今回はある意味でほぼ私信になりますが、個人ブログですのでお許しください。伊達や酔狂で毎年サーバー代払っているのですから、好き勝手にやらせてください。
書き残しておきたい思いというものがあります。それがご不快でないのなら、見える形で残します。
敬愛するへるべちか先生に以前に「シスターさんを描いてください」と依頼しました際、通称「ねこシスターさん」を描いて頂きました。
これがとてもかわいい。うつくししかわいい。
ええ、見ればわかることですね。今すぐご覧になるとよろしいですよ。かわいいので。
髪の毛やしっぽの質感ですとか、瞳孔が縦になっているところですとか、キャラクターデザインのバランス感覚ですとか、人物・背景ともに描きこみの細かさですとか、とかとかとか。
わたしの語彙では「かわいい!」「きれい!」「うつくしい!」しか出ませんので、そちらの感想はほどほどに。
記事タイトルが「感想」でなく「感じたこと」になっているのは、絵に対しての感想とは似て非なる、絵を見て感じたことについてが主題になるからです。
先生に描いていただくものは常に期待の上をいくものでして、小田和正の曲のいちフレーズのごとくになるわけです。
それでですね。常に最高な絵の中でも、このねこシスターさんで特に強く感じたことがあるのです。
キャラクターや世界(風景)の生きる一瞬を切り取ったものがイラストなわけですが、そういった一枚絵として非常に美しくまとまっている、と。
わたしの趣味であるTCGにあてはめてしまって陳腐な表現になってしまうかもしれませんが、先生のイラストのカードがほしい、と。
遊戯王をはじめとして25年近く様々なカードやそのイラストを見てきたわたしです。「1枚のカードイラスト」として素晴らしいものをたくさん見てきているはずです。「カードにすることを前提に描かれたイラスト」に並んで、カードサイズのしっかりした紙に印刷された(欲を言うならホロ加工とか箔押しとかがされた)ものを手元に持ちたいという欲に駆られるものでした。異常カード愛者。
ねこシスターさんで強く感じたというだけであって、それまでに描いて頂いたものにも「一枚絵としての仕上がりが良すぎる」とは感じておりました。しるくさんのイラストを描いて頂いた時にも、「ソシャゲの最高レアのカードとして無償石を全部消費しきった後に無課金の誓いを破らされそうなかわいさ」という感想を持ちました。
現物のあるトレーディングカードでも、実体のないデジタルカードでも映える縦長構図できれいにまとまった一枚絵なのです。
わたしには絵のことがわかりません。技術面ですとか、創作論ですとか。あくまで見るのが主体で、描く側に立つ者ではありませんので。
しかし、そういった作り手側の工夫を想像できない身としても、「なんか理屈はわからないけど好き!」となる絵なのです。
この「感じたこと」が数年来あたためてきたアイデアに結び付きました。
まず、カードゲーム好きの身としては、生きている内に自分の手でカードゲームを作りたいじゃないですか。それで、様々な個人制作のものが溢れ、個人でも安価(安価ではない)で印刷所にカードの発注ができるよい時代です。
つまり、わたし自身がカードゲームを作れば、素晴らしい一枚絵をカードとして手元に置くという願望も叶うわけです。
(もちろん、先生が『カードのためのイラスト』のお仕事を受けて下さればという前提を忘れてはなりませんが)
いざ制作をはじめてみて諸々の面で行き詰まっていますので、願望は願望のまま、また数年あたためることになりそうですが。
まあ、わたしの願望の話に逸れましたが、主なところは「一枚絵としてきれいすぎる」ということです。
記事をお読みくださった方におかれましては、ぜひぜひ先生のイラストをご覧いただければと思います。わたしの言いたいことも伝わるかと思いますので。
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