わたしは体型いじりをされるのが嫌いです。よりわかりやすく言えば、「デブいじり」をされるのが嫌いです。小学生の頃、当然のように「デブはバカにしてよいもの」「太っているなら体型いじりをしてもよいもの」という空気があり、とてもイヤでした。
「デブいじり」をされるのが嫌い……と、ここまでは多くの方に共感して頂けるものと思います。
もちろん、いじる側だったてめーらには言っていない。去れ。
さて、わがままなことに、わたしは「痩せた?」と訊かれるのもイヤなのです。「デブ」と罵られたり「太った?」と笑い混じりに訊かれたりするのと同じぐらい、ダイエットの成果を他者から評価されることがイヤです。イヤの程度は同じでも、その質は異なります。「痩せた?」と訊かれると、答えに困るのです。
かれこれ9か月ぐらい継続中のダイエットの成果が出ているのか、最近「痩せた?」と訊かれることが増えました。病気や薬の副作用で痩せたのでなく、望んで行ったダイエットであるなら、胸を張って成果を口にすればよいとお思いでしょうか? わたしはそれがイヤなのです。
考えてもみて下さい。わたしのようなものが「はい、痩せました。実はここのところ、ダイエットをしていまして……」などと答えたのなら、どうせ笑いものにされるに決まっています。(被害妄想)
「いまさら少し痩せたところで何も変わらないでしょ?」「えー、ダイエットの必要なんてないと思うけどなー(半笑い)」などなど……。見下された挙句、ダイエットの成果が出ている筈なのに婉曲的にデブいじりをされるに違いありません。(被害妄想)
絶望した! 太っているだけでバカにされる社会に絶望した!
……そういうわけですので、「痩せた?」に対する答えは「へへ、夏バテですかねぇ。へへへ……」です。まあ、摂取カロリーの制限をしている=食べる量が減っているということで、大枠で見れば嘘はついていないでしょう。
なんでもかんでも、相手の態度を悪く受けとりすぎる自覚はあります。しかし、表面はにこやかでも、内心で見下していたり陰でコソコソと悪口を言い合うのが人間というものでしょう? 付き合いの長い相手ならともかく、仕事でたまに会う程度の人間を信用しろというのは、中々の難題です。
と、いいますか、これが女性相手なら「痩せた?」もセクハラになり得るでしょう。なぜにわたしが相手なら言っていいと思っているのでしょうか。太っているとも痩せているとも、他人の体型について気軽に言及しないでほしいです。
「痩せた?」と訊かれるのもイヤ

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