ここのところ、心臓あたりに違和感があります。痛みを感じるということは少ないのですが、動悸がしたり、鼓動が気になって眠れなかったり、あるいは違和感としか形容できないモヤモヤがあったりします。
とはいえ、案外呑気に生きています。不意に心臓が痛くなった時は「デスノートに名前を書かれたか?」などと思うだけの余裕はありましたし。いえ、書かれる覚えは当然あります。終身不名誉ストーカーの汚名を雪げるわけもないのですから、明確に悪人判定です。これを妻に言ったら何ともいえない苦々しい顔をしていましたが。
職場の人間は冷たく、わたしが具合を悪くしていても無関心ですが、別部署の人からは「病院に行った方がいい。若いからって過信してはいけない」と注意をされています。そう言われてみて初めて「発熱のない体調不良でも病院にかかってよいのか!」と気が付くぐらいには自身に鈍感です。
先週の土曜日、午前中だけ診察をしている内科を訪ねようかと思っていたのですが、支度をしているうちに外出する気力がなくなってしまい、結局受診しておりません。
痛みはなくなって違和感程度におさまっているのですから、無理に受診しなくてもよいのでないかとも思います。毎月社会保険料を払っているのだから具合の悪い時ぐらいお医者様のお世話になってもよいでしょうと息巻いていたのですが、思い直しました。
お上が高額療養費を引き上げる云々という話を聞きます。ひどい話です。
わたしのようなものが少々具合が悪いぐらいで医療の恩恵を受けようとするから、財源が逼迫するのです。違和感などというふわふわしたものでなく、もっと苦しい思いをしている人の為に使われるべき財源のはずです。「体に違和感があるから病院に行こう」という軽い気持ちが、ほんとうに医療を必要とする人に迷惑をかけるのです。感染拡大のおそれがある症状でもないのなら、我慢したほうがよいでしょう。
診断名がつかない内は少なくとも「病気ではない」状態です。症状がいくらあろうとも、医師が診断を下さない限りは確定していません。病気ではないのなら、病院に行く理由はありません。
わたしの体の頑丈さを思えば、きっと病気の類ではなく「気のせい」なのでないかと。
仮に病気であったとしても、心因性なら「職場の人間関係が原因だね。仕事辞めなさい」、それ以外の要因なら「少しは痩せろ」と言われるのが関の山です。特別なスキルがあるわけでなしに簡単に職を手放すわけにもいきませんし、痩せようと思ってすぐ痩せるなら体型を揶揄される人生など送りません。
つまり、素人の浅知恵の範囲で予想されるお医者様の忠言ですら活かせないのです。なら、受診してもしなくても結果は変わりません。
憧れのヒーローのセリフに「病院に行こう」というのがありますが、これを言われた人物ぐらいに見るからに変調をきたしたなら、まあ受診する資格はあるのかもしれません。劇中準拠なら手遅れですが。
ということで、高額療養費の引き上げが云々の記事を読んで、受診を控えようと思い直した話でした。
病院に行くか行くまいか

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