快晴・上昇・ハレルーヤ(芸人)

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 おはようございます。遊戯王直撃世代のおじさん、典藻のりもキロクです。

 テレ東版の遊戯王アニメがはじまって、ルールがあまりわからないなりにカードで遊んでいた懐かしき時代。あの頃はよかったですね。……いえよく思い出すと、わたしを対象にした陰口悪口揶揄やらなにやらが多かった時期なので、そんなによくも無いかもしれません。
 まあ、今となっては「対象にならない」を獲得したわたしなので笑い話……いえ嗤い話ですが。

 ところで、皆さまは「快晴・上昇・ハレルーヤ」をご存じでしょうか。
 そうですね。アニメ「遊戯王GX」の最初のオープニングテーマですね。セロリうまいしの空耳でお馴染のあれですね。オーシャンライナー。

 しかし、今回は当該楽曲ではなく、同名のお笑い芸人の方々についてのお話です。
 今回もまた思いついたことを書いていくだけの雑記です。



 本題ですが、先に名前を出した通りなのです。そうなのです。「快晴・上昇・ハレルーヤ」という芸人の方々が活動されているのを見つけてしまいました。遊戯王GXのキャラクターのコスプレをした方々です。
 はじめて見た漫才の動画で、遊城十代E・HERO フレイム・ウィングマンに扮した人物の2人で演じていらしたのでコンビなのかと思っていましたが、ほかの動画ではE・HERO ネオスも登場していました。トリオなのかもしれません。

 はじまりは数か月前のこと。Youtubeに投稿されていた遊戯王GXを題材にした漫才で興味を持ちました。どこかの屋上らしき場所で、「恩返しデュエル」を取り入れた漫才をするという動画でした。絶妙なクオリティのコスプレと、遊戯王を知っている人以外には多分何が面白いのかわからないだろうネタに思わず高評価ボタンを押していました。
 よいですよね、恩返しデュエル。わたしも好きですよ。
 
 して、どうして今回記事を書いているのかといえば、ネオスを交えた3人での新しい漫才がYoutubeに投稿されていたからです。懲りずに遊戯王の漫才です。馬鹿のひとつ覚えナノーネ。数か月振りにその存在を思い出したので、記事を書こうと思ったわけです。
 嘘です。
 本当は動画のタイトルに記された「遊戯王GX 20周年」という文字に「20周年!? 嘘だ! そんなに時間たっていな……本当だ!!!」と衝撃を受けたからです。衝撃増幅装置。
 


 トリオ名は上記の通り、GXの主題歌と同じになっています。同名なので楽曲と芸人とあわせて3枚までしかデッキに入れられないので要注意です。
 Youtubeやツイッターでのアカウント名には「遊城二十代」の表記もあります。こちらは、劇中で異世界から帰還した後の大人びた十代を指してファンの間で呼ばれているニックネームのひとつですね。その「二十代」を名乗っているのに、ネタの中での振る舞いは異世界編以前の「十代」のテンションだったりするアンバランスさもまた味わい深いです。



 各コスプレのクオリティは非常に、なんというか、こう、絶妙です。
 決して「細部まで作り込まれた完璧なコスプレ! アニメから飛び出してきたようだ! これで実写化できる!」などとは褒められない出来。しかし、キャラを知っている人が見ればひと目で「十代だ! フレイム・ウィングマンだ! ネオスもいるぞ!」となる程度には特徴を捉えています。このちょうどよい塩梅の、少し脱力する感じに好感が持てます。




 わたしはYoutubeに投稿されていた漫才2本しか見ていないので、かの決闘者デュエリストたちの活躍を十分に知っているわけではありません。
 それを前提にした感想ではありますが、それほど一般に広く浸透しているわけでもないだろうGXや各シリーズを題材にした漫才というのは、非常に挑戦的だなと感心しました。ある意味においてのストロングスタイルです。ストロング石島よりストロングです。

 モノマネのクオリティが高いわけでもありません。というかモノマネではありません。あくまで遊戯王を題材にした漫才というだけです。遊戯王のモノマネを期待するなら某パチモン集団の方々を見た方がよいです。なんなら、撮影環境の都合か動画内では声を張っているわけでもなく、だからこそ勢いで誤魔化すということもしていません。GXのキャラっぽい恰好をした大人が遊戯王ファンにしか伝わらない漫才をしているというだけの動画でした。だからこそよいのですが。
 少し知っている程度で作られた雑なパロディ作品(ネタ)よりも、面白さの伝わる先を限定してでも作品愛から作ったネタのほうが、見ていて気持ちがよいです。

 個人的に好きなのは、漫才の中でゼアルを代表するセリフとして用いられたのが「かっとビングだ! オレ!」ではなく、「レベル4のモンスターが2体。くるぞ、遊馬!」だったところです。ツボを押さえていますね。おそらく、配役上2人で並んで言えるセリフである必要があっての選出かとは思います。それでも「オレと!」「私で!」「「オーバーレイ!」」というまっとうな決めセリフでないところは、やはりよいですね。どうせ一定の層しか笑えないネタなら、つきつめるのは一種のファンサービスであると思います。

 一方で同じく漫才の中でのVRAINSの雑な扱いもまた乙なものです。わたしはVRAINSも好きですが、シリアス一辺倒の作品と主人公でネタがそれほど豊富なわけでもないので、あれぐらいでちょうどよいのかもしれません。

 まあ、一言にまとめるのなら、「ガッチャ! 楽しい漫才だったぜ!」となりますでしょうか。





 決して万人受けするネタではありませんが、少なくともわたしはクスリと笑うことができました。GXに心を熱くしたあの頃のワクワクを思い出したかのような気持ちです。
 限られた時間や環境で撮られたであろう動画、試行錯誤の結晶で笑うことができて、満足です。
 遊戯王漫才で、みんなの未来に、笑顔を……。
 

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