たぶん胃を悪くしていた(解決済)

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背中とみぞおちの痛み

 先だって、猛烈な背中の痛みに襲われていました。
 インターネット検索に頼り、あてはまる症状を照らしていったところ、どうも胃を悪くしたようでした。胃が悪いのに背中が痛むのか? とは思いつつ、まあそんな感じでした。

 当日以前より、「なんだかわからないけど全身、特に背中が痛い」という日は何度かありました。筋肉痛や寝違えにしては筋の痛みではありません。個人的な痛みの経験で近いのは、コロナやインフルエンザで高熱を出した時に背骨に沿って発生した痛みでしたが、今回は熱発がありません。

 骨が折れているわけでもなさそうですし、目に見える出血もありませんから、「まあ痛いだけなら力仕事はできるし」と思い、平常通りに仕事をしていました。

 その謎の痛みのピークがきたのが、9月中旬頃のことです。
 先述の通り、力仕事自体はできるものの、仕事中ずっと痛みがあり、帰宅後に程度がさらに増しました。波もなく、あまりにおさまらないので、前々から異状を感じていた心臓がついに悲鳴をあげたかと思うほどでした。

 痛みの強い部位は背中とみぞおちあたりで、体表面から触っても程度に増減はありません。ただ、胃のあたりに触れると、全力疾走後の心臓の拍動のように激しく動いているのがわかりました。

 そこでインターネットの知識に頼ったところ、まあ胃を悪くしているということで間違いないだろうと素人判断を下しました。
 

原因の心当たり

 痛みに汗が浮いてきたので、せめてのんきな思考に切り替えようと「いやあ、ついにわたしも胃を痛めるようになったか。社会人として一人前だな、はっはっは」と構えてみました。が、それでよくなるわけもなく。

 対症療法として手のひらで温めてみたり、横になって休んだりしていました。しかし、立っていても座っていても、はたまた臥していても痛く、だったら何をしていても変わらないだろうと、放置気味だった下書きを仕上げ、投稿しました。ブログ休止前に立て続けに更新した記事3本です。


 痛いのは困りましたが、心臓と違って突然死するものではない(たぶん)ので、翌日に病院にかかるべく、原因の心当たりを探りました。変なものを食べたということはありません。ぶつけたり転んだり、強い衝撃を受けたということもありません。

 となれば、胃痛の原因としてポピュラーな心的ストレスでしょうか。

 これに関しては、心当たるものがあります。そうですね。人間関係のストレスです。

 職場の40代女児の件……はカタが付きました。対・お役所のやや面倒くさい仕事が進行中ではありますが、特段不安はありません。となれば、残るはプライベートでの人間関係です。

 ここ1年は、顔も知らない相手……を害する周辺人物に腹を立てたり憎んだり、それに前後しての心的負荷で心が荒むことが多いです。特に、直近では「憎い」という気持ちが止まりません。かといって、「憎いやつを全員殺してやる!」という短絡的な発想には、あまり至りません。対象の名前も顔も知らないのですから、デスノートがあってさえ無理な話です。

 では現実的に、当事者を憎き相手や心身の不調から助けられるのかといえば、それも難しいことです。そもそも、遠く離れた赤の他人に対して差し伸べられる手などないのです。それを思えば思うほど、現況の元凶である過去現在の登場人物が憎く、平静でなくなります。見も知らぬ相手を憎むというのは、案外ストレスがかかるようです。

原因がわかれば解決策も見える

 なるほど人間関係のストレスかと自身で納得したところで、痛みの度合いは変わりません。仰向けでもうつぶせでも、横を向いても痛いので、夜半を過ぎてまんじりともせずに思考を巡らせていました。

 原因がなんとなくわかった以上は、解決策もわかります。人間関係が原因なら、その関係を捨ててしまえば、心身の不調は改善するでしょう。
 憧れのヒーローに倣うのなら「どうする? 二度と関わらないか、このまま不調オレに倒されるか」です。
(ちょうど胃=『ストマック』の話題ですし)

 そのように問いかけられたのなら、悪役わたしとしては、答え方の様式は決まっています。「関わらずにいることなんて、できるわけないだろ」です。となれば、あとは必殺技を受けて爆散! ……できれば綺麗なのですが、現実ではそうもいきません。


 爆散しない以上は、このまま痛みを抱えて、時間が解決するのを待つのもひとつの手ではあります。しかし、時間をおけばおくほど、心配や不安とは募るものです。同時に憎悪も膨らみます。
 その憎悪の原因を取り除くことができるのかといえば、繰り返しになりますが、それは難しいでしょう。当人も周囲も、わたしから見れば、あくまで他人の人生です。関わりようがありません。

 慰めや励ましの言葉に大した効力がないことも、これまでの積み重ねでわかっています。なんならば、それは本来わたしの領分ではありません。そういうことは、もっとちゃんとした人たちに任せるべきものです。
 しかし、卑屈になっていたところで問題は解決しませんし、痛みも除けません。なにかしら出来ることはあるでしょう。幸い、痛みに頭が冴えていたのか「なにかしら」に見当がつきました(後に見当違いであったとわかりますが)。役に立ちそうな案が見つかったのなら、胃の痛みに繋がる憎悪の原因を除けるかもしれません。気持ちが少し軽くなったからか、いくぶんか痛みが和らいだ気がしました。まあ、それでも眠るには痛すぎるので、引き続き「どうせ眠れないなら」と夜中だというのにゴソゴソと行動を始めました。

その後は快方へ

 行動後、多少の安堵からか、あるいはひとつごとに集中できたおかげか、眠れる程度の痛みになっていました。翌朝、痛みは残っていたものの、ピーク時に比べれば軽いものでしたので、病院にかかることもせず、今に至ります。
(あとから、結局、当夜の行動は的外れだったとわかりますが、一晩の間気持ちと痛みが和らいだので無駄ではなかったということで)

 「たまに発生していた謎の痛み」が「胃からくるもの」とわかった為、消化のよいものを食べることを心がけていたこともあり、だいぶよくなりました。大根おろしはいいぞ。納豆とあわせても豆腐とあわせても、あるいは醤油なしの単品でもおいしく食べられます。なにより、すり下ろす作業の間、無心になれるので心的ストレスが軽減されます。

 痛みがひいて、心の余裕もできましたので、こうしてインターネットに戻りブログも再開できています。受診していないので、本当に胃が悪かったのかは不明ですが、結果オーライということにします。

 ……あとから大きな問題になる爆弾がないことを祈りつつ。

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