかりオメガスラッガーからも鳴ります。非常によい。

おわりに

 以上、ウルトラメテオがよい玩具であるという話でした。ウルトラマンの連動玩具を集めたくなるのは随分久しぶりなので、はりきって収集したいです。

 今回は計4つを購入するに留まりましたが、諸々の出費の予定がないタイミング、つまりはお財布に余裕のあるタイミングがあれば、また買い足したいと思います。そのタイミングがくるまでに売り切れないとよいなあ。

 できれば、好きなウルトラマンのデザインのものだけでも揃えられると嬉しいです。はやくもティガは手元に来てくれましたし、幸先はよいです。同じく好きなウルトラマンであるオーブオリジンのメテオが発売されるのが待ち遠しいです。

 番組も楽しめていますし、玩具も魅力的で、これから半年間はウルトラマン熱を持って過ごすことになりそうです。毎年言っている「今年こそは池袋の夏のイベントに行きたい」を、今年こそ叶えたいですね。

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