Vtuberとしての名乗り口上をどうするか(2)

V活動





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 Vtuberとしての名乗り口上が出来ました。直近2回の配信で使用しているほか、ツイッターの自己紹介文の欄にも載せています。個人的には上出来でお気に入りです。誰に何と言われようと、お気に入りです。

 Live2Dモデルがあり、名乗り口上があり、だんだんとVtuberっぽくなっていますね。中身は伴っておりませんが。

何事も勢いと見切り発車

 回線工事を待つ間、そして胃痛の為に休んでいた間のこと。もう何回目かの人間関係不全を起こして、しょげていました。どう取り繕ったところで、わたしは「そういうやつ」なのだと再認識する機会になりまして、まあ、よかったのかもしれません。

 大事にしたいと思って、実際日々考えを巡らせ、そのように振舞っていても、詰めの甘さと認識の齟齬により、自分でぶち壊しにしてしまいます。普段は味方のように振舞って、肝心な時に役に立たない裏切り者ですから、あからさまに敵だとわかる相手より悪質です。

 「自分を卑下すると視聴者をも貶めることになる」、「自分を好きになってくれるかもしれない人を悲しませないためにネガティブな名乗りはしない」ということを考えていましたが、そんなもの、無駄でしょう。自然体だと他人を傷つけるという性質上、付け焼刃で形だけの誠意なんて、むしろ無い方がよいくらいです。

 そういうことがわかりましたので、ネガティブ解禁としました。解禁ったら解禁です。気分が落ち込んだ勢いのまま、動きます。そこで動かなければ、しばらく名乗り口上を用意できそうにありませんでしたから。何事も勢いと見切り発車、どんぶり勘定の典藻キロクです。

ネガティブマシマシこそ自分らしさ

相互不理解 イトなしカイト

人畜有害 ヴィシャス・ガイ
あなたの親しき敵対者 典藻キロクでございます。
趣味でブログをやっています。嫌いなものは人間です。
通りすがりの皆々様方、見知って頂き恐縮です。
他生の縁もございましょう。どうぞよろしくお願いします。

 と、名乗らせて頂いています。実際の配信で聞いて頂けますと伝わるかと思いますが、語感がよいです。声に出して小気味よいです。自画自賛。自傷自虐自嘲自縛は、やはり何とも、わたしらしいです。自分らしさは大事にしませんと。

 当初、「イトなしカイト」は「糸なしカイト」の表記のつもりでした。文字通り、糸のない(切れた)凧のことです。配信活動に際しての目標を失い、ただ風に飛ばされるだけの今のわたしにちょうどよいです。それが糸でなくイトとしましたのは、やや無理やりな当て字が可能だと思いついたからです。
 「イトなしカイ」と読ませられるのではという閃きです。愛なき怪人……まさしく、わたしを表すに相応しいものかと。どうでしょう。素晴らしいダブルミーニングになっていると思いませんか?

 もともと使っていた「意味なし価値なし~」の名乗り文から要素を残したいと思いまして、「人畜有害」も取り入れています。あちらも長らく使っていたものですから、それなりに思い入れもありますもので。

 そして肝心なのは、「あなたの親しき敵対者」です。これは外せません。わたしのスタンスをあらかじめ表明しておこうというものです。

僅かばかりの誠意として

 わたしは誰にとっても味方でなく、いかに親しげに振舞おうとも、いざとなれば「敵対者」になるのだと、あらかじめ伝えておくことは大事なことでしょう。反省をもとに考えた次第です。大事なものを大事に出来ない、イトなしカイですからね。(気に入ったフレーズなので、繰り返し使いますとも)

 今後、万が一にも「典藻キロク」を好きになってくれる人、つまりはファンができたとしても、わたしは決して大事に出来ないのだということを表明する為の名乗りです。卑下もしますし、敵対者を自称しますし、人間嫌いも公言します。「わたしは、厚意に対して誠実な反応ができないですよ」と知らせておく、僅かばかり、なけなしの誠意です。

 お互いに無駄に傷を負うことのないようにするための予防線です。
 他者への愛はなく、やさしさもなく、誠意もなく、軽薄で嘘つきで、不義理なわたしであるということを、名乗りで知って頂ければよいなという願いを込めております。

 あなたの親しき敵対者 典藻キロクをよろしくお願いします。

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