仕事用に、新しい工具箱を買いました。売り場に並ぶものを見比べて、数分悩んで決めた1500円ぐらいのものです。
これまで使用していた物が、元々は別の目的で用意したけれど工具箱にもちょうどよいからと流用した物だったので、数年を経て、ようやくちゃんとした工具箱を買いました。
従来のものも、コンパクトかつ非常に頑丈でよかったのです。わたしが上に座っても壊れないどころか凹みもしない強度でした。
しかし、大きさの割に重かったのです。重量と頑丈さはトレードです。
新しい工具箱へ工具を移す作業の、なんと楽しい事でしょう。
たくさん入ること、しっかり収まること、容量に余裕があるから取り出しもしやすいこと。そしてなにより、新しい箱というのが心を躍らせます。
いつの頃からかわかりませんが、わたしは「いれもの」が好きです。
箱だったり、缶だったりといったいれものを好みます。今は多少落ち着きましたが、何を入れるかも決めていないのに、100均で「よい」と思った箱を買ってしまうということも少なくありませんでした。
カードゲーム趣味も相まって、デッキケースやストレージボックスも好みです。こちらも、最近は買うこともなくなってしまいました。
あまりいれものを買わなくなった今だからこそ、今回、新しい工具箱を買ったことに心が潤います。
自分で何かを買えるような、自由なお金のなかった幼少の時分には、ヨーグレットの空き箱にデッキを入れたり、母からあてがわれた使い古しのタッパーに何やら詰めたりしていました。
いれもの自体も好きですが、そこに何をいれるのかを考えたり、「よい感じ」に収めたり、それを持ち運んでみたりも、もちろん好んでいます。
空っぽのいれものは、これから何を収めようかとワクワクさせてくれます。
何かを入れたいれものは、その達成感に満足をさせてくれます。特に、中身が見える透明ないれものに「よい感じ」に収められたときは嬉しいものです。↓のような工作も、その好みからくるものです。
カバンもまたいれものです。
一部の仮面ライダーが変身ベルトをアタッシュケースにいれて持ち運ぶことに影響を受けて、現在の通勤カバンがアタッシュケースだったりもします。
当時使う予定もなかったのに、ゴスロリ趣味の影響で買ったかわいいスーツケースもあります。わたしは未だに使う用事がないので、主に妻が、仕事や冠婚葬祭での遠出の際に使っています。
ところで、部屋を大きないれものと見ることができるかもしれません。
こう考えると、部屋に荷物を詰めて溜めて留めてしまうという癖も「いれものに荷物を収める」ということの拡大版のように思えます。
そんな具合で、いれものが好きという話でした。
新しい工具箱、よいです。
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