おはようございます。悔しさ半分、恨めしさ半分の典藻キロクです。
急になにかと言いますと、記事タイトル通りに賃貸トラブルの話です。
わたしの自転車が管理会社によって勝手に捨てられました。悲しいですね。
あれは昨年の夏のこと。
放置自転車の整理ということで、A4のプリントが玄関郵便受けに投函されていました。
自転車に貼り紙をするので、それが期日までに剥がされていなければ放置自転車と見做して撤去するという旨のようでした。
わたしは今のアパートに越してきてからは、自転車を使用する機会はほとんどなくなっていました。
なにせ、日々の大体は職場と家の往復です。週末に妻と出かけるとしても、買い出しを兼ねるので荷物を積み込める自動車が優先されます。
なので、自転車を使うのはごくたまに移動時間や積載量を気にせず、かといって散歩とも違う自由な気持ちでの外出をするときぐらいでした。具体的には半年に1回くらいの気分転換のひとつです。あとは、仕事の内容によって駐車場所から現場まで距離がある場合にマイ自転車を社用車に積んでいくこともありました。
それぐらいの使用頻度なので、自転車が処分されたことに気が付くのもだいぶ遅れてしまいました。夏を終えて秋を越えて冬のさなか、今年の年始の仕事に使おうとしたところ、自転車が無い。まさかと思い管理会社に外見の特徴を伝えて確認すれば、放置自転車として処分したとのこと。
おかしいですね。貼り紙はしっかり剥がしていましたのに。
貼り紙を剥がしていなければ放置自転車として撤去するという話だったと思ったのですが、なにか違ったのでしょうか。この疑問を管理会社にぶつけたところ、「貼り紙は2度行ったので、1度剥がしただけのものは放置自転車としてみなした。しっかりと2度目の案内を投函したので、こちらに落ち度はない」とのこと。
そうかそうか。2度目があったのか。
…………いや、それはやはりおかしな話ですね。投函したという2度目の案内を受け取った覚えがない、というのは難癖になってしまうでしょう。ですが、もうひとつ明らかにおかしな部分があります。
今回の記事内で画像を載せています案内文と貼り紙ですが、そのそれぞれに「一度全ての~貼紙をいたします」という文章が書かれています。
「一度」です。二度目があるとは予告されていません。一度であると明言されています。
時に、当ブログの常連の皆様には周知のことかと思いますが、わたしはTCGを趣味とする者です。カードテキストに「1ターンに1度」や「デュエル中に1度」と書かれていれば、当然ルールに従って1度しか処理を行いません。テキストに従って処理を行うという、その癖が悪かったのでしょうか。あるいは、管理会社の発行したものにテキスト外ルールが存在したのでしょうか。騙し討ちのようなものを受けてしまいました。
これ、長期の出張や旅行で期日までに「二度」の貼紙を剥がせない場合も容赦なく処分されてしまう仕様なのですよ。怖いですね。
もちろん、契約書のなかに「入居者の財物を勝手に捨てることがある」だなんて書いてありません。契約書での断りのないこと、適宜の案内にも予告の無い「二度目」をどうしたら回避できるかと聞けば、「名前や連絡先のシールでも貼っておいてください」との返答。なんだそれ。
あの自転車、買って何年も経っておらず、ボロではありませんでした。以前の職場にいたときに買ったもので、当時の自宅から職場まで片道16kmを走ってみたり、やはり仕事でいくつかの現場に行ったり、ある種の苦難を共にしたものでした。引っ越してきてからはたまにしか使わなかったけれど、その使用の度にメンテナンスをしていました。
それが理不尽に捨てられました。悔しいし、恨めしいですね。
入居者の財物を勝手に捨てて開き直るような管理会社ではありますが、賃貸である以上、こちらとしては衣食住の「住」を人質にされているようなものです。引っ越すというのもそう気軽な話ではありませんし、もし「文句があるならでていけ」と言われてしまえば、とても困ってしまいます。
騙し討ちのような方法で自転車を捨てて「落ち度がない」と言うような管理会社ですから、正直、置き配の荷物など「部屋の外」に置かれるものについてはいつ持ち去られてもおかしくないと考えています。
新しい自転車は買っていません。指定通りに「名前や連絡先のシール」を貼ったとして、まだ見ぬ後出しじゃんけんようなルールによって反故にされないとは限りませんからね。
アパート等にお住いの皆様におかれましては、管理会社にご注意を。
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