アパートにいるハチと共生したい(2)

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 今朝もハチが営巣する様子を見つつ、「彼ら? 彼女ら? にがんばっているのだから、わたしも仕事に行かないと」と自分に言い聞かせ、出勤しました。朝からせっせと働く姿に励まされます。なんのかんのと襲ってきませんし、よい隣人関係を築けていました。

 仕事から帰ったら、巣がなくなっていました。つい今朝方は元気に建築作業に勤しんでいたハチたちもいなくなっています。3ヶ月ほど同じ敷地内に暮らして、すっかり見慣れていた景色が急に失われました。えもいわれぬ喪失感を覚えています。
 先だっての大雨を乗り越え、雨上がりには水抜き作業? を暗くなっても続けていたハチたち……。見かけるたびに「お疲れ様です」と声をかけていました。アパートに入居している人間(妻以外)よりも、ハチにあいさつした回数の方が多かったかもしれません。

 巣に一番近い部屋に住み、毎朝毎夕、顔を合わせていたわたしが害されることはありませんでした。妻も同じくです。お互いに見て見ぬふりで共生していけると思ったのですが、ほかの入居者や管理会社は考えを異にするものだったようです。どうせ撤去するのなら、あれだけ労力をかけて大きくなるのを待たず、もっと早くに「ここでは共存できない」と示せばよかったのに。

 仲良くはなれなくても、ヒトに害を為すまでは共生していきたかったです。

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