予約していた変身ベルトの玩具が届きました。当時品から仕様をアップデートしたSUPER BEST 変身ベルト DXガタックゼクターです。「ガタックかっこいい! おもちゃ欲しい!」と思った頃には当時品は販売を終えていましたし、その後に発売された「大人の為の変身ベルト」であるCSM版は高価で手が出せず、長らく手に入らなかった憧れの品のひとつです。
憧れの度合いの話はさておき、こういった変身ベルト等の玩具で遊ぶとき、操作の様子や仕様を妻に説明することがあります。
このガタックゼクターも、さっそくに腰に巻いて一通りの操作をして遊びました。「古い金型だからか、バックルにベルトを付けると外せなくなるタイプ」とか「バックル自体はカブトゼクターとも互換可能」とか「劇中では加賀美は『ここ』を指ではじくように操作する」とか「こう構えてから、バックルにセットするときにはゼクターの向きが変わるから、カット割りで持ち替えている」とか、あれこれ話すのを、妻は相槌を打ちながら聞いていてくれます。
日頃から「これとこれは一見同じだけど、ここが違って……」とか「これは値段の割に遊べる要素が少ない」とか色々な話を聞いてくれます。「こんなの(作中に)出てたっけ?」とか「こう構えて、こう!」とかと付き合ってくれます。これがとても嬉しいのです。わたしの話を「面白い」と興味を持って聞いてくれるのは、妻ぐらいなものです。
きょうは玩具の話でしたが、これに限らず、作品の感想であったり考察であったりにも付き合ってくれます。
これは好きな表現ではありませんが、自分への皮肉も込めまして、「理解のある彼くん」であると妻を評してみました。他人からの理解を求めるばかりで、何一つがんばれていない自分への皮肉です。妻は笑ってくれました。嗤うのではなく、笑ってくれました。話を聞いてくれるだけでなく、こうしてバカにせずにいてくれる数少ない人のひとりでもあります。
センスがずれている所為か、「人の心」とやらがない所為か、わたしのジョークはジョークとして受け止めてもらえないし、わたしの話を「面白い」と言ってくれる人もいません。それを飽きずに聞いてくれる人の存在は、自尊心の保全に欠かせないものです。
何かの役割を演じることなく、ただ思うままに話すことができる大切な時間です。
玩具語りにつきあってくれる妻

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